リミックスポイントの太陽光パネル供給元はあの大企業だった

この「リミックスポイント研究所」をみてリミポに興味を持ち株を買いましたという人が非常に多く、うれしく思っています。

今回は新電力の雄を目指す方向に大きく舵を切った（と思われる）リミックスポイントが太陽光パネルの設置やＰＰＡを行うときにそのパネルはどこから供給されるのかという謎を追ってみたいと思います。

蓄電池は中国のSOLAX製Ｊ１ＥＳＳ－ＨＢという機種を日本でＯＥＭして販売しているようです。スペックが全く同じで形もそっくりなので間違いないでしょう。

太陽光パネルは組み立てに専門知識や工場が必要なのでＯＥＭせずに依頼していると思います。
その相手を調べていたのですが実は発表されていました。

2023年３月期　第１四半期　決算補足説明資料
の22ページにサンテックの名前で太陽電池モジュール（太陽光パネル）をお届けすると書いてるじゃありませんか

いつもは穴のあくほど決算補足説明資料を見るわけですが前年４Qの利益が凄かったため本年１Qの利益の少なさに見る気をなくしてしまっていたので見逃していました。

ロゴが同じなのでこの会社でしょう

太陽光発電のサンテックパワー (suntech-power.co.jp)

このサンテックですが実は以前は中国企業で世界３位の太陽光電池・太陽光発電システム製造メーカーでした。中国サンテックパワーの経営者は有能で太陽光の時代が来るとシリコンを１０年分抑え太陽光ブームで他社が材料高騰に苦戦する中、巨額の利益を上げていました。

２０１０年の最盛期には１５７２メガワットの発電量を誇り、５０８万世帯分の電力を賄う大企業に成長していました。

しかし２００７年の世界金融危機には勝てずだんだんと売り上げを減らしていたところに、中国製の太陽電池パネルに対するアメリカ合衆国の反ダンピング（不当廉売）関税導入が襲い、中国太陽光バブルの終了は決定的になりました。不運なことに大型詐欺にも遭遇してしまい2013年3月19日、転換社債の債務不履行を起こしこれが決定打となりました。

会社更生法により生産を継続するほか、サンテックパワーグループはこの他に無錫地方政府出資の製造子会社、日本法人への製品供給は継続し、販売済の製品の製品保証も継続されています。

江蘇順風光電科技という大きなグループに買収され資本注入rされた今では安定的な経営を続けているようです。決算を見ても大きく持ち直しており内容は悪くないですね。

親会社のHPを見ると
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太陽電池モジュールの生産能力は、世界トップクラスの10GW以上を誇ります。
製造ラインの自動化で生産性や品質の安定性を高めています。
最新の大型セルを搭載したモジュール生産にも対応し、ニーズの変化に迅速にお応えしています。
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という頼もしい文字がありました。

光を取り込める太陽光パネルなど画期的な商品を開発しています

私は次世代のゲームチェンジャーであるペロブスカイト太陽光膜を抑えるためにリミポがどの相手と組むのかを観察していました。日本で言えば東芝、積水化学、パナソニック、カネカなど大企業が生産に名乗りを上げ始めています。しかしそんな会社はリミポを相手にはしないでしょう。

となると中国企業しかありません。中国企業が強い理由は良いものと分かれば投資を惜しまないからです。そして性能が低い段階でも製品化してしまいます。最初から完璧を求めずまずは出してみてだんだん性能を上げればいいという考えですのでスピードで勝てるわけはありません。

現状の太陽光パネルは様々な問題があります。廃棄の問題、天候の問題、
重量の問題、災害時の事故の問題・・・これらを一気に解消できるペロブスカイト太陽光膜は間違いなく研究しているであろうし、早いうちに発売もしてくれると思います。

またサンテックパワージャパンは設置の経験なども豊富で大規模な現場も多数経験しており、オーストラリアでバーチャルＰＰＡを成功させるなど様々な最先端の技術を持っているので、新たに電源開発を行うリミックスポイントの助けになってくれることは間違いないでしょう。

オーストラリアで初のバーチャルPPA｜サンテックパワー　太陽光発電システム (suntech-power.co.jp)

日本の会社で
最先端の技術を持つ親会社があり
設置経験が豊富で
大規模案件もこなせる

今の段階ではベストな相手と組んだと思います。