2024/05/12 人生、さいごまで美味しいものを食べたい
虫歯って、痛いものだとばかり思っていた。ところが、かなり進行しないと痛みは出ない、つまり初期の虫歯は痛くないと、この歳になって初めて知った。幸いなことに、これまで、あまり虫歯に悩まされがことがなかった。
歯科医でさえ、初期のものは目視では分からないとのこと。では、どうやって見つけるのだろう。レントゲンを撮れば、初期の虫歯でも見つけられるそうだ。
これまた知らなかった。
うちのすぐそばの歯科では、虫歯はない!と言われていたので安心していた。ところがである・・・。
色々あって、最近、新しい歯科に変えたら、5本もあった。
えっ〜!?
前の歯科でもレントゲンを撮ったことはある。しかし、そこでは、2、3本の歯だけのレントゲンで、新しい歯科のレントゲンのように口全体のすべての歯を撮ったことはなかった。近所の歯科には、そもそも、最新のレントゲン設備がなかったのだ。
あっ〜、なんてことだろう。
去年、転んで差し歯にした箇所が、いまだに違和感がある。そのことを新しい歯科で言ったら、同じ箇所に対して2年間は保険が効かないそうで、どうしてもやり直したかったら100パーセント自費になるとのこと。
えっ〜!
近所の歯科医は若くはないが、まだよぼよぼというほどの高齢ではない。それなのに、まるで昔のままのような設備だったというわけだ。確かに、医学の進歩(いや、医学に限らないが)は、すごい。ぼうっとしていた自分がバカだった。
悔やんでも仕方ない。新しい歯科医は若いし、設備は整っているように見えるが、さて腕がいいかどうかは分からない。しかし、疑問をもったらキリがない。幸運を祈ることにしよう(笑)
さてさて、とにかく、人生最後まで美味しいものを食べたい。それには歯が大切だと、最近とみに痛感している。これまで、幸いなことに歯に悩まされたことがあまりなかった。
ところが、昨年秋に転んで前歯を折って以来、100%しっかり噛めていないような気がしている。8割くらい噛んだところで飲み込んでしまっているような気がする。
仕方がない。とりあえず、消化の良さそうなものを食べることにする。ということで、牧野博士の墓をお参りした後に食べた、焼き芋を紹介しよう。
ただの焼き芋ではない。創業150年の老舗花屋の一部をリノベーションして誕生した「花重」というカフェの焼き芋ブリュレだ。カップに入っているのはソフトクリーム。その隣の細長い容器には塩が入っている。飲み物は、無難にカフェオレにした。
芋の残りが少なくったところで塩をかけてみた。最初は、しょっぱいと感じた。当たり前だ。口の中から塩気が消えると、ん?芋の甘みが強くなった!残りの芋にも、また塩をかけた。
ソフトクリームも、芋に乗せてみた。芋と合わせる必要はない気がするが、ソフトクリーム自体は大好きなので、両方食べられて満足、まんぞく。
せっかく撮ったので、もう少し写真を載せておこう。おそらく、この釜で芋を焼いているだろう。
谷中霊園では、ごたぶんにもれず、けっこう外国人観光客もいた。墓参りに来る人向けだけの商売では大変なのだろう。そう近くはないし、用事もないし、次に行くのはいつになるかわからないが、また立ち寄れるようにしっかり歯を治しておこう。