これはいらない

クリスマスも終わり、もうすぐ2007年も終わりなのである。
今年は本当にもう何というか・・・嵐のような1年間だった。
あっという間のような1年だったが振り返ってみると密度の濃い。
そんな1年間だったのである。

そんな中でも最も印象的な事件の一つにK子ちゃんへの告白→玉砕
事件がある。
この話は3月の終わりくらいに「春は寒風と共に舞い降りた」
「春一番はガーンガーンと吹き荒れた」の2本で詳しく書いた。

しかし4月の日記を見ていただければ分かるのだが彼女との関係は
その後もだらだらと続く。
男の未練がましさ炸裂である。

そして6月、俺にとって決定的な出来事が起こる。

起死回生の大逆転を目論み、俺は彼女と2人での杭州旅行を
敢行した。
杭州には恵州時代の同僚がおり、彼女らと杭州の名所を
巡り、綺麗な写真も沢山撮影し、非常に有意義な旅行であった。

しかし、悲劇は上海への帰りの電車の中で起こった。
旅行の疲れで俺は電車の中で熟睡。
その間K子ちゃんは俺の撮ったデジカメの写真を見ていた。

「これは綺麗。これはいらない」

彼女の声が何やら聞こえるがとにかく疲れた。女の子との旅行はどうして
こう疲れるんだ・・・。

電車は上海に到着し家に到着後、元同僚に送るための写真を
もう一度編集しようとカメラの写真を見直してみると。


??( ̄□ ̄;)!!


何か写真減ってねえ??
K子ちゃんとの2ショット写真もっと無かったっけ?


て言うか1枚もなくなってる??


電車の中でかろうじて聞こえた「これはいらない」という言葉。
それは俺との2ショット写真の事だった。

あり得ねえ・・・・(←最近よく使うなこの言葉)


この行為に怒りを通り越した虚しい悲しみを俺が覚えたのは
言うまでもない。
100年の恋も完全に冷めた俺は以降自ら彼女との縁を自ら完全に断つのであった。

以上何だか久々に愚痴っぽい日記になっちまったかな?と思ったのだが
まあ、07年のおさらいという訳でご勘弁願いたし。

ここ数年、変な女の子にだまされる率が異常に高い俺は今度こそ本当の愛を求め、今日も上海で戦い続けるのでありましたとさ。

♦背景説明
2007年12月の日記だが、実際の出来事は2007年の6月。
このK子ちゃんを追いかけて、俺は上海の生活を始めた様なものだった。

同年3月に交際を申し込み、承諾を得るも3日後に反故にされる。
しかし、彼女は俺の上海のアパートに半同棲状態で、まだまだチャンスはある筈と、この6月の杭州小旅行に賭けていたのだが、そんな期待は見事に裏切られたのでした。