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南明寺
奈良の中心部から北へかなり外れた場所にある柳生の里。柳生十兵衛ら柳生一族の里として有名だが、それは江戸時代以降のこと。それまでは何の変哲もない山の中の村であった。
さてそんな村の中にあるお寺が南明寺(なんみょうじ)。何の変哲もないお寺だが、古来より隠された役割が一つあった。それは・・・猫段( https://note.mu/beyan1405/n/nd5467ff04e96 )で転んで猫になってしまった鹿の収容である。猫段でころんだ鹿はここで猫住職になるのである。別名にゃんみょうじとも言われている。
というわけでやってきた猫住職。当代の猫住職は183代目である。
「やれやれお参りの時間か・・・」
「本堂まできたにゃ(^^)」
「今日はいい天気だにゃ~」
「・・・」
「ひなたぼっこは気持ちいいにゃあ」
「zzz・・・」
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