アナル☆ベイビー

深夜の部屋
音楽と映画ががかかっている、
酒瓶と缶、食べ物が散乱・・・
煙草吸う主人公・研太33歳
現在、仕事もなくぐうたらなニート
売れない役者で女装芸人でおそらくゲイ
毎日映画を観ている…
ふとオナニーをはじめる
果てる…煙草を吸う…映画を観る…オナニーをする…果てる…酒を飲み…煙草を吸いながら…
「ケツのが気持ち良いんだよ…」
「必ずチャンスが…」
また酒を飲み、トイレに行くと小便を座ってしながら、股の玉の間の皮膚を擦りその匂いを嗅ぐのだ。
研太は夏場は二日に一遍、冬場は三日に一遍しか風呂に入らない、春秋は気分によってなので、いくら体臭のあまりないアジア人と言えどそこは男、そのなんて云うのか人間の粕のやうな匂いは酷く匂うのだ…、ただ「臭い」異臭と感じると同時に、自分が間違いなく生きているという実感を感じている。
そして、
歯磨きと腕立て伏せと腹筋をして、安心して眠るのだ。

研太には恋人がいない…
いままで一度も
いや一度だけ出来た今のところは…
若者の悪戯のやうな恋人はいた
がそれは夏の日焼けのやうなもの
夏が過ぎれば、褐色の肌も黄色く戻るのだ
研太は地黒だった、黄色人種の場合は日焼けすると、すぐ赤くなり皮膚が向け元の白っぽい、ただ欧米人とは違う白色に戻る者、赤黒く沈着する者、本当にかなり黒くなる者と
研太は顔は赤黒く身体は黒かった。
すぐ肌が剥ける者の肌が強いのか…なかなか剥けない者の肌が強いのか…はわからないが
肌の色が性格や人生観に少なからず影響があるような気がしてならないのだ研太は…
黄色人種の自分達、肌が限りなく白くも、限りなく黒くも出来る自分達が時として素敵であり時としてどっちつかずな曖昧さの中にいて…男根を渇望するのと同じぐらいの熱量で実子を望むいわゆる男と女の夫婦関係、子孫を遺すという
根源的な欲望に素直な自分に喜びを感じる日もあり、悲しくなる日もあったりして…

たった一度の恋人とはインターネットで知り合った
そして逢いに台灣に
彼はとてもやさしかった
空港まで三時間近くかけて迎えに来てくれた
正直、写真の印象とは違った(笑)
詐欺ではないし嘘つきでもないけど、だいぶ写真に修正が施されていた(笑)
なによりおネエだったの(笑)
私もか(笑)?
いやだいぶノンケだろ
ノンケてなんだろ(笑)
はじめての台灣、胸踊らせる研太をよそに、台灣まで三時間半のフライト後、
日本で交わした海に行きたいという言葉を実行に移すべく、台灣のリゾート地・墾丁まで連れて行った、それも事前に私の金銭事情のリサーチをして貧乏旅行だと悟り、安価で時間のかかる旅を
墾丁まで8時間はかかった(笑)
私としては、東京生まれだし、そりゃ沖縄も勿論素敵だけど、江ノ島でも満足出来る気持ち良さは持ち合わせているので
とにかくその墾丁への道中はまだかまだかと苛立った
ただ切符代などは、貴方は旅行者なのだからと全部立て替えてくれていたので信頼は出来た
彼は二十歳やそこらの学生で、私は三十路
台灣と日本の間の貨幣価値で言えば、六分んの一ぐらいの差がある中での、割り勘は非常に新鮮だった
彼がしきりに感謝するありがとうと言う
僕に逢いに高い航空券を払ってくれてと
逢いに来てくれて嬉しいと
だから僕は貴方を自分の国で楽しませると…彼とは遠距離ではあったけど
一年ちょっと続いた、実際時間を共有したのは、2ヶ月ちょっとといったところだが、毎日電話した、彼の為に頑張れた
彼と逢うために働いた
どんなにか中国語が出来たらなと
もっとお金があったらなと願ったことかお金がそこそこにあれば、3ヶ月はビザ無しで台灣にいれるので、半年はいるのは容易いのだ、日本で月15万円も稼ぎがあれば、半分日本半分台灣という暮らしも夢ではないのだよ。
私は日本では家賃のかからない、実家暮らしなのだから(笑)
そのことを後悔もしている
ただ日本で売れない役者もしていたので
おいそれと台灣に彼に全てをなげうてなかったのだ
あのとき全てを彼に捧げたら、まだ彼と付き合っていたのかななんて思う
今でも連絡は取るが彼の方からは全くない
今までは彼からも連絡があったが
三度目の台灣のあと、電話とメールであなたと私の関係について、至極真面目に人間的に別れるべきだと言われて
私は別れたくなかったが、彼の真剣な思いに私は反省も多く、私は初めての男恋人が嬉しく、しかも異国の彼で、しかも実物はおいといて、写真では誰もが羨む美貌の若い彼とつき合っているということに溺れ酔っていた、それを知ってか知らずかよくつくす彼を当たり前にかんじた私に彼は丁度一回り違う私に

