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【フェルミ推定③】扇風機の市場規模

こんばんは!総合コンサル3年目のおちょんこぽんです
フェルミ推定シリーズ第3弾ということで、今回は扇風機の市場規模
にチャレンジしたいと思います

扇風機って、クーラーに駆逐されつつある気がしますが、
個人的には首振りモードで風が来た時のこそばゆさが好きで、
夏場に利用しています(。・・。)


1. 前提条件


家庭用の扇風機を対象とし、例えば定食屋などにあるような法人が保有する扇風機は対象外とします。

また、ハンディタイプのものや首から下げるタイプのものも対象外とし、
昔ながらの設置タイプの扇風機のみを試算の対象とします。

フェルミ素人おちょんこぽんの回答のため、
間違えている点は多めに見てください…

2. おちょんこぽん's 回答メモ

2.1 基礎となる式

計算の結果、設置型扇風機の市場規模は300億円と算出されました。
対象となる設置型扇風機については市場が成熟しており、
既存の買い替えによって売上が形成されていると考えます。

具体的には、
【①日本の世帯数】×【②世帯当たり扇風機保有台数】
÷【③扇風機の平均耐用年数】×【④扇風機の平均単価】
で計算しており、
それぞれの数値は4,000万世帯、0.7台、7年、7,500円です。

2.2 各因数の考え方

【①日本の世帯数】
=【日本の人口(1億2千万人)】÷【平均世帯人員(3人)】
4,000万世帯と割り出せます。

【②世帯当たり扇風機保有台数】及び【③扇風機の平均耐用年数】は、
世帯人員ごとに検討していきます。

世帯人員2名以下(1人暮らし、夫婦暮らし等)の世帯:60%
・平均保有台数:0.5台
・平均耐用年数:8年
(原則設置されているクーラーだけで不足はなく、利用頻度も低い)

世帯人員3名以上(夫婦+子供、三世代世帯等)の世帯:40%
・平均保有台数:1台
・平均耐用年数:5年
(1LDK以上の部屋を想定。
 クーラーの冷気を行き渡らせるために比較的高頻度で利用している)

よって、以下の数値となります。
平均保有台数:0.6×0.5+0.4×1=0.7台
平均耐用年数:8×0.6+5×0.4=7年

【④扇風機の平均単価】は、世帯所得で検討していきます。
富裕層(10%):
・ダイソンの高級扇風機をイメージして、30,000円とおきます。
not富裕層(90%):
・家電量販店で売られている扇風機をイメージして、5,000円とおきます。

よって、【④扇風機の平均単価】
=7,500円

3. おまけ情報

通常どおりリアリティチェックを実施しようと思ったのですが、扇風機の市場規模に関する情報が見つからず…省略します

今回の回答メモでは対象外としましたが、近年登場した
ハンディタイプ扇風機や法人保有の扇風機についても検討すると、
フェルミ推定後のケースで施策を検討する時に実施しやすいと思います。

以下のnoteがとても参考になったので、貼っておきます。

本日もお付き合いいただいた方、ありがとうございました!

終わり


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