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【遊戯王デュエルリンクス】トランスターン型インフェルニティ紹介

はじめまして。ベーコントマトフィールドと言います。

KC2022.Sepで使用したインフェルニティが使っていて楽しかったので筆を取ってみました。

銀はおろか3桁順位すら達成できなかったわけですが、ポテンシャルは感じたので、リンクス満足民もこれから満足してみたい方も一読していただけると幸いです。


1.インフェルニティって?

アニメ5D`sで鬼柳京介が使用したテーマ。

手札0、所謂「ハンドレス」状態でのみ発揮する効果を持つカードで構成されており、サーチと蘇生を繰り返しながら大量展開を行うことを得意としています。

一度回りはじめたときの爆発力はすさまじく、大量の妨害を立てて制圧したり、相手の盤面を根こそぎ剝ぎ取ってワンキルしたりと派手な動きができます。

一方で、手札ゼロから動くため、初動を止められるだけで何もできなくなったり、捲られてからのリカバリーが効きづらかったりと大きな爆弾も抱えています。

持てる全てをかなぐり捨てて1ターンに賭ける豪胆なスタイル、それこそがインフェルニティの魅力だと私は考えています。


2.構築と採用札について

こちらが実際にKCで使用した構築です。

蘇生札とトランスターンでとにかくデーモンにアクセスすることに特化させています。

一枚ずつ採用理由を見ていきましょう。


デーモン

反復横跳びおばけ。

このデッキのメインエンジン。ハンドレスで特殊召喚されるとインフェルニティカードを手札に加えます。同名ターン1ないのでデーモンを何回出せるかが全てと言っても過言ではありません。

手札から捨てて蘇生が基本の流れなため、できれば手札に来て欲しいですが、だぶつくとハンドレスのお荷物になる他、アクセス手段が他にあるので3枚ではなく2枚の採用です。


ネクロマンサー

弱腰な釣り人。

ハンドレス時にインフェルニティを蘇生できます。トランスターンでデーモンに変身できる他、セイジの変身先としても優秀です。

1枚で十分ですがリクルートしたいときに素引きすると渋いので2枚の採用です。


ワイルドキャット

インフェルニティジバニャン。

手札のインフェルニティモンスターを切りながら特殊召喚できる①の効果と、ハンドレス時にレベルを2か4に変動できる②の効果を持ちます。

①の効果でハンドレスをつくるのを補助しながら墓地肥やしして更に場に出てきます。とにかく二体並べるのが重要な亡霊型において召喚権無しで出せちゃうのが無限にえらいポイントです。

②の効果も強力で、デーモンと一緒に6~8シンクロが立てられます。
シンクロ先の択が増えることで対応力が一気に上がっています。

ダブりが気にならない潤滑油的存在故フル投入。文句無しのMVPだと思ってます。


セイジ

絶対心中おじさん。

手札をすべて捨てる①の効果と、ハンドレス時に墓地に行くとデッキから任意のインフェルニティモンスターを墓地に送る②の効果を持ちます。

手札のお荷物を処理できる①の効果は勿論のこと、デーモンを墓地に落とせる②の効果が非常に優秀で、ガンでデーモンと一緒に蘇生すると無限に6シンクロを立てられます。

こちらもワイルドキャットと同じ理由でフル投入です。


ガン

強欲な死者蘇生。

手札のインフェルニティモンスターを切る①の効果と、ハンドレス時に墓地のインフェルニティモンスターを二体まで蘇生する②の効果を持ちます。

デーモン落とす→デーモン蘇生→ガンサーチ→デーモン蘇生と無限に場に素材を提供するムーブがこのデッキの基本となっています。

以前は手札にデーモンと共に手札に揃えることが必須で、手札の要求値が高かったのですが、セイジの登場で必ずしもデーモンを手札に抱える必要がなくなり、黄金ムーブの確率が跳ね上がりました。

貴重なリソース故フル投入。


バリア

効果発動絶対許さないマン。

攻撃表示のインフェルニティモンスターが場にいて且つハンドレス時にのみ発動できるカウンター罠。

モンスター効果の発動・魔法罠の発動を無効にし破壊します。

有効範囲の広いスペルスピード3は強力ですが条件が厳しく、縦置きのインフェルニティモンスターを横にされるだけで紙切れと化します。

豪快な分、小回りが利かないので扱いには注意です。


ブレイク

何でも破壊するマン。

ハンドレス時に墓地のインフェルニティを除外して相手フィールドのカードを破壊します。

シンプルかつ発動条件も緩めなので使い勝手がいいですが、誘発効果は止められません。

返しのターンのキルルート確保のためのエンドサイク的運用がほとんどだったりします。


サプレッション

モンスター効果許さないマン。

インフェルニティモンスターが場にいることを条件に、発動したモンスター効果を無効にした上で、その相手のレベルに応じた地味バーンを叩きこみます。加えてハンドレス時だとセットしたターンに発動可能です。

ダメステ時には発動できないものの、クリボールやヴァルキュリス、タスケルトンは貫通できますし、ドヤ顔でデーモンを除外しようとするクロウを止められたりするので、思いのほか有用です。

実はセットした次のターン以降ならハンドレスでなくても発動できます。勘違いした相手のプレミを誘う嫌らしいカードです。

バリア・ブレイク・サプレッション、各々一長一短があり、デーモンでサーチできるためそれぞれピン刺し。先攻時には罠を二種以上構えるのが目標となります。


死者蘇生

ここで引けたらおもしろいよなぁ!

