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戦わない超平和ロリータ17話の解説(簡単な愛だけじゃ救えやしないよ)



こんにちわ。​「戦わない超平和ロリータ」を描いてる人です。
17話を執筆してからダイブ日が経ってしまいましたが、18話を描く復習も兼ね改めて振り返ってみようと思います。

解説というよりは作者の戯、副音声に近いかもしれません。
あまり研ぎ澄まされた解説ではないので、苦手な方は読まないほうが良いかもしれません。
また、ここはこういう表現だったと「断言」しているものもあるので、個人の解釈を楽しみたい方にはミリもオススメできません。とはいえ私も漫画を描きながら設定が変わることは多々あるので、「今現在」はそうなんだろうなぁと、そこまで深くは受け止めず読んでいただけると幸いです。まぁ気楽に読んでいただけたら。

では、1ページずつ無声副音声をお楽しみください(楽しくなかったらごめんなさい)

1P
  • 背景は地元を参考にしたのですが、東京にしては道路が広すぎたかもしれません。

  • 遠藤先輩の一人称はギリギリまで迷いました。最初ワシにしてましたがおっちゃん感がすごく・・・中性を狙いたく(アタシなら女性も志村けんも言うのですごく中性的な一人称だなぁと)

2P
  • イメージ的にはシキちゃんのほうがキャンディバルよりちょっとでかいかなぁ〜って感じ。キャンディバル143cm、シキ148cmくらいかな。子猫の戯れ。

  • 16話でシキがキャンディバルの口ん中いじってたのは薬を飲ませるためです。無意味なサービスシーンではありません。(意味のあるサービス)

3p
  • 「ネットに気に食わん奴~」と書いてありますが、筆者の現状を急遽入れたのではなく本当にたまたまです。(4話でも木村との仲違いはネットが絡んでる話もしたので)

  • 天使キャンディバルを描くためにたくさんの萌え萌え代美少女漫画を参考にしました。ちょっと古い時代の絵は可愛いですよね、もっと追求したい。蘭宮涼や七瀬葵やうたたねひろゆきやみつみ美里…ディアーズの頃のピーチピットとかさぁ…。

4P
  • このページだけシキちゃんの肌が薄いんですが、修復できませんでした・・・orz

  • なんやかんやティーカップをお上品に摘んで持ち上げるシキちゃん、よい。

5P
  • エロッ・・・っていうページを目指しました。どうですか?

  • 『死』の抗いにより『生』があるので、シキちゃんは自己を消滅させられるかもという抗いへ打ち勝ちたいといった"生存本能"によってエロいのでしょう。

  • キャンディバルの角砂糖の持ち方は『幽☆遊☆白書』の刃霧要のパロディ

6P
  • 90〜00年代の女性読者が圧倒的に多い青年漫画風のアレ。

  • キャンディバルはちょっと『魔法騎士レイアース』的な感じを意識しました。あの時代の作品はでかい宝石がこれでもか!とたくさんついてて好きです。リル・ウージー・バートがデコに埋め込む気持ちもわかるなぁ。

  • ちなみに、このときのシキちゃんのお洋服は『デモンベイン』の『アル・アジフ』を意識しました。意味はないのですが・・・。

7P
  • シキちゃんもこういう表情ができる時点で根が悪い奴ではないと思う。環境が悪くて少し壊れただけなんじゃないかな。こんな奴・・・ってリカちゃんが躊躇してるのも表情の真剣さが伝わってるからかなと。

8P
  • 可愛いーーーーーーーーーーー!!!!!

