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コカ・コーラの新商品「ハードレモネード ノメルズ」を飲んでみた

昨日ふらっとコンビニに立ち寄ったらば、あちこちで噂になっているコカ・コーラの新商品『ハードレモネード ノメルズ』を3種発見。
これは飲んでみなきゃなるまいと早速購入してきました。

トニックフレーバーの ほろにがレモネード『Bitter sour』
柚子フレーバーちょっとすっぱいレモネード『Sour!Sour!Sour!』
グレフルフレーバーの甘酸っぱいレモネード『Original』

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パッと見たときのお洒落感、檸檬堂監修の文字、レモネードってところに心惹かれて買っちゃったが、よくよく考えるとアルコール入りレモネード(+炭酸)ってレモンサワーじゃないか。


実際、味わいの1/3はレモンサワー
残りの1/3は軽めのジンカクテル、塩+柑橘カクテルサワーという超キメラドリンク。やるな、コカ・コーラ。

商品としてのレモンサワーはだいたいの味が出尽くして煮詰まった飽和状態。甘酸っぱいさやドライさ、炭酸やアルコール度数の強弱、レモン感やレモンの品種&産地とかとか。

濃い甘酸っぱさの檸檬堂シリーズでレモンサワー界に殴り込みをかけて大成功したコカ・コーラにしても、その煮詰まってる感をもっているらしく、檸檬堂を拡張した二の矢がコレなんだろう。

 ジュニパーベリーエキス(※)を加えることで軽いジンカクテル的の要素、塩を加えることで柑橘+塩のカクテル要素を持たせてるのがよく考えられてる印象。そして、3種類ともレモン+炭酸+ジュニパーベリーエキスをベースにしていて+αが少しずつ違う。
※ジュニパーベリーは蒸留酒のジンのフレーバーになる果物。

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青色の『Orignal』は+グレフルなので、ソルティドッグの原型風味

緑の『Sour!Sour!Sour!』は+柚子でちょっと和風。柚子を漬けたジンを使うBAR自家製カクテルまで深堀りしてる可能性も。

紫の『Bitter sour』は+トニックウォーター+アルコール度数も7度へと少し上げている。ジントニックですねこいつは。

 まぁまぁほんとに大企業ならではの売り方を練った商品だなって印象が強い横綱相撲。相撲のとり方が上手いというかなんというか。

 売り文句になってる檸檬堂監修というのは、よくよく考えると意味わからんけど、確かに押出しは強い。
 ハードレモネードと謳ってレモンサワーと違う印象付けしてるのも、あざといが嘘じゃない。商品棚もレモンサワーと別のとこにおいてもらえるかもしれんし。

 味についても、レモンサワーの亜流と、ジン(風味)のカクテル商品の両面を持たせているは面白いし、カクテル商品が売り場な並んでるのは、飲み手として選択肢が広がり純粋に嬉しい。オーセンティックなバーで飲むジンカクテルとはもちろん違うし、やや味わいは単調だがインダストリー的に安定した味だし手に取りやすいからな。

 そして価格設定150円。レモンサワーとしては高いが、カクテル缶と考えればそうでもない。スミノフアイス等と比べて別に高くない。
 
……と、ここまで良い感じに書いてきたが、檸檬堂ほどではないにせよ濃い味なのは良くも悪くも。塩を使っていることもあって、2缶飲んでいくとだいぶとクドさを感じる。
ガブガブ飲みたい人には向いてないとも言えるし、1缶の満足度が高いとも言える。

 個人的には気に入ったので、これからの戦力としてカウントしてます。10本買って冷蔵庫にとりあえずぶちこんどきました。
この味の方向性だとジンじゃなくてテキーラタイプも欲しいですわね。

https://www.nomels.jp/