四枚目のガンです。相手パクって無理矢理シンクロ通す筋もあったりします。


トランスターン

大きくなっちゃった!

リリースしたモンスターと属性・種族が同じでレベルが1高いモンスターをリクルートします。

猫・マンサーからデーモンを呼んだり、セイジの②の効果を無理矢理通したりするのに使います。

同名ターン縛りあるのでダブりは嫌ですが、初動なのでフル投入。


スタチャ

絶対ドローおじさん。

S召喚成功時に1ドロー。
スキルでトップに置いたガンを引き込むのに使います。

ガン無しでもシンクロの準備さえできれば動けるので、罠をサーチする余裕が生まれます。亡霊型の必須カード。


ヘルデーモン

もりもりデーモンくん。

相手の盤面を触る①の効果をメインに使っていきます。

6エクの中継になりながらお掃除、蘇生でお掃除おかわりできるのでこれも入れ得です。


ライノセバス&エクサビートル


ピカピカカブトムシセット。


フリチェで相手の守備力が一番高いモンスターを破壊します。

対象に取らないかつ一度に複数体破壊できます。

ライノセバスを立てる過程でヘルデーモンを墓地に送れるのもえらいところ。


ブラロ

全て壊すんだ。

猫+デーモンで出します。デーモンssでガンサーチ→ブラロで盤面一掃→ガンからの大満足で後手のキルを取っていきます。最強。


妖神

盤面お掃除お姉さん。

自身を除外することでモンスターと魔法罠を一枚ずつ選んで破壊できます。

ブラロみたいな豪快さはありませんが小回りが利くので採用。


ワンハンドレッドアイドラゴン

お目目いっぱいドラゴンくん。

墓地の闇属性をコピーします。

これまでは素材指定がきつくて出しづらかったのですが、猫の登場で格段に出しやすくなりました。

S召喚の過程でデーモンを出すので1サーチ、マンサーコピーデーモン蘇生で1サーチ、合計2枚の罠を調達できます。

3000打点もえらい。


不採用札

・無の煉獄
デッキ圧縮による回転率の向上は魅力的でしたが枠がいっぱいなのと、返しのターン素引きが辛いので不採用。

・煉獄との契約
デーモンと一緒に引けないと弱いので却下。

・ミラージュ
召喚権を消費するのとトランスターンとの相性がいまひとつなので不採用。

・ダウンビート
セイジからミラージュを呼ぶと大満足できますが、他に活用要素がないので不採用。

・ブラックハイランダー
シンクロ封じができますが、シンクロテーマにしか刺さらない上、百目ムーブで罠おかわりする方が丸いので不採用。



3.先攻制圧のやり方

この構築ではライノセバスと罠複数による3~4妨害を目指します。
実際に動かし方を見ていきましょう。

初手はこんな感じ。まずはセイジ+デーモンの盤面を目指しましょう。

セイジ通常召喚、マンサー切って猫SS、トランスターンで猫をデーモンに変えます。

ここでガンをサーチ。

ヘルデーモンを出します。

ガンでセイジ・デーモンを蘇生、一枚目の罠を持ってきます。

スキル:カードをめくるだけの亡霊を発動。
デッキトップにガンを置きます。

スタチャS召喚、ガンを確定ドローします。

エクサビートルからライノセバスX召喚。

ガンで今度は猫・デーモンを蘇生。二枚目の罠をサーチします。

墓地のセイジを除外して猫のレベル変動効果発動。レベル4になった猫とデーモンで百目を出します。

百目の効果でマンサーをコピーしてデーモン蘇生。
三枚目の罠をサーチします。


これで4妨害の完成です。

とにかく何でもいいから6シンクロの準備をしてガンを確定ドロー。
そこからぐるぐる回してセバスと罠をいっぱい構えましょう。

百目絡めた罠二枚サーチをするためにはデーモン・マンサー・猫・セイジを揃える必要があります。コンプを狙うことを心掛けましょう。

今紹介したのは一例に過ぎません。
ガン+セイジorデーモン、トランスターン+猫+猫のコスト、猫+セイジ+マンサー等々、簡潔に挙げただけでもルートが盛り沢山です。

ここでは全てのルートを紹介できませんが、大体70%で3妨害以上、5%で2妨害、5%で1妨害といった具合です。

先攻取れたら7割がた勝てると思えばなかなかの確率だと思っています。

もっと初動率上げられる構築がないか、模索していきたいところですね。



4.後攻の捲り方

基本的に先攻時と変わりませんが、相手の妨害を意識した立ち回りが必要になります。

猫や魔法連打を駆使して、がんばって罠踏みながらブラロかましましょう。

あとはガチガチに固めた盤面で殴るだけです。



5.おわりに

以上、トランスターン型インフェルニティの紹介でした。

実績らしい実績を残してあげられなかったのが悔やまれますが、これからの環境次第でまだまだ舞えるポテンシャルを秘めています。

リンク召喚実装でどう進化していくのか、楽しみですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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