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【家づくりアドバイス】リビング空間とダイニング空間が分離している嫌われがちな間取り!その良さを見直そう!廊下でつながるLD空間

このところ平屋の住宅が人気のようで、さらにプライバシーを守るために大きな窓を南面に作らないという住まいもあるのではないでしょうか?

そんな新しい住宅の考え方を推奨する上で、リビング空間とダイニング空間が分離している住宅を見直すのもありではないかと考え、まとめページを作成してみました!

現在、家づくりをされている方の多くが南向きの明るいリビングダイニングという設計をされていると思います。しかしながら実際はどうでしょう?明るい南面のカーテンをずっと閉めているなんてことはありませんか?

ウォールナット無垢材を贅沢に使用した家具で統一したコーディネート事例をご紹介します06

直射日光が当たり過ぎる・・・曇りの日などは他人の目線が気になる・・・など、ほとんどの住宅でレースカーテンは閉めたまま、中にはミラーカーテンといって外から中が見えないレースカーテンをされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?ミラーカーテンは外から中が見えないと同時に中から外も見えないつくりとなっているのです。

結果的にそんな家づくりでいいのでしょうか?

最近は家を塀で囲んだり、住宅をコの字型の平屋として住宅の外側の壁には大きな窓をつけず、コの字型の内側の窓を大きくしプライバシーを保つ住宅も増えているのではないでしょうか?

先日、投稿したリビングダイニングの三方向が壁で囲われている住まいを特集しました。その内容も南面の窓は小さく、あかり取り程度の窓とし北側の通路に大きな窓を取り付けるという間取りをご紹介しました。

今回はそんな住まいとは少し異なりますが、ダイニング空間とリビング空間が分離している住宅を特集したいと思います。

今までであれば嫌われがちなリビング空間とダイニング空間が分離した住宅​

リビングとダイニングが分離 (6)

リビング空間とダイニング空間が分離した住宅と言えば・・・

上の写真のような住宅となります。ここ最近の分譲住宅、マンションを見てもほとんどの住宅がリビングダイニングはつながった大空間となっております。しかしながら・・・今までちょっと不人気だったこんな住宅を今回見直したいと考えたのです。

以前、こんなお住まいに家具を提案させて頂きました。

リビングとダイニングが分離 (17)

都心型の住宅で、住宅が密集している地域に建てられた住まいとなります。この住宅は手前のダイニング空間と奥のリビング空間の間に、中庭のような明るい外空間がある住まいでした。2階がリビングダイニング空間なので天井がなかったように記憶しております。

リビングとダイニングが分離 (25)

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リビング空間には大きな窓はなく、壁で囲われております。

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しかしながら、リビングからダイニング方向を見ると大きな窓があり住宅の中央部分が明るくなっておりました。こんな住宅であれば外から中は見えず、そして中はある程度明るく、カーテンがいらない住宅となるのではないでしょうか?

リビングとダイニングが分離 (4)

そう考えれば上の写真のようにリビング空間とダイニング空間が廊下でつながる住まいも悪くないかもしれません!

そんなリビング空間とダイニング空間が廊下でつながる住まいの中でも下の写真のように廊下が広ければ・・・

リビングとダイニングが分離 (5)

リビングとダイニングが分離 (3)

子供のおもちゃ収納、オープンラックを設置し、広く空いたスペースをお子さんの遊びスペースとするのもいいのではないでしょうか?

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先ほどの住宅も通路横に長~いデスクカウンターが設置され、ダイニングテーブルの高さとデスクカウンターの高さを揃えれば・・・

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デスクカウンターとダイニングテーブルがつながり、様々な用途で活用することができるはずです。

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このところ、下の写真のように南面の窓は小さくし、壁を広くする住宅もちらほらみることがあります。

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この住宅のリビングの南面は装飾の壁となっており、その壁沿いにソファを配置し、テレビボードを白い大きな壁に家具の配置換えを行うと…

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こんな感じとなります。この住宅も2階がリビングダイニング空間で北側にバルコニーがあるため、北面の壁に大きな窓がありました。

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あかりを南から取るという常識ではなく、北からあかりを取るという考え方で家づくりをされてもいいのではないでしょうか?

間取を活かす家具の配置術をご紹介!ソファ後ろに広いキッズスペースを提案した配置15

隔てられた2つの空間をつなぐ廊下を上の写真のように高い塀で囲えば、外からの視線はなくなりプライバシーを保つことが出来るのではないでしょうか?まさに”カーテンいらず”となるのです!

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こうした廊下でリビングの空間の北側からあかりを取ることができれば、リビング空間の3方向の壁に窓がなくてもいいのではないでしょうか?

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またリビング空間とダイニング空間を分離するメリットとして、こんなケースもあるのではないでしょうか?

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横長の広いリビング空間をフル活用できるため、大きな窓がない壁を活用してこんな家具の配置が可能となります!

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大きな窓がない広い壁面に大きなテレビボードとデスクを並べて配置したり

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大きなテレビボードとデスクを離して置いたり・・・いろいろな使い方が可能となります!また・・・

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独立した広い12帖のリビング空間を活用して・・・テレビを東西の壁に2台置きなんて使い方も・・・(このリビングは南面に大きな窓があるので、プライバシーは保てませんが・・・)

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独立したリビング空間だからこそ、ダイニング空間との関連がなく、お部屋の広さめいっぱいを寛げるリビング空間のためだけに活用することができるのです!

フレンチナチュラルアッシュ色の床にホワイトナチュラル・ライトグレー色のダイニングセットを提案したナチュラルコーデ04

ダイニング空間とリビング空間がつながった大空間という間取りではなく、

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あえてリビング空間とダイニング空間を分離させて、広い廊下でつなぐ間取りはいかかでしょうか?南面には大きな窓を取り付けず、中庭、中バルコニーのような外からの視線を感じないような家づくりをされてはいかがでしょうか?

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当たり前を当たり前としてとらえず、異なる視点から家のあり方を考えるきっかけとなればと思いまとめてみました。

参考にしてください。

https://www.bigjoy.biz/


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