クラウンとの出会い
2005年の終わり頃。
TVで、小児病棟を訪問するクラウンが紹介されていた。
カラフルな服を着て赤い鼻をつけたクラウンが、病院の廊下を楽しそうに歩いている。
まわりはパアッとあかるい空気になって、こどもたちも笑顔で一緒に遊んでいる。
そんな姿を見て、釘付けになって、その時思ったこと。
「私、これになる」
クラウンになるなんて、それまでの人生で考えたこともなかったのに。
そもそも、クラウンってどうしたらなれるの?
どこで教えてくれるの?
何から始めればいいの?
何も知らないところからのスタート。
それなのに、その時、
「これになりたい」ではなく
「これになる」と思ったのは、どうしてなんだろう。
でも、だからこそ、途中で諦めずに挑戦し続けられたのかもしれない。
その後、オーディションに受かるまでの10年間。
そして、受かった後のこと。
今、立ち塞がっている壁。
そんなことを、これからつらつらと書いていこうと思う。
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