小比類巻かほる（Kohhy）を語りたい その8
小比類巻かほる（Kohhy）好きな私が編集したSpotifyプレイリストに沿って、小比類巻かほるの楽曲へ想いを語る、第8回です。ちょっとタイトル変えました。
15「Mercy Me」（1988年）
アルバム「Hearts On Parade」収録。
ベストアルバム「STAR BOX EXTRA」（2001年）の゙インタビューでは、この歌はマーヴィン・ゲイさんへのレクイエムなのですね。
恥ずかしながら、このたび初めてマーヴィン・ゲイの「Mercy Mercy Me」を聴いてみました。Spotifyのおかげです。
これは確かに格好良い。しかも歌詞が硬派というか、公害、環境問題をまっすぐ捉えた作品ですね。
元歌のタイトルは、自然を破壊する愚かな人間を赦してほしい、という感じでしょうか。
Kohhyの「Mercy Me」は、慈悲の心をください、みたいなに意訳してみたいところです。
亡くなった人の遺した歌を想い、その人が遺した慈悲の気持ちへの感謝の気持ちを歌う、そんな歌だと思うのです。
このアルバムを代表する名曲だと思っています。
16「Super Hero」（1994年）
シングル発売後「Kohhy2」にも収録。
「Kohhy1」「Kohhy2」の徳間ジャパン在籍時は、マーケティング的な動きが目立った時代ではないでしょうか。
本作含めた「Step by Step」「Ride On」「Super Hero」を3週間のうちに毎週リリース。カップリングなし、シングル500円、といった新しい試みが図られていました。
この3作品はジャケットの服装も同じテイストで色だけ違う（青→黄→赤）、三部作的な売り出し方でしたね。
「Super Hero」はKohhyには珍しく？シンプルで分かりやすい歌詞の作品です。
スポーツが舞台と思わせる歌詞で、イントロからラストまで疾走感の高い曲です。
17「長く熱い夜」（1986年）
ヒット曲「Hold On Me」の一つ前のシングル。
ドラマ用に作られたという位置づけなのか、当時はアルバム未収録（後にベスト盤「STAR BOX EXTRA」に収録）。
この曲が挿入歌として採用された「あぶない刑事」が息の長い作品となったことで、この歌も息の長い作品になりましたね。
未だにテレビで流れる曲になるとは、ちょっと驚きです。
案外サビが難しい曲ですよね。裏拍だったり、譜割りも゙ちょっとクセがあったり。
サラリと歌いこなすKohhyはさすがリズム感が素晴らしいなあといまになって実感します。
あぶない刑事、私はほとんど見たことがないので（めっちゃ世代ですが。しかもハマっ子）、あまり語れることがないのは残念。
なんで見てなかったのか、我ながらナゾです。
ところで、こんなインタビューを読みまして。
引用しますと、
「『あぶない刑事』の音楽は『特捜刑事マイアミ・バイス』（’84年）のサウンドトラックを意識していて、女性ヴォーカルを入れたいと思っていたんですね。小比類巻かほるさんとか。」
舘ひろしさんのプッシュがあって誕生した曲だったんですかね。
まだブレイク前のKohhyに注目されていたのであれは、とても嬉しい話です。
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