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【間取り別家具の配置アドバイス】南向き玄関、南面の壁に大きな窓という長方形のLDKという間取り!玄関ホールからリビングへ入るドアの位置に注目!

c  南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り  (1)

南向きの玄関ホール、南面の壁に大きな窓がある長方形のLD空間とは、上の写真のような住空間となります。写真の右側のガラスドアの向こう側が玄関ホールとなります。

間取り図で表現すると・・・

南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り s

こんな間取り図となります。今まで様々な住宅に家具を提案してきましたが、この間取り図が南向き玄関、南面の壁に大きな窓というLD空間という住宅の中でもっともポピュラーでよく見かけるLDKとなります。(ポピュラーというのはシューズクロークを除く玄関ホールとLDK部分についてです。)

この南向き玄関、南面の壁に大きな窓がある場合の家具の配置で、最も注目する点は・・・

玄関ホールからリビングへ入るドアの位置・・・です。

インテリアショップBIGJOYが今までコーディネートしてきた中で、玄関ホールからリビングへ入るドアの位置が異なる間取りは4パターンほどあります。それらの間取り図をご紹介させて頂きます。

まず初めは・・・Aパターンから・・・

Aパターン:玄関ホールからリビングへ入るドアが南面の壁から180㎝の位置

南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り zumen-a

上の図面は壁から2mちょっと離れた位置に玄関ホールからリビングへ入るドアが取り付けられている事例となります。(Aパターン)

Bパターン:玄関ホールからリビングへ入るドアが南面の壁から90㎝程の位置

南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り zumen-d

上の図面は壁から120㎝ほど離れた位置に玄関ホールからリビングへ入るドアが取り付けられている事例となります。(Bパターン)

Cパターン:玄関ホールからリビングへ入るドアが南面の壁から270㎝ほどの位置

南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り zumen-c

上の図面は厳寒ホールが奥まっており、玄関ホールからリビングへ入るドアが「ダイニング空間」にあり、南面の壁から270㎝(赤い点線の四角形が3つ分、1つの四角形が90㎝×90㎝ほど) の位置に取り付けてある事例です。

Dパターン:玄関ホールからリビングへ入るドアが南面の壁からすぐの位置

南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り zumen-b

Cパターンは玄関ホールが奥まっていたのに対して、Dパターンは玄関ホールが出っ張っている場合に多く見られる間取り図となります。

概ねこのA~Dの4パターンが南向き玄関、南面の壁に大きな窓という住宅の間取り図となります。

玄関ホールからリビングへ入るドアの位置の違いによって家具の配置野仕方や家具の選び方が変わってくるのです。

みなさんはA、B、C、Dパターンのどの間取りが家具が置き易いと思いますか?

答えは・・・Cパターンの間取り図が家具屋としては最もおススメです!!

なぜ、Cパターンがおすすめか?実際のコーディネート事例を参考にして頂き、解説できればと思います。下の写真をご覧ください!こちらはCパターンの住宅です。

c  南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り  (9)

上の写真は玄関ホールからLD空間を映した写真です。ソファの左端、テレビボードの右側面がドア枠よりも右側にあります。

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この位置にドアが取り付けられているので、200㎝ほどの大きな3人掛けのソファが、玄関ホールからリビングへドアの位置よりも左側に納まっています。

南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り zumen-c

Cパターンの間取り図をもう一度見て下さい!ドアの位置がピンク色のダイニング空間の中にあるのです!

つまりこの場合、間口3640㎜×2730㎜の横長6帖のリビング空間に通路が必要なく、横長の空間がフル活用できるのです!

さらに、Cパターンの間取であればドアの横の壁は2m70㎝ほどあるため、大きなカウチソファも置くことが出来るほど広いスペースとなります。

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それに比べると、Bパターンの場合は・・・

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上の写真のように玄関ホールからリビングへ入るドアの位置が南面の壁から90㎝ほどしか離れてないので・・・ソファ後ろに通路が必要となります。

d  南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り  (8)

c  南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り  (1)

上の2枚の写真を比較するとその違いが明確だと思います。2枚の写真は玄関の位置が東西逆ですが、同じ間口3640㎜の住宅です。上の写真はソファが玄関ホールからリビングへ入るドアから少し離して置いてあり、ソファ前が通路分狭くなっているのです。

 南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り  (2)

上の写真はAパターンとBパターンを比べた図です。右側のBパターンの方がソファ後ろに通路が必要なため、ソファ前が狭くなることが分かると思います。それゆえ、Bパターンは家具屋目線で考えればあまりオススメな間取りではないということとなります。

しかしながら、Bパターンの間取りの場合こんな家具の配置も可能となります!!

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玄関ホールからリビングへ入ってすぐの場所にソファを設置せず・・・

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玄関ホールからリビングへ入ってすぐの左側に1人掛けのソファを設置し、ダイニングテーブル側に背なしソファを置く提案となります。

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背なしソファをリビングダイニング空間の中央に配置し、圧迫感がないリビング空間となります。

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こうして家具を配置することで通路があることでソファ前が狭くはなりません!フラットソファ、背なしソファで座る向きを自由に活用できる家具の配置もいいですよね!

https://ameblo.jp/kagunavi-bigjoy/entry-12702409257.html

上のブログも参考にしてください!新型フラットソファとなります。

次にご紹介するのが、先ほどBパターンと比較したAパターンについてみていきます!

