2024年 天皇賞・春 予想

 桜花賞ではA評価の2頭がワンツー! 3着にはB評価に挙げたライトバックが14.6倍ながら入線し完璧的中!

 今年もやってきた最長距離GⅠ、天皇賞・春。
 平成の盾男である武豊騎手はよく名前を出されているが、令和の盾男たるC.ルメール騎手は負傷によって今回の舞台は不在。
「正直、自動的にルメール騎手を買えばええんじゃ!」で済ませたかったが、世の中うまくいかないものである。

 今回も予想印は
 A…本命、対抗級。連対は濃厚。
 B…紐には抑えておきたい。
 C…複勝圏は厳しい。
 という形で示していく。

 1枠1番 サリエラ 評価:B
 前走は3400mの長丁場ながらも、テーオーロイヤル相手に接戦を繰り広げた。
 京都の長距離はスタミナだけでなく瞬発力も必要で、二度の坂越えでの消耗も最内枠を引いたことでいくらか相殺できるだろう。
 血統的にディープインパクト×欧州中距離牝系は京都の外回りで部類の強さを発揮しているし、相手となる牡馬も一線級よりは格が落ちる。牝馬による快挙も狙える。

 2枠3番 プリュムドール 評価:C
 長距離戦で結果を残しているが、重賞レベルとなると好成績を残し切れていない。GⅠレベルではスピードが不足しているか。重い馬場になってほしい。

 2枠4番 ワープスピード 評価:B
 ドレフォン産駒は多くがダート戦線が主戦場だが、当馬は芝の長距離で活躍している。ここ2戦は長距離重賞で結果を残しており、前走は内から仕掛けて脚を溜め、2着を確保。今回も内枠で、脚を溜めれば面白い結果を出してくれそう。
 意外と人気しないので、穴馬としては一番面白いのでは。

 3枠5番 ブローザホーン 評価:A
 前走は稍重なのもあって最後の直線ではじけきれなかったが、長距離レースでも問題がないことはわかった。前々走で京都の外回りコースを勝利しており、二度の坂越えも対応できるだろう。
 エピファネイア産駒らしく長くいい脚を使えるタイプで、今回の舞台は適性もぴったりだ。

 3枠6番 ディープボンド 評価:B
 前走は馬場が渋ったのもあるが、好位を確保して粘り切れなかった。とはいえ京都外回り巧者で、天皇賞・春も3年連続2着とリピーター。阪神競馬場のようにゴール前に坂があるとそこを乗り切れるスピードが足りないが、京都ならば下りの勢いそのままに加速できて粘り込めるのでは。

 4枠7番 タスティエーラ 評価:C
 大阪杯は勝ち馬に近いポジションを確保しながらも直線で失速。去年のダービー馬の威光をもう一度見せて欲しい気持ちはあるが、古馬との対戦結果を見ると厳しいのでは。血統的にも中距離タイプ。

 4枠8番 ゴールドプリンセス 評価:C
 前走は3勝クラスで勝利。今回はそこから斤量が増加し、相手も大幅強化。今回の舞台は力不足では。

 5枠9番 シルヴァーソニック 評価:C
 前走は折り合いを欠いての敗北。オルフェーヴル産駒らしいテンションの高さがあり、長距離レースでは不利に働くが、折り合ってレースを運べた場合はやはりオルフェーヴル産駒らしいスタミナで長距離レースで結果を残している。
 とはいえ京都外回りよりは阪神のコースのような急坂があるコースのほうがタフさが活きるだろう。年齢的にもスピード勝負は分が悪いし、今年は難しい。
 鞍上を考えると捲り戦法がありそうだが、京都の外回りで捲りはかなりスタミナの消耗が激しい。前目で運べるなら面白いが……。
 ディープボンドとどちらがいいか悩んだ。正直、どちらかが紐に来そうという消極的な予想だ。

 5枠10番 サヴォーナ 評価:C
 前走は中団につけたが直線は伸びがなかった。3000mは長かった印象で、今回もそれは変わらない。もう少し短い距離で見たいところ。

 6枠11番 マテンロウレオ 評価:C
 前走は大逃げであわやの展開を見せた。
 しかし4着までで、相手が強化される今回、大逃げでは辛い。番手に控えてある程度ワンペースでいくのがベストなタイプか。GⅠでは中々ペースは落ち着きづらいし、展開が向かず苦しいのでは。大逃げをもう一度行えば面白いかもしれないが。

 6枠12番 ドゥレッツア 評価:A
 去年の菊花賞馬。ステップレースに金鯱賞を使う珍しいローテだが、逆に中距離で通用するスピードがあることを示し、この馬の強さを見せた。プログノーシスに5馬身つけられたが、逆にプログノーシスのほうが中距離戦線の主役を張れる強さがあるし、59kgを背負いながら2着なのは立派。菊花賞で見せたパフォーマンスをここでも見せてくれる。

 7枠13番 スカーフェイス 評価:C
 前走はOP特別で4着。相手が大幅に強化される今回は厳しい。

 7枠14番 テーオーロイヤル 評価:B
 前走は展開が向いた印象もあったが、前哨戦を圧勝。それ以上に評価したいのが、前々走。58.5kgを背負いながら着差以上の完勝で、長距離戦線の雄に躍り出た。ここまでの実績を考えれば本命にしてもいいが、去年秋から長距離レースを使われ続けており、ローテーションに不安がある。そのためB評価まで。

 7枠15番 メイショウブレゲ 評価:C
 阪神大賞典では後方待機し、脚を伸ばすが8着。流石にスピードが足りず、GⅠの今回は厳しいか。馬場が重くなるなら面白そう。

 8枠16番 チャックネイト 評価:C
 前走は好位から伸びてAJCCを勝利。馬場と展開が向いた感もあり、大幅な距離延長となる今回は未知数。血統的に中距離までな印象で、距離が長いのでは。

 8枠17番 スマートファントム 評価:C
 3勝クラスからGⅠへ。馬群を割って良く伸びてきたが、メンバーレベルを考えるとGⅠの舞台では評価しづらい。過去10年で前走3勝クラス以下が複勝圏に飛び込んだことがなく、やはり実績を積んだ馬でないと厳しい。

 8枠18番 ハピ 評価:C
 ダートが主戦場で、前走は芝で走ったが大きな前進は見られなかった。今回は切りで。

【評価まとめ】
A…
・ブローザホーン
・ドゥレッツァ
B…
・サリエラ
・ワープスピード
・ディープボンド
・テーオーロイヤル

以上を踏まえて
◎ドゥレッツァ
〇ブローザホーン
▲テーオーロイヤル
△サリエラ
△ワープスピード
△ディープボンド

とする。


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