見た2021年夏アニメと満足度

今までTwitterで簡潔にツイートしていましたが、今回からはここに書いていきます。

その前に、微熱のアニメ事情についてですが、2010年から受験期を除いて結構観てきました。特にここ数年は1シーズンに10~20本くらい観てます。好みのジャンルは以下の通り。

よく観るジャンル: ファンタジー、アクション、ストーリーが重厚なもの
あまり観ないジャンル: 青春、ラブコメ、スポ根、いわゆる「なろう系」

タイトルとあらすじが面白くなさそうでも、そんなことなかったりするアニメが多いので、第1話はできるだけ観るようにしてますが、なろう系については「タイトルバイバイ」しちゃうのが多いです。観ても、当然のようにゲーム的な用語や表現が出てくるのが面白くなかったり、主人公の性格が気に入らなかったり...。でも僕より若い世代には今人気なんでしょうね。

それでは2021年夏アニメの僕の満足度です。星3つで評価します。
★★★: とても満足
★★☆: 満足
★☆☆: もう一声

ネタバレあり。

『SCARLET NEXUS(1クール目)』★★★

ゲーム発売と同時に始まった作品。徐々に秘密が明らかになっていき、安定して面白さを維持している。物語の雰囲気は『GOD EATER』に近い、SFサスペンスアクション(?)。

『ひぐらしのなく頃に卒』★★★

去年の『ひぐらしのなく頃に業』に続き観てます。旧シリーズは観てないけど、ニコ厨なので主なキャラクターは知っている作品。
まず『業』についてですが、ひぐらしがいわゆる「ループもの」だということを知らなかったので驚いた。どうりでいろんなキャラクターが死ぬシーンがあるわけだ。また、「出題編」「回答編」という構成も知らなかったので、最終話まで謎が多く残ったままで不安でしたが、『卒』が発表されて安心しました。

『卒』についてですが、『業』で起こった出来事をしっかり説明してくれてよかった。雛見沢症候群や鷹野が所属する組織などのくだりは旧作を観てないのでわからない。結局のところ、沙都子のわがままによって引き起こされた悲劇(茶番劇?)でしたが、最後は梨花と沙都子がお互いに納得する形で和解できてよかった。この作品のテーマである「些細な過ちや勘違いが大きな悲劇につながる」のがよく伝わった。14話で、ここまで(視聴者も)溜め込んできた互いの気持ちをぶつけ合うシーンは特にスッキリした。

『NIGHT HEAD 2041』★★★

美麗な音声・映像エフェクトとともに繰り広げられる超能力バトルと緊張感のあるストーリー展開が素晴らしかった。
OPとEDも良い。

『平穏世代の韋駄天達』★★☆

いま最も勢いのあるアニメ会社、MAPPA制作の作品。韋駄天(神)と魔族の頭脳戦とバトルを楽しむアニメ。1話最後のレイプシーンなど、"凄まじいエロシーン"がときどきあるが、原作者が『異種族レビュアーズ』と『小林さんちのメイドラゴン』のタッグだと知って納得した。
イースリイ(CV緒方恵美)の「緒方節」が強すぎて「それでいいのか?」と思ったが、最初だけだった。
序盤は韋駄天サイドが圧倒的な強さで魔族サイドを壊滅させるが、魔族サイドのブレインであるミク(その見た目で「ミク」は面白すぎ)などは逃げ延び、反撃のチャンスを伺う。最終話は魔族が反撃を開始。韋駄天サイドのブレインであるイースリイ、とポーラが拉致されひどいことをされる。イースリイはともかく、何の罪もないポーラを痛めつける原作者の鬼畜ぶりには震えた。
続きは気になる。OPは映像・音楽ともにすばらしい。