南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り zumen-a

Aパターンは玄関ホールからリビングへ入るドアの位置が南面の壁から180㎝ほど離れた位置に取り付けられております。

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180㎝ほどの位置にドアが取り付けられている場合は、玄関ホール側の180㎝程の壁に幅180㎝のテレビボード設置することが出来ます。

a 南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り (11)

そうすると玄関ホールからリビングへ入って正面の広い壁面に大きなソファを置くことが出来るのです!上の写真は幅2m10㎝程の大きな3人掛けのソファですが、手前の壁は180㎝しかないため、180㎝以下のソファしか置くことができません。

a 南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り (3)

a 南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り (5)

幅180㎝以下のソファであれば上の写真のように、玄関ホールからリビングへ入ってすぐの壁側にソファを置くことができます!

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a 南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り (9)

しかしながら、玄関ホールから入ってすぐの左側の壁にテレビボードを置いた方がソファ前が広く使用することが出来ます!

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Cパターンの場合は玄関ホールから入ってすぐの壁が2m70㎝ほどあるため、どちらの壁にも大きなソファ、大きな収納家具を置くことが出来るので、Aパターンの間取り図よりもCパターンの方がおすすめとなるのです。

最後に、Dパターンをご紹介します!このパータンは比較的レアな間取り図となりますが、そんなパターンもございます。

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先ほどのAパターンとテレビボードの位置が逆となります。Aパターンはテレビボードが窓寄りの壁に設置しておりましたが、Dパターンはダイニング寄りの壁にテレビボードを設置することとなります。

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この家具の配置のデメリットはテレビの前が通路となってしまうので、テレビを見ている人から・・・「前を通らないで!」と言われてしまいます。それゆえ、ソファとテレビボードを逆にすることも可能ですが、そうすると結果的にソファ後ろに通路が必要となり、ソファ前が狭くなってしまうこととなります。

上の事例は開きドアですが、引き戸の場合こんな点にも注意したいですね!それがこちらです・・・

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Dパターンの壁すぐの位置にドアが取り付けられる場合、やはりテレビボードはこのように設置されます。この住宅に取り付けられたドアは先ほどと違い引き戸となっておりました。

引き戸の場合、ほとんどの場合リビング側に戸袋が付く場合が多いのですが

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この住宅は引き戸の戸袋が玄関ホール側に取り付けてありました。

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些細なことかもしれませんが、戸袋をリビング側につけると・・・

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こんなにきれいにテレビボードが納まりません。テレビボード後ろの壁に戸袋の枠が入ってしまい、なんだかみっともない感じになってしまうのです。

ちょっとしたことですが、引き戸の納まり方で壁の装飾や家具に影響を及ぼすのでご注意ください!

ちょっとしたことと言えば、最後にこんな点も指摘したいと思います。Aパターンの間取りの場合ですが・・・

a 南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り (15)

上の写真の大きな窓をご覧ください!通常は幅165㎝ほどの窓が取り付けられることが多いのですが、このリビングはより光を取り込むために窓の幅が256㎝のとっても大きな窓が取り付けられております。そんな場合に些細なことですが、注意して頂きたい点があります。

それは・・・カーテンの納まりスペースです

a 南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り (14)

Aパターンの間取図なのでドアの端から南面の壁までは180㎝ほどあります。しかしながら、窓が大きいため壁の端まで窓があるため、カーテンの納まるスペースを10㎝ほど空けなければなりません。

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上の写真のように10㎝弱のスペースを空けると・・・残りが170㎝ほどとなります。そこで提案したいのがBIGJOYが考えた『ハチロク家具』です!86㎝の2倍にあたる幅172㎝のテレビボードであれば、そんなシチュエーションでも壁の幅ピッタリに納まります。

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a 南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り (16)

壁からメジャーを当てるとドア枠の内側でちょうど182㎝、10㎝ほどのカーテンの納まりスペースを考えれば、幅172㎝のテレビボードがピッタリとなるのです!

 南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り  (3)

a 南向き玄関南面の壁に大きな窓がある間取り (14)

些細なことですが、そんな点までしっかり考え家具選びをしてもらいたいものです!

Bパターンの南面の壁から90㎝離れた位置にドアという場合で、リビングの間口が4550mあれば・・・こんな家具を置くことが出来ます。

幅86㎝の家具はこんな場所におさまります (5)

上の写真のように90㎝ほどの壁に、幅86㎝の『ハチロク家具』がぴったり納まるのです!

南向きの玄関、南面の壁に大きな窓というポピュラーな長方形のリビングダイニング空間でも、玄関ホールからリビングへ入るドアの位置の違いによって家具の配置が変わり、家具の選び方もかわります。

家づくりに置いて、同じような住まいでも図面が決定する前の段階で家具の配置をしっかり考え、その間取り図が住みやすいかどうか?しっかり検討してもらいたいです!インテリアショップBIGJOYが発信する「間取り別家具の配置アドバイス」はそんな方に届けることができればと考えております。

これから家づくりをされる方、家具を購入予定の方はぜひ参考にしてください。

https://www.bigjoy.biz/



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