スカイツリーに、会いたい
(1518字)
こんばんは。ベストフレンドという4人組漫才師のボケを担当しているけーしゅーです。
note毎日投稿186日目の今日火曜日は、
なぜかスカイツリーを溺愛しているぼくのスカイツリーへの心情を思いつくままに
書いていきたいと思います。
悟空が東京タワーなら、ベジータがスカイツリーか。
悟空とベジータがフュージョンしてベジットなら、
東京タワーとスカイツリーがフュージョンしたら、
東カイタリーか。ス京ツワーか。
クリリンは田無タワーか。
金閣寺が東京タワーなら、銀閣寺がスカイツリーか。
クリリンは正倉院か。
そんなことはどうでもいいが、ぼくはスカイツリーが大好きだ。
コブクロをよく聴いていた時、突然それは建ち、
それから、
FUNKY MONKEY BΛBY'Sをよく聴いていた時、
backnumberをよく聴いていた時、
何も聴かなくなった時、
どんなものを聴いていようが、聴いていまいが、
それは建っていた。
はねるのとびらをよく見ていた時、突然それは
建ち、それから、
プロ野球中継をよく見ていた時、
NBAをよく見ていた時、
何も見なくなった時、
どんなものを見ていようが、見ていまいが、
それは建っていた。
野球をよくしていた時、突然それは建ち、
それから、
バスケをよくしていた時、
お笑いをし始めた時、
浪人をしていた時、
コロナで何もできなくなった時、
どんなことをしていようが、していまいが、
それは建っていた。
21になって、何の運命か2ヶ月間スカイツリーの
近くに住むことになった。
朝も夜も、晴れの日も雨の日も、
浅草から、木場公園から、小名木川のクローバー橋から、様々なライトアップをしたスカイツリーを 見た。
何を聴こうが、何を見ようが、何をしようが、
ただ建っていただけだったはずの存在が、
その2ヶ月間で、突然自分にとって身近な存在になった。''いつもある''というスカイツリーの安心感が、
慣れない地での緊張感を和らげてくれた。
東京の夜景は笑えるほど華やかだから、
高級なホテルやレストランはその景色を手放さない。
だけど、そんなお金が取れる景色とは、
東京タワーを中心とする、東京中心部の
光の群れ群れであって、スカイツリーが存在する
方の夜景は、無料の展望台になっていたりする。
''お金が取れない景色''の中に、1番でかくて、
1番クールな青い光を放つやつが、堂々と、
ともすればこじんまりと、様々なライトアップを装って建っている。
そんな姿がなぜか、ぼくにとっては、
安らぎのような安心感を感じながら見れる。
もしも、ぼくが2ヶ月間、東京中心部に住んでいて、
毎日東京タワーを見て過ごす日々だったら、
あんなに落ち着けたのだろうか。
今ぼくは、東京の中心部からもスカイツリーからも
程遠い場所に住んでいる。
しかし、今の家から少し歩くと、真下に新しく信号ができたから、誰も渡らなくなってしまった歩道橋があり、そんな廃れた歩道橋を渡ってみると、
微かにクルクル回って光るあいつの先端が見えるのだ。やつは、ここまでして、''いつもいる''という
謎の安心感を与えてくれるのか。
最初はぼくにとって、ただただ建っていただけで、
だけどこの間までは、当たり前のように隣にいた
あいつは、この期に及んでまだぼくに安心感を与えて来ようとする。
そんなあいつのクルクル回る光の等速運動と、
先端だけのライトアップの変化を見ながら、
ぼくはこんな馬鹿なことを、結構真剣に考えて
しまうことがあるのだ。
スカイツリーに、会いたい。
#ベストフレンド #東京スカイツリー#クリリン
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