  • そりゃ好きになるわな。

9P
  • わちゃわちゃしてて可愛いね。

  • このあたりからキャンディバルが綺麗と言った人なんだからもっとリカちゃん綺麗に描かなきゃなぁと意識しはじめる。

10P
  • エンセンがシキにタトゥー彫りたい理由とかも掘り下げたいよなぁ。このままじゃエンセンがなんか興奮してたロリコン変態彫り師で終わってしまう。

  • ちなみにこのページだけシキの肌の濃さが違う。間違えたけどもう戻れなかった。

  • まざってたらどうなってたんだろうね。

11P
  • 薬を飲まされてるから今夜のこと忘れるんだけど、現実的に考えたらそんな万能な薬はないので、ここは漫画として受け止めて欲しい。

  • ワイヤレスタトゥーマシーンってジャスタウェイみたいなシルエットだなぁと思いながら描いた。

  • 彫り師の友達に下書きなしで彫るのすごい?って聞いたらすごいって言ってたのでエンセンはすごい。安定してない場所で彫るのもすごいらしいからエンセンはやっぱすごい。(でも和彫りは下絵無しがメジャーっぽい)

  • シキちゃんがエンセンに手袋渡してる。

12P
  • エンセンもボーちゃんもあめちゃんを見てないんだよな。

13P
14P
  • シキちゃん、後戻りできない自分を正義って信じ込んだ無敵の人になってしまった。

  • キャンディバルも15話で地獄に堕ちてもかまわないと言ってるが、ここまでの覚悟はあったのだろうか。

  • あるならば、たとえ変なタトゥーを彫られても庭を再興するため奮闘はするだろうなぁ。

  • もしかして幻影旅団の団長みたいに旅団の存続が優先で自分はどうなってもいい的なやつかな。理念はクリソに引き継いで引退するのかなぁ。変なタトゥー(タトゥーではなく、変なタトゥーである)あってもロリータ着てOK!偏見しません!みんな自由ムーブはキャンディバルはやらないだろう。キャンディバルはね。あくまで。

  • 変なタトゥーといえば、狩野英孝が一番嫌なことで『寝てる間に勝手にうんこのタトゥーを入れられるのが嫌』と言ってたよね。めちゃくちゃ目立つところにうんこのタトゥー彫られたらどうしよう。でもエンセンはそんな酷いことしなさそう。口に蛾を描いて羊達の沈黙タトゥーとかなんじゃない?


15P
  • 鼻血がでるくらいの嫌な話を聞かされてるの相当な葛藤をした上での決断なんだよね。

  • っていう決断、常人なら中々できないよね。推しのアンチ意見見ると落ち込むし。かといってレスバする気力もないし。何もできなくなるのが普通だと思う。

  • できちゃうのが現天使長の器なんだよなぁ。

  • 木村はパンプキンをぶん殴って心折れてるし自分の中の自分には打ち勝ったけどパンプキンにはずっと謝れてなかったりと『行動』がイマイチできなかったわけで、その点リカちゃんは行動できててすごいんだよなぁ。若干ストーカー気質だけど一応「ストーカーかもしれない・・・」って落ち込んでるしまともだよな。

16〜17P
  • 落ちる表現をするにはビルだな!!!!!って描いただけど、別にビルじゃなくても良かった気がした。このためにAC写真めちゃお世話になった。田舎者でビルを見上げないから本当にわけがわからなかった。

  • 好きな人を助けることで地獄に堕ちるのだけど、それくらい好きになれる人がいるのは羨ましいね。

  • 自分だったら地獄に行きたくないから引き返しちゃう。でも世の中の絶対別れるべきのやばい恋愛とかやばい友人いる奴らってそういうことなんだろうなぁ。

18〜19P
  • 寝起きで描いたページだったからクオリティが微妙だったのが反省点。もっといい絵になったはずなんだよなぁ。相変わらず終わりが見えると手を抜きはじめる癖をどうにかしたい。

  • 闇の中でも助けてくれる人は、君にはいるかい?

  • 善悪問わずそういう人を作れるなら良い人生なんじゃないかな。

20P
  • 心なしかみんなが安堵している。エンセンは感情が読めないけど。

21P
  • エンセン、もうええ

  • 血で汚れた手でキャンディバルに触れることも躊躇しないくらい必死だった。

22P
  • ボーちゃん、エンセンと喋んないだけで普通に喋れます。

  • 「愛やなぁ」あたりはおいおい掘り下げるのでお楽しみに!