お互い言葉の壁がありお互い努力をするといいながら、深い会話が出来るところまではいたっていないこと

自分がお金がないので、私が台灣に行くことでしか逢えないことへの後ろめたさを悪いなと思う心。

彼は純粋で、私が二人目の恋人だったと言っていた
しきりに私の男経験を聞いてきた
その都度適当に私は誤魔化して少ない経験を伝えたが
私はといえば、恋人こそいなかったが不特定多数と性愛情欲欲望おもむくままに男とヤっていた
彼と毎日電話をしながら、毎夜毎夜男を探す日々だった。
不思議と罪悪感はなくて自分でも驚いた
彼と一緒に台灣にいるときも、彼の目を盗んでは、男を買いに行ったりしていた
私糞じゃない?粕じゃない?とは感じたけど
彼には凄く感謝している。
本当に彼との台灣は素敵な想い出ばかりで、彼のおかげで台灣が大好きになったし、また彼と逢いたいので、半年台灣で暮らしたいと今も考えている。
よく煙草と酒を注意されたな、煙草はやめろ酒はほどほどにと(笑)
やめてない
おじいちゃんは日本語が話せてたな。
彼の母と父方の祖母祖父とたまたま逢う時に、彼からあなたは日本からの留学生で年も25才ねと、ずっとオールドメンオールドメンて言ってたな(笑)ビアーモンスターとも(笑)
ベイビーと呼ぶなと(笑)、西瓜(しぃーくわ)←彼のあだ名で呼べと、なんか新鮮だったな(笑)
お母さんはどう思ったのだろう俺のこと
異国から来た派手な男をね
おじいちゃんの日本語つたなかったな
おばあちゃんがくれた黄色い西瓜めちゃくちゃおいしかったな
もらったら、彼に怒られたな、こんなに喰えないって
本当に食べきれなかった(笑)
感謝ばかりなのだけど、彼とシェアして住んでいた阿義という台灣原住民の子もやさしかったな、彼と別れた後も、誕生日にメッセージくれたな。
彼の大学にも連れてかれてさ、クラスメイトもやさしかったよ、オールドメンに…(笑)
絶対に気づいてるのにさ、やさしかったよ
僕の作った親子丼みんなおいしいおいしいって食べてくれたな

『ブロークン・バック・マウンテン』観て号泣。なぜ十年前の公開時に観なかったのかと…
『恋するリベラーチェ』を前日に観てて、こちらも感動というか重い気持ちになったな…カミングアウトについて…
エイズについて…
私的にはブロークンに救われたのね。
台灣の彼とは、ブロークンで言えばパッと見は僕がヒース・レジャーで彼がジェイク・ギレンホールなんだけど、内面は逆な気がするな。
僕の方が刹那的で彼のが現実的
彼は限りなく乙女で僕は限りなく野郎
いろんなことが真逆で良かったな
彼はファンデーションを塗るんだけど
二回目に逢った時に女装芸人がバレて、笑われて、ないなーとかダメーみたいなこと言われて、別れるのかなーと思ったけど、文句は言うけど僕の格好とかヘアスタイルとかいろいろ言われた
この方がカッコイイとね
自分はこれでもかとゲイゲイしいのにね(笑)
私もゲイゲイしい格好の方が楽しいのだけど、男らしい格好も好きだし、女装も好きだから、意外とこだわりはないんだな(笑)
そんなとこも好きだったな
ビックリするくらいセックスは気持ち良くなかったけど(笑)
愛はあったね
添い寝があんなに幸せだということを西瓜から教えてもらったね…

