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下手だからやりたくない。

 先日、女子校で授業をするという夢を叶えた立派な木です。
#そんな夢持ってなかっただろ 


 今日は保育士の大切な仕事について話をしたいと思います。

これは私の生徒にもよく伝えていますし、保育士を目指している子にも伝えたりしています。ママやパパにもぜひ読んでほしいと思います。 

 みなさんは、絵を描くのが得意ですか?歌を歌うのは得意ですか?楽器を演奏するのは得意ですか?字を書くのは?人前で話をすることは?運動は?

 私は歌があまり得意ではないです。でも歌うことは好きです。一時期は下手だから歌いたくない。ということもありましたが、今では下手だけど歌うことは好きなので歌いたい時は歌います。

 保育士は歌がうまくないといけない。っていう思い込みが一つあると思うんですよね。他にもピアノがうまくないと、絵がうまくないと、などなど。

 でも実際に保育士になることはできたし、保育士になってみると絵が下手な人もいたし、ピアノが下手な人も、、と言いたいところですが、ピアノは自分だけダントツで下手でしたね。でも保育士やってました。笑

 確かに上手であった方がいいと思います。いいお手本になるし、上手に教えてあげられます。でも、保育士が子どもに教えるのは技術だけじゃないと思うんですよね。

 人間形成の土台となるこの大事な時期に教えるのは、「上手いから良い、下手だからダメ」という評価ではなく、「歌ったり、絵を描いたり、表現するのって楽しいよね。思い切り体を動かすのって楽しいよね」という楽しい、嬉しいという気持ち、「心」だと思うんですよね。

 「上手になることよりも、楽しいと思えることの方が、人生は豊かである」と私は考えます。

 上手いからやる、下手だからやらない。は他人の評価という軸で生きていることになります。他人軸で生きていると、自分の人生に責任を持てず、本当の喜びを得ることは難しい。そして誰かのせいにして生きる人生になります。

 だから保育士は「楽しいね!」という気持ちを共有できることが大切だと思います。
そしてそれを伝えられるようになるためには、まずは保育士がその心を育む必要があります。

 というよりは、「思い出す」の方が正しいかもしれませんね。もともと子どもたちは、上手とか下手とかではなく、「楽しい」という感情で走ったり、絵を描いたり、歌ったり、喋ったりするわけで、その中で大人が上手だとか、下手だとか「評価」をして「下手=ダメ」という刷り込みをするんです。

 好きなのに「下手だからやりたくない。」というのはかわいそうですよね。

 「好きだからやりたい。」「楽しいからやりたい。」そんな純粋な心を育てたいですね。


「上手になることよりも、
   楽しいと思えることの方が、
        人生は豊かである」です。

またね!

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