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踊る様に/ポルカドットスティングレイ ファーストリッスンレビュー

 どうもべっちょです。

○踊る様に

2022/9/7リリースのポルカドットスティングレイ最新アルバム。

円盤はこちら

・おことわり

ファーストリッスンレビューだから感想うっすいし、雫ちゃんがどんなリーディングしているのかはわからないので的外れなところが多々あると思います。
まぁ、アルバム通してのコンセプトというのは無いと思います。

○曲ごとの感想

・SHINOBI-NAI(雫カリウタver.)

花澤香菜へ提供した曲のセルフカバー。
これは先行…というか花澤香菜バージョンもカリウタも結構前にリリースされているので何度も聴いてる。
「水溶性の憂鬱」というフレーズは面白い。この辺はセンスが出てる。
あと、キー半音下げて歌いたい感は見て取れるんだけど、この歌詞とファルセットの使い方的に「このキーじゃないと合わない」のがわかる。カラオケで半音下げて歌えばわかる。ということで聴いてください。出来の曲だと思う。


・青い

これも「赤裸々」に入っていた曲なので何度も聴いてるのでファーストリッスンではない。
もう、聴いてる方が頬を赤らめるぐらいに歌詞が「青い」。
完全に乙女の青春ドライヴチューン。タンギングとブレスでそれを演じるのは難しいんだけどすごいね。


・どうでもいいよ

先行配信なのでファーストリッスンではない。

・・・この記事、ファーストリッスン名乗って良いのか…?

ポルカドットスティングレイ特有というか、雫特有の「しゃくり」が凄く耳に残る。
「どうでもいいよ」と「なんでもないよ」の押し問答が印象的。ポジとネガの陰陽。
ただ、「どうでもいいよ」はどうでもよくないのでそこも陰陽。心と裏腹なのがいいね。


・ダイバー

これも「赤裸々」に入ってたな…

ポルカ特有の一捻りしたメロディと素直な声なんだけど、サビ終わりに余韻を残しているのと「Cメロの存在」でわざと曲を壊しにかかっている。けど破綻していない辺りが流石。これ詞先なのかな…曲先でこの構成が出てくるならセンスが凄い。


・dude

これも既にリリースされてますねぇ…
3:45で「愛のバランス」と「男女間の友情」を歌ってる感じ。直喩どころか禁止用語を出してきている。不安定な情緒を抑えるように「謳って」いる。
リリースされた時からこの曲好きなんですよ俺。


・hide and seek

もうリリースされてるどころか前にnote書いてるのでそちらを読んでください。
「君には嘘つかないよ」って言うけど、「hide」してるからなぁ…(意味深)


・SURF

病み垢女子にもほどがある!
メイクは所詮自己満足なので、男子に口出しされたくないよね。それに対してブチ切れられた経験があるので心が痛いです。
声で喜怒哀楽を表す雫の真骨頂かもしれん。


・ショートショート(踊る様にver.)

全知全能に入ってる曲のバージョン違い。

なんというか…ギターが大人しくなっただけでここまで印象が違うのかと。
雫の歌い方もかなり違う。バンド全体で表現力のバリエーションが増えたというのが正しいのかな…?聴きやすさで言えばこっちの方が上というか、垢抜けているか…
俺は勢い重視の全知全能バージョンがバンド感あって好きだったんだけど、これはこれで耳が疲れないので良いかな。
アルバムを聴く時は基本的にシャッフルしないので、「SURF」を聴いた後にこれが流れると心がいやされる。何しろ身に憶えがありすぎる歌詞の後なので…


・恋愛論

ポルカでは割と珍しいタイプかな?失恋の世界観を世界の終わりに例える感じ。夕焼けの赤と熱を合わせるのは巧い。そこから赤のエネルギーで前に進むのも良いね。


・トーキョーモーヴ

「赤裸々」収録。
ごめん、この曲の雫ちゃんの声が大好きすぎるのでそれだけでもうたまらないです。
この病み垢はDMで励ましたいタイプです。
この曲はとにかく聴いてくれ!(感想放棄)


…やっぱり「ファーストリッスン」じゃないから記事タイトル変えようかな…


・ツキカゲ

先行配信。
「骨抜き」辺りの初期感というか、唯我独尊感というか…その辺りの疾走感ではっちゃけてるんだけど、ギターの表現力があがったよね。骨太だけど聴きやすい。これも出来。


・リドー

先行配信だけど、アルバム先行を聴きすぎると驚きが少なくなるのであえて聴いてなかった。

肩を揺らして踊りたいタイプの曲。サビでヴォーカルとギターがユニゾンしてから裏打ちしてるんだけど、B'z好きなのでこういうタイプの曲はポルカらしさ抜きにして好み。歌詞はポルカ節全開なので違和感がない。


・夕立

9月っぽい歌詞。「夏のせい」というフレーズが心に残滓を残すんだけど、秋が来ないで欲しいのかな?という感じ。未練なのかなぁ…って思う。

・odoru-yo-ni

タイトルチューン。
聴いた感じではポルカらしさが無いと思う人は多いと思うんだけど、韻の踏み方とフレーズの繰り返しは特有のものがある。
「踊る」のであればフロアダンスだろうけど、どちらかと言えば問いかけてくるタイプの歌詞。優しい声と優しい歌詞。夜に合う。深夜にFMで流れてほしい。


○総括

先行とシングルが多いから全然ファーストリッスンじゃないな…この記事はタイトル詐欺だな…

マジのリアルタイムで聴きながらこれを書いてるんだけど、コンセプトは無さそうというのは当たってるんだろうけど、鉄道絡みのフレーズ多いね。
それが何を意味しているのかはライティングした人がどうリーディングしたいのかの意図が解らないので掴めないけど、ある種のコンセプトなのかな?
色の表現が多いのは比喩表現としては定番なので掴みやすい。その辺は聴いてみればわかる。

トーキョーモーヴの雫ちゃんの声でやられたので、そこを冷静に書けなかったのは反省材料だけど、何しろ事前情報をほぼ見ずに聴いたから(書くにあたって事前情報を入れると濁るので)、入ってるとは思わなかったので仕方ない。

聴いて損は無いからサブスク勢は今すぐ聴いてみて。そして非サブスク勢は上の方のリンクから円盤買ってくださいアソシエイトの審査通りたいんですお願いします(濁りまくり)。


それでは。

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