2021年10月1日金曜日
ある人たちの栄光、もしくは功績はいいものを書くことにあり、
別の人たちのそれは何も書かないことにある。
ジャン・ド・ラ・ブリュイエール
バートルビー的人間。職場に住んでしまう、どこにも行かない、何もしない。
「せずにすめばありがたいのですが」
何かリクエストすると、途端に、これを言って断る。何もしない。
そういう、バートルビー的作家として、全く作品を書くことない作家たちがうようよ。
一行も文章を書かなかったソクラテス、19歳ですべての著書を書き上げ、最後の日まで沈黙し続けたランボー、めくるめくような4冊の本を書き、その後36年間私生活の片鱗をも隠し続けたサリンジャー、ピンチョン、セルバンテス、ヴィトゲンシュタイン、ブローティガン、カフカ、メルヴィル、ホーソン、ショーペンハウアー、ヴァレリー、ドゥルーズ、ゲーテ…。共通する「バートルビー症候群」を解き明かし、発見する、書くことの秘密。書けない症候群に陥った作家たちの謎の時間を探り、書くことの秘密を見い出す―異色世界文学史小説。フランスの「外国最優秀作品賞」受賞作。
抑制、制御。
今日は書くことをやめなければならない。どうも興奮しすぎている。文字が燃え上がり、わたしの目の前で踊っているからだ。
『ヤーコブ・フォン・グンテン』ヴァルザー
なんの本をリンクしてあるか、わからんな、amazonリンク表示せえへん。
エンリーケ・ビラ=マタス
amazon co jp の方が表示がおかしいのだな。
是非に及ばず