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決意表明

 右腕を切り落としたい思いでこれを書いています。もはや小説を読まなくなった烏合之衆に何を与えれば鳴いてくれますか。行間の空いたライトノベルですか。ためになる自己啓発本ですか。肩書きですか。知名度ですか。それ以外にあるのなら応えてください。
 僕は小説を書きます。書き続けます。もう境地に立ちました。皆から読まれなくても書きます。日記のように書きます。決めました、もう、決めました。
 評価なんて幻想です。あれはただの言葉の並び、気持ちなんてありません。評価する側が言いたいことを言ってるだけなんです。僕の気持ちを踏みにじりながら……
 僕は、もう、創作的隠居をします。自分のために作品を書きます。もう嫌です。君たちなんかに見せたくもないし、君たちは僕の作品を見たくもないでしょう? ここに意見が合致したのだからそれで良いでしょう。
 さようなら、さようなら、もう挨拶すら交わすことはないでしょう。
 心の内に大きな桜を成しました。人は全てここに埋葬されるでしょう。

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