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じょえん

きみはずっと先を見ていて
僕には目もくれなかった

その眼差しはどこまでもひとすじで
呆れられようとも、バカにされようとも
なによりも強く、なによりも固いその決意に
横道も脇道もない

ほんとは僕のことも少しは見ていて欲しいけど
それできみの悲しむ顔なんて見たくないから
それできみを後悔なんかさせたくないから

さぁ、進むんだ
躓いったっていいじゃないか
僕が肩を貸すから

さぁ、走るんだ
遅くったっていいじゃないか
僕が背中を押すから

きみの物語を
勝手に僕との二人三脚に

ぼくの物語を
きみの為のサイドストーリーに

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