機能形態学~末梢神経系~
今回のテーマは末梢神経系です。
皆さんは末梢神経系と言われてピンときますか?ちなみに当時私は体の中心にあるのが中枢神経で体の末端にある神経だと思っていました(笑)
まず末梢神経系には、解剖学的な分類と機能的な分類があります。解剖学的に分類すると脳神経(12対)と脊髄神経(31対)に分けられ、機能的に分類すると自律神経系と体性神経系に分けられます。解剖学的分類ざっくりいうと見た目で分けたらこんな感じだよね~てな感じです。個人的に機能的分類の方が重要な気がしています。なので、まずは機能的分類からしっかり押さえていきましょう。
こちらの図をみて視覚的に理解していきましょう。
図に遠心性やら求心性やら書いていて何のことやら?と思いますよね。遠心性は中枢から発する刺激を、筋肉や内臓に伝える。そして求心性は末梢からの刺激を中枢に伝える。
ここでただ、暗記するだけではなく、意味を考えていきましょう。
感覚神経についてですが、手や足で触ったものを、熱い、寒い、硬い、柔らかい、と感じる事が出来ますよね?これって外からの情報を体の中に入れて感覚に変換しているからなんです。だから感覚神経は求心性。
逆に交感神経、副交感神経、運動神経は内から外にでていきますよね?例えば運動神経でいうと、足をうごかせ!という命令を経て足が実際に動きますよね。なので遠心性です。
では次は解剖学的分類を確認していきましょう!
解剖学的分類では、①脳神経と②脊髄神経に分けれますよね。まず、脳神経から見ていきましょう。
①脳神経
脳神経は脳に出入りする末梢神経で、各神経は脳の底から左右対称に1対ずつ、全部で12対出入りしている。具体的な事は表にしたいと思います。
上記の図のように、脳神経は大きく感覚神経、混合神経、運動神経に大別されます。そしてそこからさらに細かく分岐していくのですが、赤文字のところだけ最低限把握してください。ここもまずは、大きく流れをつかんでから細部の暗記をしていきましょうね!
②脊髄神経
脊髄神経をざっくり説明すると脊髄神経は、脊髄に出入りする末梢神経のことです。
脊髄神経は全部で31対あり、脊髄の高い位置から順に、頚神経8対、胸神経12対、腰神経5対、仙骨神経5対、尾骨神経1対となっていますが、こういう細かいところは後回しでオッケーです。なので、ここはスルーでも大丈夫なので安心してください!
末梢神経系は以上です。お疲れ様でした!