  • 雑だけど、3コマ目で手袋を咥えてます。気づいたら手袋外して描いてたのでわーーー!ってなったので急遽差し込みました。もっと色っぽく脱がすべきだった。

23P
  • エンセンの開眼のタイミングはちゃんと理由があるのでそこも追々。

  • 平和を讃えるエンセンという、エンセンの厭戦(えんせん)感情というダジャレであり、本心かは謎。

  • リカちゃんの鼻血をぬぐいそれで電話番号を描く人。

  • お前さんって呼び方いいよね。

24〜26P
  • もう今は木村を死体だと思ってる。

  • 木村は生きてるけど愛した響様はいないという悲しみは本当に木村が死んでしまうことより辛いのか、それとも生きているだけで幸せなのか。
    まだそこは描ききれていない。

27P
  • 男性的な容姿にしたのはロリータとの明らかな差別化をはかるためですね。一応ロリータファッションは性別関係ないとはいえ女性のお洋服というカテゴライズなのでそれと遠ざけるために。なので木村が男性か、ボーイッシュな女性か、あるいはその他かはご自由に解釈ください。

  • 一本吸い終わるまで待っててくれは1話のセルフパロディですね。

  • キャンディバルと紅太楼をよく一緒にイラストで描きますが、こういった対照的な意味もあったり。

28P
  • キャンディバルは悪人かもしれない。でも、悪人になりたくてなったわけじゃない。最初は純粋にロリータに、響様に憧れていただけだった。ただ、それだけだったのに、それだけだったからこそ、うまくいかなかった。

  • 8話の純粋なキャンディバル。
    貯金節約の文字があるから仕事の描写はいれたかったので、メイドカフェで働く姿を描きました。決して金持ちではなく努力型のロリータ。

  • ちなみにこんとき読んでる雑誌が『CANDY』という名前で、キャンディバルはそこからとったという設定、言う機会がないのでここで言います。

29P
  • 第1話で読者のハートを鷲掴みにした「ふくをきたひと」というセリフ。良い意味だけでは決してないというのは漫画を描いている中思ったのでこういう側面もあるよと描写しました。全員が紅太楼じゃない。

  • とはいえ、みんな仲よくしようという木村の主張もわかる。もう友達を失いたくないし、友達を捨ててまで孤高になれるほど木村は強くなかった。悲しくも、天使長は人間だった。


30P
  • 自分のことがどんなに嫌いでも、もしかしたら誰かを救ったりしてるかもしれないね。その意識をもって自分の悪いところも認めるのが本来の意味での自己肯定なんじゃないかな。
    そういう意味で木村は他人を考えることに関しては未熟だなとは思う。

  • 「何か気に障ること」が本当にわかってないのもつらい。でも実際他人を傷つけた時ってそうなんだよね。結局人間ってマニュアルなんてないから何で傷つくか、何で傷つけてしまうかなんてわかんない。すべてが悲しい。

31P
  • 「君が泣くと私も悲しい」 キャンディバルにはちゃんと聞こえたかな。

32P
  • 「こんなの私の愛したロリータじゃない」と書いているが、これの本当の意味は「私の愛した響様じゃない」である。キャンディバルにとってロリータ=響様。16話で響様への依存を指摘されてるが、皮肉にも本当にそのとおりである。

33P
  • 「ロリータはふくじゃない」これは木村にも、読者にも伝わるのだろうか。

33P~34P


  • もう何も言うまい。


最後にイメソンを。

『簡単な愛だけじゃ 救えやしないよ』

ありがとうございました!

反省点としては、もっとみんなを可愛く描けたんじゃないかな…と。リカちゃんが不細工なコマとかあるし…。
社会人だし時間が無くて手を抜いてしまうのはしょうがないけど、その手抜き状態の絵がもっと可愛いくあるべきなので、自分なりの可愛いを追求していきたいな。

最終目標は楠本まきの耽美さと00年代萌え絵が合体したキメラになることなので、やっぱ自分はまだ耽美に寄ってるのがいつ描いても悔しいな…もっと読者を萌えさせたい…。
萌える耽美、略して「もえたん」を目指して今日も元気にお絵描きしていきたいと思います!


18話もお楽しみに。


P.S
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