佐久間宣行『できないことはやりません〜テレ東的開き直り仕事術〜』

ラジオがすごく面白いので読んでみた。『ゴッドタン』のようなとがった企画まみれの番組を作ってる方なので、本人が謙遜しているだけでなんだかんだセンスの塊みたいな人なんだろうなと思っていた。私のような一般人から見ると、結局センスがある人であるのは間違いないと思う。そんな人でも自分にはセンスがないというコンプレックスを長い間抱えてきたというのは驚きだった。コンプレックスから目を背けたり卑屈になったりするのではなく、ちゃんと向き合って、人よりも頭を使うことでそこを補おうとしてきたのは本当にすごい。コンプレックスがあっても、本当にやりたいことや好きなものがあるのであれば簡単に諦めてはいけないのだなと思った。私も色々なコンプレックスがあって、「どうせ無理だろ」とすぐに思ってしまうけど、「熱量と時間」をかけて、全力で楽しんで、失敗を怖れず、やれるだけやってみようと思う。

企画の作り方では、自分の感情の分析と人間観察は面白そうなので私もやってみようと思った。ちゃんと意識して生きていけば、身近なところに不思議なことや面白いことは沢山転がっているということを再確認できた。

企画書の書き方や企画の通し方についての部分は、まだそういうことを経験したことはないけどすごく自分の中に入ってきた。よく「生産者の目線を持て」みたいなことを言われるけど、そんなものなってみないとわからないと思う。でもきっと必要なことなのでわからないなりに最近考えていた。だから、お金に対する意識だったり会社でそれをやる意義だったり、そういうところまで最初から考えて、それを伝える努力をしないと自分のやりたいことを実現できないというのは私にとってすごくタイムリーな話で、生々しく感じられた。難しいけどしっかり考えていきたい。

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