これもきみに教えておきたい（誕生まで残り2週間）

もう数日も前の話になるので簡潔に。

この日の記憶で強く覚えているのは2つ。1つは貼り替えが終わったばかりの白い壁紙が、それはもう見事に光を跳ね返してくれること。たかが壁紙といえど、先住人の喫煙ですすけた年代物の壁が白く新しくなっただけで、日差しや照明のまぶしさがまるで違ってくるということに気付かされた。

2つ目は晩ごはん。子供を寝かしつけてから近くの焼肉屋に行き、ベビーモニターアプリで様子を見る横で上カルビを注文。これが肉じゃないのではと疑うくらいトロットロで超絶美味いからぜひ全国のカルビ好き、カルビを愛する者たち、カルビを憎むものたちとかすべてのカルビ関係者とかに伝わってほしいなと思った。つまり筆舌しがたいほどうまい。

日々の中であれこれを浴びエウレカと叫びながら、それらを「話したい」と思う相手が必然的にパートナーになる。ただ最近はそれだけではなく、「教えたい」という小人の存在、が増えた。もちろん自分がまだ半ちく者で、まだまだ教わる側だから謙虚さを忘れてはいかんよなと自分に話してはいる。が、自分がよかったと感じたことやもの、その楽しみ方をたくさん引き継いで欲しいものだなと常に思っている。

この日1歳児は我々に「赤」という色を知っていること、「あか」と言えることを教えてくれた。この人は天才ではないだろうか。さあ早く会話をしよう、おなかのもうひとりもはよ。