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秋になると思い出す不思議な体験 ~ 正暦寺 ~

奈良市南部の山の中にある正暦寺は紅葉の名所であり、清酒発祥の地としても知られている。一方で我が家では一度行った事はあるものの、二度と行くことはないであろう場所として記憶されている。

行ったのは紅葉の時期。平日にも関わらず、多くの人で賑わっていた。夫婦で行ったものの、あちこちと写真を撮っているうちにはぐれてしまった。こういう時に携帯電話は便利である。お互いの居場所を確認、その中間地点で落ち合うことに決めた。

しばらく歩き、落ち合うであろう中間地点まできたが、落ち合えなかった。首を傾げつつそのまま歩き、ついに当初嫁さんがいたであろう場所まで歩いてしまったが、落ち合えなかった。神隠しにでもあったか?お寺だから仏隠しか?

再度携帯に電話し、今度はそのまま電話で話しつつ歩き、ちゃんと落ち合えたが、さっきも二人とも同じ場所を通ったはずで、なぜ出会えなかったのか・・・。

どうも嫁さんにとってここ正暦寺は空気のあわない場所であったようで、特にはぐれてしまっていた間は急に体調が悪くなっていたらしい。一瞬異空間に行ってしまってたようで、歩いている間、誰にもあわなかったそうである。当日は平日ながら結構人はいたはずなのだが。危ない危ない・・・。

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