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最高のチームを作っていくために会社の価値観を整理した

最初に

NAKD株式会社、代表の大久保です。

先日のTHE NUDE Ebisu & Daikanyamaのプレスリリース、いろんな方に読んでいただきとても感謝しています。

一旦店舗の大きい枠が終わり、ここから僕の仕事の大きな役割として「NAKDグループとして考えていることを発信していく」が加わったと考えています。これは採用においてもそうですし、これからTHE NUDE Ebisu & Daikanyamaをご検討をしてくれているお客さまに向けての手紙だと思っています。

そこで、第一弾として今後THE NUDE Ebisu & Daikanyama並びにNAKDグループの現在 / 未来のメンバーに読んでおいてほしい内容を書いていこうと思います。


記事の内容は大きく3つ 

1. ミッション 2. 目指す価値観 3. 当社に反する価値観

なんだかんだでミッションっぽいものは創業当初に考えていたのですが、今回新店舗を開くに当たり再考してより良くわかりやすいものにアップデートをしました。

僕が出身のIT業界 / スタートアップの人にはミッションはなじみがあると思いますが、トレーナーの皆さんとお話をしていく上でビジョンになじみにがない方も多くいらっしゃったので、今回その説明からしていきたいと思います

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ミッション / 目指す価値観とは

ネットでググると、ミッションやビジョンの定義は人によって微妙に解釈が異なるので、今回は僕なりの解釈を書きます。

ミッション

ミッションとは「会社が社会になにを提供でき、どういう存在であるべきか 」というものを言葉にしたものです。これは会社にとってかなり大きい存在で、会社の目指すべき方向性を定義しています。また、今後新規で店舗出店をしたり、イベントを開いたり、ジム以外の新規事業を出したりする際の根幹になってきます。

例えば、「美味しいごはんで人を幸せにする」というミッションを掲げたレストランがいきなりタクシー事業をはじめる!とします。働いている人たちは美味しいごはんで人を幸せにしたいって思って集まった人たちなので、その思いとかけ離れたタクシー事業に乗り気になる確率は低いですし、会社の方向性自体がぶれてしまう可能性もあります。もしも「デリバリーをはじめる」とか「ミールキットを開発する」っていうのであれば、今の事業と関連しているので、違和感はないと思います。

これとは別に、各店舗のコンセプトがあるのですが、基本的にはすべてミッションに基づいて設計されているものになります。

目指す価値観

これは僕自身がどういう思いでやっているか、どういう仲間とミッションを達成したいかを言葉にしたものです。基本的に人事評価もこの価値観が大きい軸の一つですし、今後マーケティングや企画、新規出店をする際や、お客さまと接するときはいつもこの価値観を心において接してほしいな〜っていうものになります。

お客さまにとっては、私たちがプロとして提供していきたい価値観になります。

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NAKDグループのミッション

NAKDグループのミッションは「ひとりでも多くの方に、筋トレを好きになってもらう」です。

筋トレを通じて、僕自身大きく変われたと思っています。メンタルが辛いときはジムに行き、減量で己を律し、変わっていく体で自信がついて…。実際に一緒にトレーニングをしてきた仲間や、NAKDを創業前からトレーニングを見させていただいている方の多くも、こういう経験をしている人がたくさんいます。

NAKDの事業が、より多くの方の「トレーニングを楽しい!」って思えるきっかけになってほしい。そういう思い出ミッションを制定しました。

NAKDグループに所属する人に共有したい価値観(やるべきこと)

NAKDグループでは、大切にしている価値観について書きます。先述通り、この価値観はそのまま行動指針にもなっていて、給与査定においても重要な役割を持ちます。

※細かい評価制度については他にも項目があるため、別途従業員の皆さんには公開します

価値観1:強く、優しくあれ

ただ強いだけでは意味がありません。正しい強さとは、優しさを兼ね備えてはじめて威力を発揮するものです。お客さまは当然のこと、お客さまでなくても困っている人がいる場合は手を差し伸べたり、同僚が苦手な分野でも、自分が強かったら積極的に助けてあげる。ネガティブな言動で人類を強くするのではなく、いつでもポジティブに人類を強くしていきましょう。強くて優しくあれ。


価値観2:自分たちがプロダクトの一番のユーザーであれ

「そもそも社員が好きになっていない企業を、お客さまが好きになるはずがない」。これは世界で最も有名で洗練されているといえる権威のあるクレジットカード会社、アメリカン・エキスプレス・カードの創業者の言葉です。自分たちがお客さまよりも何倍も会社を愛し、プロダクトの一番のユーザーであることで、会社やプロダクトに対してのよりよい改善策や新規の発見を行うことができると信じています。また、各店舗のコンセプトを体現できる人であるべきです。


