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あなたのバイクの状態大丈夫ですか?現役バイク整備士が教える!素人でもわかるバイの各部点検方法!

この記事ではこれからバイクをいじりたい!
この状態って大丈夫なの?と不安な方にぜひみてほしい記事です!「整備素人でもこのくらいはわかるよ」なんて思ってる方、整備はとても奥深いです。
現役整備士だからわかる知識と経験をお伝えできればと思います。お客さんで来る方々でも基礎がわかっていないあまり無茶苦茶な整備、危ない状態で走られている方が結構いるんですよこれが!
では早速行ってみよ〜〜



①タイヤの点検

まずは皆さんお馴染みのタイヤから!
車もそうですかタイヤ一つでグリップ力、安定性や乗りやすさは結構変わってきます。
カーブが怖かったり滑ってる感覚がする方はタイヤを変えればカーブの安定感が格段に変わる場合もあります。劣化してるタイヤなら尚更!

点検方法

1、タイヤの溝(残量)

車は1.6mm以下 バイクは0.8ミリ以下の残量の場合交換になります。車検も通りません。
それ以下で走行している場合白バイから切符を切られることも😱
でも普段定規など測定するものはお持ちではないと思います。でもご安心を!!!!
タイヤにはスリップサインというものがあります。

溝の中に盛り上がってる(段差)のがわかりますか?

これがスリップサインです。
タイヤが摩耗していき、この盛り上がりと同じ高さになると交換してね!というサインです!つまり0.8mm以下だよ!ってことになります。


2、ヒビ割れの確認

お次はヒビ割れの確認です。スリップサインが出てなかろうがヒビがある時点で新品タイヤより著しく性能は低下します。もちろん乗れないことはないですが雨の日はどうでしょう?不意な急ブレーキには耐えれるでしょうか?もしものことを考えると安心して乗れません。小さなひび割れだろうが劣化のサインです。僕は基本的に交換をお勧めします。
特に溝にひび割れがある場合が多いので要チェックです!

3.空気圧点検

空気圧の点検は一ヶ月に一回、最低でも二ヶ月に一回の点検が必要です!
空気入れの説明は場所によって全く違うので今回は省略します。ガソスタのスタッフさんに一声かければ見ていただけますよ!
5人に1人のお客さんは空気圧が低くてバイクがとても重いです。タイヤの変摩耗の原因、乗り味にも結構変わりますので規定値で合わせてください!
規定値の確認はバイクに書いてます。
大体後ろタイヤのフレーム部分(スイングアーム)にシールが貼ってあります。
スクーターの場合はヘルメットホルダーの中か
足元付近に貼ってあります。



②ブレーキパッド、ディスクの点検

次は止まるのに欠かせないブレーキパッド!
こちらもタイヤと同様、物によっては効きやすかったりライフが長持ちしたりと色々な物があります!
まずブレーキパッド、ディスクとはなんぞや?を説明していきます!


ブレーキパッド、ディスクとは?


真ん中の丸いお皿みたいなものがディスクになります
そのお皿の下についているキャリパーと
呼ばれる部品の間にブレーキパッドがついています


簡単に言うとブレーキを握ることによりブレーキパッドがブレーキディスクを押さえつけバイクを止めます。ブレーキ関係もタイヤ同様に残量があります。


点検方法

1、パッドの残量

まずはこちらをご覧ください

キャリパーの中の写真。
ディスクに対して板状のものがくっついているのが
ブレーキパッドになります。


ディスクに対してパッドが左右にあります。画像で見えるのは片側だけですね。そしてパッドに二つの層がくっついているのがわかりますか?。その内側(ディスク側)が残量になります。
これがなくなると外側の層がディスクにあたり異音を撒き散らすことになります。ブレーキの効きが悪くなります。そんな状態で走るとディスクが変摩耗して交換せざるを得ません。上の画像ではもう時期交換ですね!

上の画像とは関係ないですが
お客さんで「車はこれで交換したから」といってバイクも交換しようとする方がいらっしゃいます。
何が言いたいかというと車体を止める重さが極端に違うため新品でも車とバイクでは全く残量が違うということです。
車に比べバイクはとても軽いので残量は元々少ないです。
バイクの場合は2mmあれば充分です。1mm以下になれば交換時期かな〜くらいですので注意しておきましょう!

2、ディスクの残量

ディスクの残量はの場合は触ってみて縁に段差がないか確認しましょう!
その時穴があるところは触っちゃダメです!
に指を切らないように注意してください!
縁のところがパッドが当たっていない部分(新品と同様の厚み)。縁より摩耗して段差ができているところがパッドとの当たり面(摩耗してる部分)
の差になります。段差ができている場合は交換しましょう!

ディスクの一番外側(縁の部分)
をよく見てもらうと黒くなった線みたいなのが
見えると思います。これが段差です。
少しわかりにくいかも😅
そして縦に細かい傷がわかりますか?
穴が空いているところです。
この部分がパッドとの接地面になります。

3、ディスクの異常摩耗

パッドとの当たり面がまっすぐなっているかを確認しましょう。波みたいに凸凹な場合は交換対象です。使えないことはないですが止まる力が弱くなったりしますのでその時はパッドとセットで交換になります。年式が立っている車体は要注意です!


※ブレーキから音が鳴る時は?

上記の点検が良好でも音が鳴る場合があります。
音が鳴るだけであれば特に問題はないです。
どうしても物体同士が当たっていますので経年劣化等でどうしても鳴っちゃいます。気になる方はディスクとパッドを、交換すれば大体治ります。
グリス切れやパッドを面取りすると治る場合もありますので気になる方は行きつけのバイク屋さんに相談してみるといいでしょう。

※ブレーキかけた時にレバーが押し戻される
  何回か握ったらブレーキかかるけど数秒開けて
  握ると効かなくなる

なんて方はディスクの歪みが原因です。
早急に交換しましょう!


ここまではご存知の方は多いと思います
次からは少し難易度が上がります🤏


③エンジンオイル、量の点検

皆さんオイル交換の管理はされていますか?
バイクの場合3,000キロが目安です。
「車よりも交換スパンが短いじゃないか!」だって?その通りです!なぜかというとバイクの場合
エンジンオイル、クラッチのオイル、トランスミッションのオイル←この三つ全て同じオイルで賄っています。(2ストやハーレー等を除く)
そしてエンジン回転数で一万回転なんてざらです。
物によっては二万回転手前まで回るエンジンもあります。車に比べると約二倍です。
ギアの入りが悪い、エンジンの振動が前よりか少しだけ増えたなんて方はとりあえずオイル交換です!
色々と種類や硬さ等もありますがそれは交換する
バイク屋さんで相談してみてください!


点検方法

1、オイル量の確認

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