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比例で復活って、なに?

投票結果がでました

衆議院選挙ではすべての開票が終わり、当落に決着がつきました。

僕は、公約や活動をみて、金村さんに一票を投じました。

金村さんは6万票あまりで10万票の田中さんにつぐ第2位の得票数でしたので、がんばったけど、残念ながらダメだったかーと思っていたら…

夜中にみると、比例で復活当選しているではありませんか!

思わずツイートしてしまいました(^^♪

比例区ってなに?

小選挙区では善戦しながらも落選したと思っていたら、比例区で復活当選とは…。

ところで、比例区ってなんなんだ!

知人からもそんな質問もあったので、あらためて調べました。

現在の日本では、衆議院と参議院の選挙で、比例代表制が導入されています。比例代表制では、各政党の得票率に応じて議席数が決まります。得票率とは、獲得した得票数を有効得票総数で割った値です。
比例代表制の長所は、死票を少なく、少数意見を反映しやすい点が挙げられます。
一方 短所としては、小政党が分立し、政権が不安定になりやすいと言われます。
日本の比例代表制における議席の配分方法は、ドント式と呼ばれる方法で行われます。

比例代表制のしくみより引用

比例代表 南関東ブロックでは、定員が22です。得票率によって、獲得議席が割り当てられるため、以下のとおり、維新が3、国民が1となりました。鈴木敦さんは神奈川唯一の候補で小選挙区で4位ながら、比例復活当選しました。

党派 獲得議席 得票率
自民   9  34.9%
立民   5  22.3%
維新   3  11.7% → この3議席で金村さん当選
公明   2  11.5%
共産   1   7.2%
国民   1   5.2% → この1議席で鈴木さん当選
れ新   1   4.1%

では複数、落選したなかからどの候補を選ぶかというと、候補者名簿と惜敗率から選ばれます。

政党を選ぶ比例選では、全国11ブロック(定数6~28)ごとに各党の得票数を集計し、各党が作成した候補者名簿に従って議席が配分されます。名簿順位は、各党の裁量で決めることができます。当選させたい候補を上位で処遇することも可能で、自民党では、候補者調整で選挙区から出馬ができなかった人を名簿上位に登載するケースが多く見られます。
 小選挙区の候補者の多くは比例選の名簿にも名を連ねます。これを重複立候補と言い、名簿には小選挙区の候補者が同じ順位で登載されることがよく見られます。この場合、選挙区で敗退した候補者のうち、惜敗率が高い順から復活当選します。これを比例復活と言います。

維新の名簿順位1位の人は10人のうち、惜敗率が高い人から当選します。金村さんは、南関東ブロックの維新のなかで名簿順位1位のうえに惜敗率も66.3%で第1位だったので当選しました!(画像はnhk.or.jpより)

キャプチャ1

鈴木さんは、惜敗率が28.6%だったものの、南関東ブロックの国民のなかで名簿順位1位のうえに惜敗率が第1位だったので当選することになったのです(画像はnhk.or.jpより)

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維新、躍進!

今回の衆議院選挙では維新が11から大幅に数を増やし41議席を獲得しました。金村さんが、比例で復活したのは、維新の政党名を書いた人が一定数いたからです。維新は、大阪では、小選挙区で大勝利だったものの、関西以外ではひとつも取れていません。でも比例では票が投じられていたので、全国で議席を獲得することができました。

比例代表 近畿ブロックでは得票数33.9%でトップ→獲得議席10
比例代表 東京ブロックでも得票数13.3%で3位→獲得議席2
というように、北海道以外の他のブロックでも、それぞれ1~3の議席を獲得し、比例で合計25議席獲得しました。
今回の選挙で、維新は、大阪の地方政党から全国政党へと進み始めていると言えます。

おかげで、関東の金村さんはついに国会の門をくぐることになりました!

ちなみに、神奈川10区の他の候補の方の「声」ものせておきます。悲喜こもごも、立候補して戦った姿はみなさんご立派でした!




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