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ポケモンSV シングル シーズン4 / 最終94位 / タスキセグレイブ軸
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コンセプト
タスキセグレイブの初手性能の高さを活かし、環境に存在する多くの構築に対して、初手セグレイブからの行動パターンを固定化し、再現性の高い勝ちを目指す。
構築経緯
初手のタスキ剣舞セグレイブは、テラスタルを使用せずとも多くの相手に対して一定以上の仕事(0.7体~1.3体分削る)が期待できるため、対戦全体のプランをイメージしやすいと感じ、構築を組み始めた。
セグレイブが不利をとるヘイラッシャや、対初手セグレイブを意識したポケモンへの回答として、テツノツツミ・ミミッキュ・ハッサムを採用。
セグレイブに対して受け出されやすいポケモン(ヘイラッシャ等物理受け)さえ先に削っておけば、数的不利状況からでも試合を捲れる性能を持つカイリューを採用。
初手セグレイブが厳しい場合の選出パターンの軸として、テツノドクガを採用。
主な選出パターン
セグレイブ+カイリュー、ミミッキュ、テツノツツミから2体(たまにハッサム)
テツノドクガ+ハッサム+セグレイブ以外
個体解説
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セグレイブ / きあいのタスキ/ ドラゴンテラス
実数値:191-216-112-*-106-139
技:きょけんとつげき / つららばり / こおりのつぶて / つるぎのまい
テラスタルを切らずとも対面と崩しの両方の性能が高いポケモン。
つるぎのまいを採用することで、繰り出される物理受けに対して相手の想定外の削りを入れることができ、後続のカイリューが通しやすくなる。
テラスタイプは、A+2きょけんとつげきでキョジオーンを落とせるドラゴン。当然フェアリーテラスには勝てないが、キョジオーン入りに対しては、隠密マントを採用して構築のパワーを落としたり、選出択になるくらいなら、基本選出の中で一定の勝率が見込める回答を用意する程度で良いと考えていた。ただ、今期終盤に上位帯でマッチングしたキョジオーンはフェアリーが多く、同じ型を使用していた前期と比べあまり機能しなかった。
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カイリュー / たべのこし / ノーマルテラス
実数値:193-200-116-*-121-109
技:しんそく / ほのおのパンチ / りゅうのまい / はねやすめ
テラスタル込みでの対面性能、エース性能が非常に高いことから、ヘイラッシャ入り以外に対しては、このポケモンを最後に通すプランを取ることが多い。
このポケモンを強く動かすには、テラスタルがほぼ必須であるが、PT内の他のポケモンのテラス依存度が低めなので相性がよい。
サブウエポンは、アーマーガアやハッサムを意識して、ほのおのパンチ。
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テツノツツミ / いのちのたま / 鋼テラス
実数値:131-*-134-176-81-206
技:ハイドロポンプ / フリーズドライ / テラバースト / エレキフィールド
主にヘイラッシャ入りに対して選出。セグレイブを受けにきたヘイラッシャに対して後出しし、あくびを打たれた場合はエレキフィールドを選択。エレキフィールド下でSが上昇するので、後続のハバタクカミに対しても上から行動可能になる。
テラスタイプは主にハバタクカミを意識して鋼。こちらのセグレイブに対してフェアリーテラスを切ってくるポケモンや、ハバタクカミへの打点としてテラバーストを採用。
火力が自身の行動回数に影響するため、持ち物はいのちのたま。
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ミミッキュ / のろいのおふだ / ゴーストテラス
実数値:131-142-100-*-125-148
技:じゃれつく / かげうち / のろい / いたみわけ
クエスパトラ等の展開系に強いポケモンとして採用。
のろい+いたみわけで、どんなポケモンに対しても強引に削りを入れられる点が非常に強い。ミミッキュに対して出てくるヘイラッシャ、キョジオーンなどを削り裏のポケモンを通す。
セグレイブとカイリューの中継ぎの2体目として出すなど、展開構築以外に対しても、当初の想定より選出率がかなり高くなった。
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テツノドクガ / こだわりメガネ / ほのおテラス
実数値:155-*-80-211-130-162
技:オーバーヒート / ほのおのまい / ヘドロウェーブ / とんぼがえり
セグレイブに地震がないため、初手の鋼タイプ(ドドゲザン、サーフゴー)等が非常に重く、それらに圧を掛けられるポケモンとして採用。
鋼タイプを絡めたサイクル系の構築等、初手セグレイブが厳しい場合の初手として選出。後述のハッサムと合わせて選出することが多く、うまく有利対面を作り、超高火力を押し付ける。
強引な崩し性能の高さ、相手の初手セグレイブに対して不利な展開を取りづらいことから、こだわりメガネ採用+性格C補正。
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ハッサム / ゴツゴツメット / 水テラス
実数値:177-151-167-*-100-85
技:バレットパンチ / とんぼがえり / インファイト / テラバースト
初手セグレイブでキツいミミッキュや、テツノブジン、マスカーニャなどへのクッションとして採用。
構築で重いドドゲザンへの削りが可能な点、テツノドクガ・ミミッキュが、セグレイブと対面した際の引き先になる点、カイリューの神速が通らないハバタクカミに強い点など、このPTのクッション役として非常に優秀な要素が多い。
所感
タスキや剣舞セグレイブの個体数が前期終盤から増え、またセグレイブ自体もメタ対象の筆頭であるため、以前よりもアドバンテージを稼ぎにくくなった印象だが、それでも一定の活躍ができるポケモンだった。
今回の構築での収穫は、ミミッキュの呪い痛みわけや、テツノドクガの超高火力など、「タイプ相性を無視して、どんな相手に対しても一定の削りができる行動の強さ」を改めて感じられたこと。
結果
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