いちは 最小の正の整数。
 
数や順序を数える時の始まりを表します。

 
それにしても

1という数字の持つこの高揚感はなんでしょう?

イメージで言うと赤。

戦隊物のリーダーやサイコロの1も赤ですね。

なんか独立心の強い雰囲気があります。

 

映画なんかも続編より最初のやつの方が面白かったりします。

最初の方が無駄が無くて完成されているというか 。

私はCUBEという映画が好きなのですが
それはやはり初回のヴィンチェンゾ・ナタリ監督のが一番いいです。
CUBE2、CUBEZEROと続きますが 私はそれは別物と捉えています。

ホームアローンも最初のやつで完成されています。
3くらいまで続いて最終的に犬が主人公になる わんわんホームアローンという映画に辿り着いたと記憶していますが、雰囲気から察するにそれだったらもう別のタイトルにしてほしいところではあります。
 
最近はそれを踏まえてかあまり2ってタイトルに付けないものも増えてきた気がする。
やはり続編を作る段階でさらにそのあとの何匹目かのどじょうも見越しているのを悟られまいという動きなのか。
 
ただ、「最後の〜」とか「〜 これから」とか副題のようにくっつけるのも、なんだかなぁと思ってしまいます。

 
例外ももちろんありまして
これは映画ではなくゲームですが、スーパーファミコンのドンキーコングは1より2の方が面白かったりします。
クラッシュバンディクーも1より2です。

これはどちらも1がムズすぎる。
死にゲーとはよく言ったもので死ぬためにゲームをしてるような気分になる。くらい難しい。
その難易度を考慮して作る続編なので2の方がアミューズメント性が高くなるのでしょう。

他にも2で思うところあるのが
たまにあるバラエティ番組の続編タイトル

東京フレンドパーク2
モヤモヤさまぁ~ず2

いろいろな理由があるのでしょうが
この違和感はなかなかのものです。
なんとかならなかったのでしょうか。
 
 
お店とかには2は無いですね。
ファミリーマート2とか
バーミヤン2とか
俺のハンバーグ2とか

なぜかものすごくしっくり来ますが、何に対しての2なのか意味がわからないので成立しないのでしょう。

 
雑誌とかだと別冊とか付きますね。
オールナイトニッポンも昔は2部って言ってましたが最近はZEROとかpremiumとか。
アンサーソングも馴染みある言葉になってきました。
2世タレントもそのうちアナザータレントとか呼ばれるかもしれません。

2についていろいろ思う事を論ってみましたが、この文章のタイトルは 一 なわけで そろそろ軌道を修正しなきゃなきゃ。

2も結局1と1で2なわけで
続編やスピンオフは初回あってこそのものだと。
最初がやはり盤石なのではないでしょうか。

ですが
だからこそ諸刃の剣で
1という存在はそれ単体ではとても心もとない、実は弱いものです。

それは つかまり立ちをし始めた赤ん坊のような、それは侍の衣装から私服に切り替わるタイミングを伺っていた時の波田陽区のような、それはジン ジン ジンギスカ〜ン♪と 高らかに歌ったあとその続きの歌詞を誰も把握して無くてふにゅふにゅふにゅと雰囲気だけで口ずさんで誤魔化してまうような、

絶妙なバランス。

儚く危うげで息を吹きかけたら消えてしまいそう。

どこからが1でどこからが1でないのかは
意外とわからないものです。

 
なのでこの話も

ちょっと続きそうな 雰囲気で

なんとなく 終わります 。