見出し画像

『なんで、私がアメフト部に⁉』OL3年 山田海矢【RECRUIT BLOG vol.2】

「胸を張って何かに熱中したと言える経験をしたい。」
この思いを胸に、僕は北の大地に降り立った。

 小中高とバスケを続けていたが、強豪とは言えないチームで、漠然と目標を掲げて熱中する青春に憧れを抱いていた。同時に高い目標を掲げ努力するわけでもなく、才能を理由に挫折する自分の矮小さを嫌悪していた。そんなしがらみから飛び出し、新しい挑戦をするために北大に入学する。大学こそはちゃんと頑張ろうと思いながら。

 アメフト部を知ったのは入学してすぐのことだった。パンパンな筋肉をしたお兄さんに声をかけられ、半ば強引にイベントに勧誘された。その時にバスケ部しか考えていなかった自分だが、その人も元バスケ部ということで初めてアメフトに興味を持った。自分が背高ノッポだったこともあり、体のでかい人に対して憧れに近い感情を持っていた。それを感じてか先輩はアメフトを始めればこんな体になれると教えてくれた。今考えればよく分からない勧誘だったが、当時の自分にとってそれは衝撃だった。

 新歓に参加するとその雰囲気に圧倒されたことを覚えている。何度も口にされる「今年こそ東北に勝つ」、この人たちは本気で目標に向かっていると感じた。新入生の自分でも感じる部員同士の仲の良さを目の当たりにし、この人たちはなんでこんなに楽しそうにアメフトの話をするのだろうかと、次第にアメフト部に興味を持ち始めていた。そしてパンフレットに書かれたアメフトのルールを何度も読み返していた。気づくとアメフト始めたい気持ちが自分の中に生まれていた。バスケしか無いと考えていたのに。

「君はただの北大生で終われるか。」この言葉がきっかけだった。ただバスケを続けるだけの簡単な道では、弱い自分と決別することはできない、そう思った。そして、この人たちと夢を追いかけたいと心の底から思い、入部を決めた。

それからは最高の日々だった。同じ夢を持った仲間たちと共に「打倒東北、東海」を掲げた日々はドラマのような毎日で、全力疾走の積み重ねだった。本気で打ち込んでいるから、悔しくて涙が出る時もあった。思うように動けなくて、情けない気持ちでいっぱいの時もあった。そんな時に支え合える、尊敬できる先輩、高め合える同期、頼れる後輩に出会え、最高の日々を送れている。それらすべての日々が僕の学生生活の夢物語の一部であり、全てが最高であった。こんなにも心躍る目標に夢を抱いて没頭できたのは、アメフト部に入る選択をしたからだ。

新入生の皆さん、4年しか無い学生生活で、それぞれに最高だったと胸が張れる道を選んでください。その中でアメフト部を選択肢に入れてくれる方を、待っています。
最高の4年間、最高の仲間と共に夢を目指しませんか?後悔はさせません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?