見出し画像

DNARとは?

仕事で対応することがあるDNAR、終末期医療について書きたいと思う。
それは、DNARという判断です。DNARとは何でしょうか?そして、どうやって決めるのでしょうか?

まず、DNARとは何でしょうか?DNARは、Do Not Attempt Resuscitationの略で、心肺停止や呼吸停止に至った際に、患者本人の利益を尊重して蘇生処置をしない判断を指します。

DNARは、蘇生に成功する可能性が低い状況での蘇生を試みないことを意味します。 DNARは、リビングウィルの一種として、患者本人や家族の同意に基づいて行われます。

では、なぜDNARが必要なのでしょうか?

DNARが必要な理由は、蘇生処置が必ずしも患者本人の望みや利益に沿っていない場合があるからです。
蘇生処置は、心臓や脳に大きな負担をかけることがあります。また、蘇生処置によって生命が延長されても、その後の生活の質が低下することもあります。 そのため、患者本人が自分の死に対する価値観や希望を明確にしておくことが大切です。

しかし、DNARを決めることは簡単ではありません。DNARを決めるためには、医療関係者と十分な話し合いを行う必要があります。 医療関係者は、患者本人の病状や予後、蘇生処置の効果や副作用などを説明してくれます。また、患者本人や家族は、自分の価値観や希望を伝えることができます。このようにして、双方の意見を尊重しながら、最善の判断をすることになります。

DNARについて知っておくことは非常に重要だと思う。誰でもいつ死ぬかわかりません。

もしも自分が心肺停止や呼吸停止になったら、どうしたいか考えておくことは自分自身や家族にとって有益だと思います。

親が亡くなるときに、蘇生処置を断った。
がん末期でしたから。
病気が発覚して、数ヶ月の闘病生活でしたが、本人が病気を知ってからは、みるみる弱って行く姿を見るのも辛かったし、看病も周りの家族は皆、疲れていた。

自分も考えないとね。
口では言ってるが、それでは何の効力もないからね。
できれば、家族に迷惑を掛けず旅立ちたい。

今日は、この現場に立会い、親のことを思い出した。

未来のことは分からない。
変えることはできるかもしれないが、目の前のことを一生懸命して生きないとね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?