価値観3:誰よりもはやく、安く失敗しよう

失敗は誰でもします。僕もめちゃくちゃ失敗してきました。弊社のメンバーも、ドンドン失敗をして欲しいです。当たると思って実施した企画が思ったより伸びなかったり、お客さまのために思って導入した機械が使われなかったり、失敗の種類はたくさんあります。失敗をするのは誰でもあることなので問題ないのですが、それをいかに早い段階で気づけるか、いかに早い段階で失敗と認め撤退できるかを重視します。誰よりもはやくチャレンジし、思考を凝らし意思決定をはやくする事で誰よりもはやく、安く失敗をしましょう。


価値観4:BE NAKED

「ひとりでも多くの方に、筋トレを好きになってもらう」ためには、素の自分でいることはとても重要です。素であることは、嫌味なくコミュニケーションによって正直でオープンな関係を築くことで、陰で悪口を言ったり、傲慢になったり、遠回しの言い方をしなかったり、お客さまにいつ何を聞かれても恥ずかしくない話をスタッフ同士でできることです。

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NAKDグループに所属する人に共有したい価値観(やらないこと)

NAKDグループでは、これは絶対にしてはいけないという価値観をノックアウトファクターと呼んでいます。ノックアウトファクターに触れる人は面接の時点で即採用NGにするか、もしも既存のメンバーにいた場合は厳重注意が行われるか、即解雇になるケースもありますのでご注意ください。

ノックアウトファクター(以下の一つでもあると即採用NG / 厳重注意 or 解雇)

差別的思考
国籍、ジェンダー、職歴、宗教などについて差別的思考を持っていないかはとても重要です。バックグラウンドやジェンダーで差別をする人が「ひとりでも多くの方に、筋トレを好きになってもらおう」と思うとはとても思えません。

例えどんなバックグラウンドを持っている人であったとしても平等にトレーニングの機会はあるべきですし、価値観1の「強く、優しくあれ」を体現できない人はNAKDグループとして一緒にお仕事は難しいと思います。

愚痴体質
愚痴は働く上でとても問題になりやすいと思っています。陰口、前職の悪口、特定の団体に対する悪口等、もしもお客さまや同僚が聞いていたら気持ちよくない会話は、価値観4のBE NAKEDな人物とかけ離れています。

思っていることや相手に改善してほしいことがある場合は直接相手に言うようにしましょう。(言いにくいこともあるけどね!わかるよ!)

他責思考
他責思考は愚痴体質とほぼ一緒ですが、考え方(メンタル)と行動(フィジカル)であえて分けることにしています。行動だけではなく、こういう思考も排除していきたいと思っています。例えば、「XXさんがYYしてくれない」と事後報告をしてきたり、「◯◯があったらできてた」と後になってからいうことです。

しかし、言い訳の先出しといって、物事に合意する前の言い訳や理不尽の排除は(現場で起きている事象の報告を妨げないので)むしろ歓迎します。ここの線引はとても難しいので、もしもこういう不安がある場合は事前に懸念として上司や同僚に伝えましょう。

ハラスメント体質
セクハラを含む、あらゆる他人を不快にしたり威圧するようなコミュニケーションを取る人は即NGです。これは例えば「女性のほうがtwitterフォロワー増やしやすいのでXXさんの写真貸してください(笑)」とか、「これこれをしたらマネージャーにしてあげるよ」というプレッシャーを与えるも含まれます。

強く優しい人は決して相手を威圧したり、セクハラをしません。

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番外編

最後に、番外編として僕が仕事をする上でとても大切にしている価値観「怒りは仕事において無駄」という考えについて書いておきます。これは僕が新卒で入社したBASE株式会社の代表の鶴岡さんから言われた言葉です。

僕自身、昔はいやみったらしい部分もあったり、結構かんたんに仕事中怒ってたりしていました。

個人的には会社を良くしたいっていうのもあったし、めんどくさい仕事を振られないように牽制しようと思っていた部分もあると思います。しかし、そういうコミュニケーションを続けていると周りからの信頼はなくなり、孤立化してしまいます。

せっかく大きいことを成し遂げよう!って思って仕事をしているのに、周りからの信頼を失ったばかりにそれが成し遂げられなくなるのは非常にもったいないですし、周りもイヤな気分にしてしまい社会人としては最悪です。

怒りは仕事において無駄っていうのを意識しだすと、誰にでも優しくなれますし、結果として自分が困ったときに周りが意外と助けてくれますよ。


最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

NAKDグループでは現在
- トレーナー
- 店舗スタッフ(アルバイト含む)
- 個人会員さま
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- コラボを行いたい企業さま
を募集しています。

もしも気になる方がいましたら代表大久保のTwitter、もしくはメール( ko@nakd.tokyo )お気軽にご連絡ください。

こちらにいただきましたお金は、ジムにてお客さまに提供をしているサプリをグレードアップするために活用します。