仁
縁あって流れ着いた場所で、縁をくれた人のために全力を尽くしてことに励んでいたら、えらくたくさんの幸せをもらえて、それに感謝しつつ、自然の中で伸び伸びと生かせてもらったら、自分の使命もなんとなくわかった。
目の前に現れたことやひとはとっても意味があって、ある人はいろんな知恵を授けてくれ、ある人は身を持ってなりたくない自分を想像させてくれ、ある人はともに手を取り合っていまを生きてくれる。すべての目の前のことが血となり肉となる。血として肉とする。
この瞬間に生きとし生けるもの、すべてのおかげでここに居れる。息をして今日も生きることができる。二度とこないこのときのために、できる限りの力を振り絞ろう。頭を悩まそう。必要なだけ恐れよう。老いを認めよう。
つねに自分を抱きしめながら、一歩一歩ゆっくりと歩いていくのだ。
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