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ロキタンスキー症候群など子宮の発育異常で子供を産めない女性に残された希望

子宮の発育異常とは?

子宮の発育異常は、胎生期における女性の生殖器官の発達の障害によって起こります。一般的な子宮と比較したとき、サイズ、解剖学的な形、プロポーションに先天的な異常(疾患、逸脱)が見受けられます。

①子宮の欠如

マイヤー・ロキタンスキー・キュスター・ハウザー症候群(MRKH症候群)は、ミュラー管無形成症、またはミュラー管無形成症、膣無形成症とも呼ばれるミュラー管形成不全です。ロキタンスキー症候群の女性は、ミュラー管の発達不全を特徴とする先天奇形がみられ、子宮が欠如(もしくは欠損)していたり、程度はさまざまですが、上部の膣形成不全(生殖器の未発達)が見受けられます。ロキタンスキー症候群には変異型があり、最も一般的な変異型は、子宮がなく膣が短くなっている状態です。このような異常がある場合、女性は月経がなく、自分で妊娠することはできません。ロキタンスキー症候群は4500人に1人の割合です。

②子宮の形成不全

子宮形成不全(子宮発育不全)は、子宮は適切に形成されているが発育が遅れている状態を言います。子宮形成不全は、子宮が小さかったり、子宮内膜の肥厚が不十分だったりし、不妊症や流産の原因となります。

③子宮の発育異常(子宮奇形)

子宮発育異常(子宮奇形)には、重複子宮、双角双頸子宮、双角単頸子宮、中隔子宮、弓状子宮、単角子宮があります。これら先天性の子宮奇形のある女性の多くは、医学的あるいは生殖学的な問題を抱えておらず、妊娠前にこのような身体の生理的特徴について知らない(気が付いてない)ことが多いです。子宮奇形が流産や早産の原因になることはありますが、流産や不妊の既往歴がある女性であっても、手術(外科治療)によって妊娠が成功する可能性は十分にあります。

子宮の発育異常は、子供を産めないのか?

①の子宮の欠如(ロキタンスキー症候群)については、機能する子宮が欠如しているため不妊症となってしまいます。しかし、卵巣が正しく機能している場合には、体外受精(IVF)で受精卵を作り出し、代理母に移植することで妊娠・出産・遺伝的に繋がりのある子を持つことが可能です。

②の子宮の形成不全や③の子宮奇形については、自身で妊娠できる可能性がありますので、子宮の状態を正しく把握してまいりましょう。これまでに試してきた不妊治療、各種検査の結果、流産の経験など、すべてを踏まえた上で、前向きにお子さんを持つ方法を考えていきましょう。

子宮の発育異常と代理出産

ロキタンスキー症候群(MRKH)をはじめとして、子宮の発育異常でお子さんを持つことを諦めていた夫婦は大勢います。しかし、卵子提供、体外受精、代理出産という3種類の高度生殖補助医療を駆使することにより、大半の夫婦は、遺伝的に繋がりのあるお子さんを持つことができています。そのような体験談は、子宮の発育異常に悩んでいる女性にとって、興味深いもの(希望)になるはずです。機会があれば、いつでもお気軽にご相談ください。


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