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今日から東証再編で「東証1部」がなくなる

本日2022年4月4日、東京証券取引所は、1部・2部・ジャスダック・マザーズ市場が終わり、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場となり、新しい取引がスタートしました。

今回の改革に関して、東証側の狙いは「世界の投資家が使いやすく親しみやすい市場」を作ることだそうです。とくにプライム市場は「多様な機関投資家が安心して投資対象とすることができる潤沢な流動性」にその根拠を見い出すとのこと。東証1部の上場維持基準が時価総額10億円以上だったのに対し、プライムでは持ち合い株などを除いた流通株式時価総額を基準にし、10倍の100億円以上に引き上げたそうです。

プライム市場(グローバル企業向け)1839社。
  ほとんどが東証1部からの移行組など

スタンダード市場(国内を中心に事業展開する企業向け)1466社。
  日本経済の中核を担う企業で東証2部銘柄からの移行組など

グロース市場(新興企業向け)465社。

ただし「上場企業を絞り込んで欲しいという投資家の意向より、最上位市場に居続けたいという発行体(企業)や取引所の意向が優先された再編となってしまった」ようで、経過措置が設けられたことで、新基準をつくるも東証1部企業の約8割がプライムに移行することになったようです。

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