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おぼれ、うぬぼれ

ここちよい夜風に揺れる髪

鼻先をくすぐる海水のほのかな香りと

わずかにあがったきみの頬

透けてなくなってしまいそうな

その肌に少しでも触れてたくて
その笑顔に少しでも惚れてたくて

そんなことを想うと

願ってもない涙がひとすじ

きみが笑ってくれたから

それだけで


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