夏競馬

▼暑さに強いかどうか
例年の夏の時期の成績に注目。
暑い時期に好走してる馬は暑さに強く夏のレースにつよい。

▼野芝か洋芝か混合か
▽野芝
野芝は暑さに強く、寒さに弱い特徴があり4月から10月が繁殖期。
表面が硬く、クッション性が低く軟らかい。軽い芝でスピードが出やすい。馬が走っても下の土まで掘られることがなく、野芝100%だと芝が軽く速い時計が出る高速馬場になる。

▽洋芝
洋芝は寒さに強く、逆に暑さに弱い。
クッション性が高く、硬い。力強く踏み込まないと推進力が生まれない。
野芝に比べ含水量が1.5倍あり道悪になると芝の下の間の土が泥になり脚に絡まる。
芝の下の土が掘られやすく開催が進むと芝の間の土が掘り返され馬場がボコボコになり、良馬場発表でも一段とパワーが必要になる。

洋芝適正のある馬→他の競馬場に比べ同じ距離でも必然的に時計が遅くなり、非力なタイプの競走馬は不利。
逆に時計が遅く高速馬場が苦手な競走馬が有利。ダートをこなせるようなパワー型の馬が有利。

▽各競馬場の芝の種類

函館
洋芝100%
直線短く、かつスパイラルカーブで前有利
前有利故に逃げ馬が飛ばしやすく番手や先行勢が差す展開もよくある。
中団より後続の馬は差し届かない場面がよくある。

福島
野芝に洋芝をオーバーシード→開幕したては高速馬場

小倉
夏競馬は野芝100%で実施される。
直線の短さは福島と1m差でほぼ同じで
京都内回り>中山>福島>小倉>函館


▼道悪
▽かき込む走法ととびの大きい走法の道悪適正の違い

前肢が伸び切らず、高脚を使って円を描く様な動きをするのが掻き込み走法。力の要る馬場に向く。(グラスワンダー、サクラローレル〕
→パワーのいる重馬場、不良馬場をこなせる

逆に前肢が前方にピンと伸びる走法は高速馬場に向く。(イスラボニータ)
→良馬場、稍重の馬場、滑る重馬場をこなせる

▼雨の中のレース
馬柱表を見ると過去の成績から道悪こなせている馬に注目する。しかし道悪適性がありながら大敗する馬もいる。その原因は天候にある。そのレースが行われた天候が曇りor小雨or雨かどうかがポイント。道悪馬場をこなせても雨の中のレースが苦手な馬もいるので注意。

▼野芝の道悪
基本的に野芝はグリップが効いて洋芝より滑りにくいが、道悪になると芝の表面に水たまりができる。脚が滑る馬場になる。
▽稍重馬場
中央競馬の芝コースでは水捌けを良くするため、芝の下の路盤に砂が敷かれている。
稍重では芝の表面がやや凹む程度で、きれいに生え揃った野芝ではクッションが効いた状態。
そのため大抵の馬は稍重程度の馬場状態なら競争能力は削がれない。

▽重馬場
パワーのあるなしが影響してくる。
葉が脚に絡むのでパワーが求められる。非力な馬は不利。洋芝やダートをこなせる馬には有利。

▽不良馬場
重馬場とは適性が異なる。
かき込む走法かそうでないかに加えて器用さが求められる。
馬場状態が不良まで進むと路盤の砂で水分を吸収しきれず、芝の表面に水が浮き水たまりができる。

この馬場では歩幅が小さく細かく脚を使えるピッチ走法の馬が有利。

後ろ脚で踏ん張って進むスライド走法の馬や、蹄が大きい馬は脚を滑らせるので不利。

▼洋芝の道悪
ぬかるむ。
雨が降ると滑りやすくなる。

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