『恋する』の方がお金があったり名声や地位もあって、きらびやかなファッションに宝石、豪邸…数多いイケメンボーイフレンド。でも、むなしいんだよね、観た後に、哀れみというのか、ブロークンではさ少なくともたった一人の人を愛するんだよね。私は後者を選びたいって思ったんだよね、アメリカで演技学ぼうかな…、てかねそんな人現れるのかとすんごい不安に襲われた。怖いんだよ生きてることが…死ぬ気はさらさらないけど、もっと自分の欲求に素直に生きなきゃと…
人生は長くていや短い
だから一所懸命燃え尽きたい、燃え続けたい…
はじめてバイトで、アパレルをやることになった
大好きなファッション☆☆☆
一所懸命やってみる
人はさ一所懸命とか一生懸命に心うたれるんだよ絶対に!!!
誰かの心に残りたいんだよ、絶対に
親とか肉親以外にもさ
幸い家の家族は本当に最高で素晴らしい絆があるからさ甘えてんだな俺僕私

でも子どもは欲しいな…

バイセクシャルなのか…

例のアパレルバイトは問題が多い、まー想定内といえばそうだけど、スーパーマーケットだよまじに、同僚や上司に苛立ちつつ、自分の無力さにやるせなくなる…
まー今の段階で、たいしたコミュニケーションもとってないけど、同僚や上司の心の中がわからない…
て自分はこの人達とは違うと思って安堵しているのか
まーかなりハッキリ言われるからこっちも言ってるから、早くも気を使われ始めたよね…(笑)
今まで、10年近く生産性のあまりない、合理的でまるでない演劇界にいると、自分の大切なものの順番がやっぱり、ちとね自分の満足感だったり相手の演劇で言えばお客様や演出家、共演者スタッフさん、アパレルだとお客様とスタッフかな
♪ボンボヤージュ♪聴いてる…
切なくて悲しいメロディにたゆたいながら、、、

パティ・スミスも渇いてるね↑↑↑

福岡に行き、高雄と台中に行き、LAとリオデジャネイロとサンパウロとブエノスアイレスとロンドンとパリに行ったら、いくらかかるのだろうか?
ひとまず、12月までの約半年お金を貯めよう!
宇宙は見えるところまでしかない
松尾スズキさんの戯曲「ファンキー」だったかな
みれるところまでいきたいよね
ひと月5~10万貯金したら、半年で30万~60万円、半年放浪出来るかな
ひと月20万は稼ぎたいとこだな
働かねば
今日、コンビニに受かったから、あともうひとつ仕事をすれば、月20万はいけるかと…
コンビニバイト、2回で辞めた
てかバイトって大変ね、なかなかね
やはり私、社会不適合者なのかな…
トルコ出身のイタリアの監督、フェルザン・オズペテク監督の「あしたのパスタはアルデンテ」を観て感動!最高!やだ映画って素晴らしいっ!
なんかね、生きることがやっぱり素晴らしいことだなと
かけがえのない時間のなかで生かされてるなと…
自分の幸せの探究に邁進すべきだなと
そんなとき、隣に誰か居たら至福最高ブラボーですな
夢想はいくらでもできるな(笑)
「マイ・プライベート・アイダホ」も観た!リヴァー・フェニックスさん、可愛いくてイケメンでナイーブね、うっすら調べだけど、ヒッピーの両親に育てられ幼い頃はSex推奨新興宗教にいたのね。
まー病むはなと
凄い素敵な才能の持ち主
バイトもう1つはしないとな
ものまねのネタ作らなきゃなと
栗原類さん&IVANさんネタね(笑)
顔が似てるから(笑)
研ナオコさん、ピーターさん、夏木マリさん、室井滋さん、SILVAさんも大好き☆☆☆
研さんの、コンサートで聴いた娘さんのひとみさんの『ありがとう』沁みたな。号泣で泣けた、弟とかぶったよ。
僕は僕でしかないの
誰かの記憶に残りたい
一瞬でも輝きたい

タイ料理屋でのバイトもはじまった
東南アジアの雰囲気は合うね
嫌味も言われないしね
スコールと一緒ね
ネチ子はいないわ

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