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うちの嫁さま【第14話】キンタの大冒険第二部

春節に通行証の期限切れで
マカオへ行けなかったうちの嫁さま。

その後、通行証を更新し
5月の労働節にリベンジマカオなのである。

4月30日の夜
天津から杭州へ飛んだのだが
杭州はあいにくの雨。

20年ぶりの杭州だが空港は初めてのオレ様

今晩は杭州に宿泊し翌日の朝の便で念願のマカオである。
杭州でどこに泊まるかは聞いていない。
空港からタクシーでホテルへ向かう。
外は大雨…

翌日早いので、空港近くのホテルかと思ったのですが…
聞けば、西湖をどうしても見たかったという、うちの嫁さま。
(※西湖とは杭州の有名な湖)

空港からタクシーで約50分…
遠い…
雨の中、西湖の近くのホテル近くでタクシーを下ろされた。
ここからは歩いて行って下さい。

はぁ?雨降ってますけど?

運転手は、この先、車入れません。
ここから歩いて行ってください。

ホテルがある場所は、
歩行者天国になってて車が入れなくなっていた。

仕方なくタクシーを降りる。
えええ?
騙されてない?
と不機嫌になるうちの嫁さま。

てか、嫁さまがここ予約したんでしょ?

とりあえず、雨宿りできる場所で、ホテルの場所を確認。
歩いて、5分くらいの所である。
このまま濡れて行こうと、オレ様。

お子さまが風邪ひいたらどうすんだよ?
傘買って来るからここで待ってろと、嫁さま。

時間は午前0時を過ぎている。
コンビニの場所も分からず、
結局、傘は手に入れられなかった…

なんでこうなるの?嫌がらせか?

と、ますます不機嫌になる嫁さま。

(心の中で、誰の嫌がらせだよとつぶやくオレ様。)

オレ様が、
ホテル行って傘借りて戻ってくるからここで待ってろ!
というと、
こんな夜中に、嫁さまと、お子さまを置き去りにして、
お前、一人で良く行けるな?
何かあったらどーすんだよ?
と、嫁さま…

じゃーどーすんだよ?

(なるべく平常心で聞くオレ様)

ホテルに電話して迎えに来てもらう。
と、言いホテルへ電話するうちの嫁さま。

あっさり断られる。

やっぱオレ様行ってくるから、待ってて!

ブチ切れるうちの嫁さま。
ブレーキの壊れたダンプカーモード突入。

だから、一人で行くなって言ってるだろ!!!

再びホテルへ電話。
スタンハンセン状態で、まくしたてるうちの嫁さま。

だから、ホテルの場所も分からないし、
大雨だし、子供もいるし、風邪ひいたら、

どーしてくれるんだ!!!

と、ひとしきり輩を言い続けた結果、
ホテルのスタッフが、
傘持って迎えに来てくれる事に。

しかし、お前は、つかえねーな?
と、オレ様にまだ攻撃仕掛けてくるうちの嫁さま。

全て嫁さまの言うとおりにした結果がこれですけど、
とは言わない大人のオレ様なのである。

その後、ホテルのスタッフが、
傘持って迎えに来てくれて、
無事チェックインできた便太郎一家なのでした。

時刻は既に1時を回っている。
翌日は、10時のフライト。
労働節なので3時間前にチェックインしろと言われており、
7時には空港に着かなくてはならないのだ。

寝たのが2時過ぎ、
翌日、5時半起床、6時ホテル出発の予定が、
6時半起床、7時ホテル出発と出遅れた…

西湖はすぐそこなのだが…

ひとめだけでも西湖が見たいと願ったうちの嫁さま。
結局、寝坊して、ひとめも見ることなく空港へ向かうはめに…

杭州観光は無しただのトランジット

こんなことなら、空港の近くのホテルにしておけば、
雨にも濡れず、もっとゆっくり出来たのにね。
とは口が裂けても言わない大人のオレ様なのである。

杭州空港

その後、8時前に杭州空港到着。
急いでチェックイン。
これ乗り遅れてたらマジ笑える!!!

2時間遅れで待機中

5月1日
10:10発の飛行機は2時間遅れの12時に
杭州空港を飛び立ったのでした。

手を振る~ひとおに~えがおーでこたああえーー♪

いよいよ念願のマカオである。

つづく。

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