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インセクトフェスティバル(昆虫標本即売会)

※最後の方にコスズメ(蛾)の画像があるので、苦手な人は注意!薄目でセルフモザイクかけて!

ロッキー終わって、繁忙期前最後の休み。土曜日は一歩も外に出なかったので、日曜日は出かけた方がいいなと思ってスケジュールを見たら、「インセクトフェスティバル行く?」と書いてあって、入力した過去の私を褒めつつ浜松町へ向かってみた。

即売会は初めてなので、ドキドキしながら会場に足を踏み入れると…500円の入場料で、こんなに昆虫標本が見られるんですかぁ!?ってぐらいに昆虫標本が並んでました。即売会なんだから当たり前なんだけれども!けれども!

端っこから順に見ていくと、所謂標本箱に入ってるもの、袋に入ってるもの、飛んでる姿のものなど、色々あって、初心者の私は、吸収することがたくさん!

でもこれ、標本箱にたくさん入ってるものひとつひとつに値段が書かれてる…え?どうすんの?と思って、ふと隣の人を見ると…タッパー!タッパーにウレタン敷いて、刺してる!!スーパーで一貫ずつ個別にパッケージされたお寿司をブラパッケージに入れるみたいに!!

あと、一匹ずつ個包装されて一体200円とかでめっちゃ売ってる!これを自分で標本箱に飾るの!?うわー!やってみたい!!でも、それこそ私には禁断の扉じゃない?沼だろ!これ、沼だろぉ!

と、脳内で大騒ぎしつつも冷静に、どうやってコミニュケーションを取っているのか、展示方法が店によって違うなとか、保存の仕方に愛のあるなしが出るのはフィギュア屋と一緒だなとか、この匂い…なんだろう?とか、出展者の年齢層高いなとかを考えつつ(全然冷静じゃないじゃん)、標本を見ていると…

コスズメ!この前捕まえて、めっちゃ可愛くて好きになったコスズメがいるぅ!

思わず「あ、コスズメ」と声に出してしまったら、出展者のおじさまが「よく知ってるね!蛾が好きなの!?珍しい!」と声をかけてくれました。

そこで、思い切って、色々と質問してたら、丁寧に教えてくれました。

初めてなんですと伝えると、嬉々として細かく教えてくれるところに、オタク感を感じ取り、普段はお店をやってるのかと聞くと、ほぼ趣味だということ。

こういう即売会では、標本用品の専門店も出展してるから、そういった所でケースを買うことを勧められ、一旦その場を離れました。

グルグル回って、結局は標本グッズ専門店のブースで小さな箱を1,540円で購入。

その箱を持って、いそいそとコスズメちゃんのところに戻り、おじさまに「箱買ってきました!」と言うと、選び方や、箱からの取り方、観察の仕方、保存の仕方、箱自体の取り扱い方、フランス製やドイツ製の箱の違いなどなど教えてくださり、ほんと感謝しかない!

購入後におじさまが「最初ね、外国の方かと思ったんだよね…ハワイっぽい」と言われて、そこから少しお喋りしてたら、おじさまったらアメリカ生まれのクォーターなんですって。

で、私の顔、スタイルや姿勢、髪型、服装で、日本人じゃないっぽいと思ったらしい。パーカーにジーパン、スニーカー履いて、おでこ丸出しで無造作に髪を束ねるという、気軽な格好過ぎたかな…

「自分があと、20〜30若かったら、誘いたいよ!」と言ってたから、それじゃあ歳下になっちゃう…と思って実年齢を言ったら驚いてた。でも、めっちゃ褒めてくれてて、多分このおじさま、モテたし、今でもモテるんだろうなと思ったりして、楽しくお喋りしてたんだけど、会場内に漂うナフタリンの匂いにクラクラしてきたから退場しました。

本当に初めての世界だったので、行くまではドキドキしてたし、どうやったら標本を持ち帰れるのか、持ち帰って加工する必要があるのか、べらぼうに高額なのではないだろうか、プロばかりで素人が行くような場所ではないのでは?等々、めっちゃ不安でした。

出展者は、話しかけてくるというよりも、こちらから質問して初めて会話するみたいな雰囲気は掴んだ。

でも何から聞いていいかわからない状況だったので、おじさまとの出会いはとても助かったし、嬉しかった!

おじさまと話をしてから、ほかのブースで出展者に声をかける勇気ももらえたし、何より「初めてなんだけど…」と話し始めた時の皆さんの優しい説明は、ほんと嬉しかったんです。

すでに標本用に加工された昆虫を購入して、自分で標本を作ってみたいなと思いつつも、飾る場所の少なさに気がついたので、しばらくは購入したコスズメとベニスズメを眺めて過ごします。

左:コスズメ 右:ベニスズメ

次、9月にやるっておじさまが教えてくれたから、その時にも行くけどね!

それにしても、昆虫標本に虫が湧かないように防虫剤を入れるって、文字だけ読むと矛盾を感じる…

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