『出会って5秒でバトル』★☆☆

異能バトルものはけっこう好きなので観てた。主人公の能力がありきたりな最強能力じゃなく、頭を使わないといけないもので面白い。
アクションシーンの迫力がいまいちで、作画も不安定。3Dモデルでなんとかクオリティアップを図っていた(のだと思う)のは個人的には高評価。
ただし、OPで10秒以上かけてタイトルが出てくるのはとても退屈だった。

『Sonny Boy』★☆☆

これを100%理解して楽しめた人はいるのか。雰囲気は今冬の『ワンダーエッグプライオリティ』に似ているが、それよりも難解。監督が好きにやって、視聴者置いてけぼりな作品。とにかく説明不足で、「結局何だったの?」というモヤモヤ感が残っている。決して悪い作品ではない。伝染病の回は印象的だった。

『D_CIDE TRAUMEREI THE ANIMATION』★★★

スマホアプリサービス開始前に始まった作品。最近こういうの多いですね。主人公の真っ直ぐで熱い姿勢に感動する。また、各回で提示される人々の苦悩もリアルで、結局救うことができずに終わるのも胸が締め付けられた。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X』★☆☆

タイトルに反して、結局のところ主人公が仲間と楽しい生活を送るのを見守る作品。悪い物語ではないが自分には少し退屈。

『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON -覚醒前夜-』★★★

第1話はいきなり見滝原サイドの魔法少女が登場。『とある科学の超電磁砲T』など、数年ブランクがあった作品の続き・関連作品を見せられるとしみじみします。
各話には同じメインアニメーターが担当していると思われる、カロリー高すぎなアクション作画があり、興奮しました(特に2話のやちよVSみふゆが良かった)。ただ、ぐちゃぐちゃすぎて何が起こっているのかわかりにくい。
途中、あからさまに作画数が少なく、静止画でごまかしている回があって不安だったが、絵のクオリティは維持してたし、終盤は持ち直していたので良かった。終盤で明かされたみたまと鶴乃の本心には同情した。
物語の続きは劇場版へ。

『ラブライブ!スーパースター!!』★★★

(オリンピックがあったのでもう少しの残ってますが。)ラブライブ!シリーズは最初から全部観てますが、やはり安定して面白く、とても元気がもらえます。これからも続けていってほしい。

『僕のヒーローアカデミア 第5期(2クール目)』★★★

これも2015年放送開始からずっと観てますが、個性による派手なバトルが面白い。2クール目ではヴィラン連合サイドにフォーカスを当てたストーリーが展開された。原作者はトガヒミコに強い思い入れがあるのか、彼女の心情表現には今回も力が入っていた。特に、半分お茶子の顔をしてニンマリ笑みを浮かべるシーンはぞっとした。
今まで秘密になっていたスピナーの個性があっさり公開されてツッコミを入れてしまった。
そして当然のように6期制作決定。ヴィランサイドとヒーローサイドの大規模な戦いから始まると思われるので、楽しみ。

『(再放送)牙狼 -紅蓮ノ月-(1クール目)』★★★

BSで1月から『牙狼 -炎の刻印-』に続いて再放送されています。僕が受験していた時期に放送されていたので知らなかったんですが、とても面白い。制作はMAPPA。主人公の真っ直ぐな姿勢(さっきも書いたな...)に心打たれる。脚本もとてもわかりやすく書かれていて、毎週楽しみにしてます。
EDもグッド。

『小林さんちのメイドラゴンS』★★☆

ついに放送された第2期。安定して面白かったです。爆乳ドラゴン達にはもう慣れた。EDが良い。


以上です。全体としてはそこそこ楽しめたシーズンでした。去年の秋はすごかった...。今秋のアニメは楽しみなアニメ少ないなぁ...と毎シーズン思ってるんですが、『メガトン級ムサシ』『終末のワルキューレ』『海賊王女』など、第1話を観て「気合入っているなぁ」と感じた作品は見つかりました。また年末に書きます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。年末までに僕が参加している音MAD合作がいくつか投稿されると思うので、お楽しみに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?