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中国からタイへ、本日話題のニュース

 とある中国人観光客がタイ警察の車両を6‐7,000バーツでチャーターし、空港までの出迎え、迅速な入国審査、渋滞も経験せずホテルへ到着、という快適なサービスを受けたと言う投稿が話題となっている。

 話題になっているのは若い中国人女性がTiktok中国版のドウィンに投稿したタイ旅行についての動画である。彼女は母親とタイを観光で訪れ、スワナプーム空港からパタヤのホテルまでタイ警察の車両に先導もらい、ドキドキワクワクし、感銘を受けたと言うもの。
ทึ่ง

 彼女は「友達がタイは って言うのよ。だから私も母もパタヤ―に行ってみたくって、送迎サービスを予約したの。予約した時に「警察官の送迎を希望しますか?」と聞かれて、えーって。法を犯したなら逮捕されてパトカーにも乗るでしょ…で、聞いてみたらそれはサービスの一つだったのよ。更に追加料金を支払えばパトカーが迎えに来てくれて、ホテルまで先導してくれるのよ。ワーオ!渋滞にもひっかからないし、最高!」と語った。

 利用代金は「パトカー🚔の先導なら7,000バーツ。白バイなら6,000バーツだったわ。今までこんなサービスは受けた事がなかったから、予約してみた。利用してみよう、私がタイの警察官に会わせてあげる、って言ってね。」

 そして 彼女が飛行機から降り立つと紺色の正装をした角刈りの男性が彼女の名前が記されたステッカーを持ち、待っていた。彼女は「すごい!」と感じたと言う。

 「私達、ドキドキワクワクよ!飛行機から降りたら警察官が待ってるんだもの!お~って感じ。警察官は制限エリア外で待っていると思ったから。ドアを出たところで待っていたのよ!何てことかしら\(◎o◎)/!おまけに入国審査のショートカットまでやってくれて、列に並ぶことなく、たった5分で入国審査終了よ。荷物の受け取りも待つことなかったわ。なので彼にチップを200バーツ渡したわ。

 彼女から空港から出ると2人の制服姿の警察官が待っており、パトカーとバイクが用意されていた。その警察官は「バイクに乗ってもいいですよ、お嬢さん。」と話しかけて来たと言う。彼女と母親は手厚いおもてなしを受けたそうだ。彼はドアーを開け、その親子を座席に座らせ、飲み水を1本渡したと言う。
 
 その後、白バイはサイレンを鳴らし、彼女達が載ったパトカーを先導して行ったそうだ。すれ違う全ての車はこぞって道を開けてくれ、渋滞に引っかかる事もなく、以前は3時間もかかったパタヤ迄の道のりがたった1時間だったそうだ。

 警察官たちは彼女と母親を無事にホテルまで送迎した。その際に彼らは一緒に彼女の自撮にも応じ、彼女は大変感動したそうだ。

 現在、彼女の投稿したこの動画はタイでバズり、字幕が付けられ#VVIP待遇の観光 というハッシュタグが出来る程大きな批判を浴びている。国民はこれほどの警察官の心のこもったサービスに対して好奇の目を向けた。警察庁では彼らが本物警察官か否か確認するように命じた。
จิตบริการ 心のこもったおもてなし

 だが、単なる送迎時の先導だけではなく、中国人女性の入国時のゲートでの出迎えから入国審査のショートカット、荷物の受け取りも必要なかったり、県を超えての送迎等の一連の流れから地位の高い者も関与している、という見方をする人もいた。

 

 

 

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