孤独な時間がひとを豊かにする
人とあい、話し、分かり合う、または違う考えに触れる。そしてまた一人の世界に。
人と会うのは答え合わせのようなもので、一人の世界で考えたことを他人を通じてさらに深めたり、他人にぶつけて本質を知ることだったり、比較して、自分を知ることだったり。
よく、人と比べるなというけれど、自分を知るために人と比べるのはいいことだと思う。何に喜びを感じるのか。何が今楽しいのか。
ただ、大いなるベースに、孤独な自分が存在し、日々その自分と語り合い考え抜いているか、というところが私としては重要で、日々ただ忙しく稼ぎ仕事ばかりしているところに人とあったところで答え合わせに繋がらないし、ただ忙しい時間の延長になってしまい、疲弊する。
一方で、ひとりで充実した時間を過ごしたあと、人に会えば、それだけで感謝するし、さっぱりした、道がひらけたような気すらする。その人によって自分の輪郭がよりくっきりと浮かび上がる。
人と会わない時間があることが大事と言いたくて、こんなことを書いているのだ。つまり、その時間の濃密さをもっともっと高めたら、あった時の幸せ感が増す。ストイックに自分を追い込めという話ではなく、思うままに集中して自分を研ぎ澄ます時間が、結局は全てを豊かに幸せ満ち溢れる導きとなる。
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