好きな映像の紹介

はじめに

この記事は、eeic2022 Advent Calendar 2021 の19日目の記事です。

はじめまして、eeic2022のべあと申します。普段はTwitterが鍵垢なので、存在を初めて知ったという方もいると思います。これからよろしくお願い致します。ブログなどを書いたことは一切ないのですが、せっかくの機会ということでチャレンジしてみることにしました。

さて、今回は、好きな映像の紹介というタイトルで記事を書くことにしました。このタイトルを見て、「映像ってなんだ?」と思った方もいると思います。ここでは、私が好きな映像のジャンルである、音楽と2DCG・3DCGの動きが心地よくシンクロしている映像を中心に、音楽ゲームの映像などを紹介していきたいと思います。モーショングラフィックスと呼ばれるジャンルの映像が中心です。

今回紹介する映像は、2分程度の長さのものが中心なので、ぜひ各動画をクリックして、実際に見ていただきたいなと思います。

滅星蝕セクエンス・アリア

私の人生を変えた作品です。中学生の頃にこの作品に出会うことがなければ、画像や映像に興味を持つことはなく、今の学科に進学することはなかったかもしれません。メインとなる3DCGのキャラクターはもちろん、エフェクトや色合いなど、細部まで非常にこだわり抜かれた作品であると感じます。今まで何度も見返しましたが、見るたびに「やっぱすげえな…」という気持ちになります。個人的には、0:46~や1:32~などの歪んだ音に対する、ノイズ混じりの映像がハチャメチャにかっこよくて好きです。

この映像を制作した百舌谷さんは、ハイクオリティなアニメ風3DCGや、音楽と映像のシンクロを大切にしたモーショングラフィックスなどを中心に、素晴らしい映像作品を多数発表されている方で、私が最も尊敬する映像作家です。音楽ゲームを知っている方なら、maimaiの「Oshama Scramble!」の映像を担当された方だと説明すると、イメージが湧くかもしれません。最近では、Twitterで信じられないようなクオリティのアニメ風3DCGを発表されています。

百舌谷さんの作品に興味を持った方は、ドット絵風の3DCGと独特な色合いが魅力的な夜明け前のレゾナンスをぜひ見てみてください。

MAKE IT FUNKY NOW

2Dモーショングラフィックスの傑作です。音楽に合わせた映像の動きの楽しさを実感できる作品なので、今まで映像に興味がなかったという方にもぜひ見ていただきたいです。個人的には、1:26~のサンドイッチの具材が選ばれていくシーンや、1:31~の紙飛行機から金魚にスムーズに入れ替わるシーンが好きです。

作者のmisokabochaさんは、2Dモーショングラフィックスを中心に、緻密に計算された素晴らしい映像を多数制作されている方です。どの映像でも、あるシーンから次のシーンに切り替わる際に、シームレスに移り変わっていくのがとても心地よいです。

misokabochaさんの作品に興味を持った方には、音楽と映像の完璧なシンクロを楽しめるSTAGERもぜひ見ていただきたいです。

TANO*C TOUR 2014 TOKYO Jingle Movie

2DCGと3DCGのコンビネーションが素晴らしい作品です。尺の中で同じ映像の別バージョンが繰り返されているので、実質的には30秒ちょっとの長さの映像ですが、その短い時間であっても、見る人に鮮烈な印象を与える作品だと思います。個人的には、0:21~の「Oh…」という声ネタに合わせた図形の動きが好きです。

作者のmurAta Yuziさんは、本当に「カッコいい」映像を作る方です。2D・3Dのいずれにおいても、カッコいいモーショングラフィックスを多数制作されています。音楽ゲームをやっている方であれば、maimaiやbeatmania IIDXで映像を見かけたことがあるかもしれません。maimaiのAMAZING MIGHTYYYY!!!!などが有名かなと思います。

murAta Yuziさんの作品に興味を持った方には、ココロの質量をぜひ見ていただきたいです。音楽の細かい音一つ一つが、完璧に映像に反映されているのが魅力的です。※映像中の激しい点滅に注意!

Life is PIANO

非常に美しい世界観を持つ作品です。どこか懐かしさが感じられるような、ドット絵風のエフェクトが特徴的です。個人的には、1:05~の水族館風の場所のシーンや、2:00~の文字のアニメーションなどが特に印象に残りました。

作者のトールミツハシさんは、2D・3D問わず、さまざまなジャンルで、素晴らしい映像を手掛けている方です。特に、映像の中での文字のアニメーションが完璧で、映像を見るたびに「すごいなあ…」と感じます。最近では、月ノ美兎さんの「アンチグラビティ・ガール」の映像も担当されています。

トールミツハシさんの作品に興味を持った方には、MVの映像を担当されている、イロドリミドリのShout Our Evidence!をぜひ見ていただきたいです。トールミツハシさんの映像での文字表現の多彩さが垣間見える作品です。

チョコレートグラビティ

現実と見間違えるようなハイクオリティな3DCGが印象的な作品です。チョコレートの反射の光などが本当にリアルで、実写だと聞かされた状態で各シーンを見せられたら、本当にそうだと信じてしまうそうなクオリティです。下のリンクに少し載っている制作過程の画像を見ると「マジでCGなんだなあ…」というのを実感できます。個人的には、この映像を通して使われている、2Dイラストをアクリルスタンド風にして3D空間になじませるアイデアが好きです。

作者の朝倉涼さんは、フォトリアルCGの分野で信じられないほどハイクオリティな作品を多数発表されている方です。静止画でも多数の作品を発表されており、2Dイラストと3DCGを融合させた作品も魅力的です。八王子PさんとGigaさんのGimme×Gimmeの映像も担当されています。

朝倉涼さんの作品に興味を持った方は、ぜひ、下のリンクから静止画の作品を見ていただきたいなと思います。また、自身の映像作品を短い時間にまとめたShowreelも公開されており、こちらでも朝倉涼さんの美麗な映像を楽しめます。

夢/あるいは在りし日の

天才的な映像だと思います。何を食べたらこんな映像を作り出せるのが知りたいくらいです。映像の衝撃的なストーリーはさることながら、細部にまでこだわり抜かれた、幻想的でときに狂気的な世界観が印象に残ります。個人的には、0:25~の文章が大量に表示されているシーンが気に入っています。

作者のFizさんは、この人にしか作れないような天才的な映像を作る方です。映像のどの一瞬を切り取っても、非常に作り込まれていると感じます。

Fizさんの作品に興味を持った方は、鮮やかな色合いが美しい時計の国のジェミニをぜひ見てみてください。maimaiに収録されている楽曲の映像です。

Engine

一貫したダークな雰囲気が魅力的な作品です。"Engine"というタイトルの通り、エンジンのブンブンした音に合わせて3DCGがハチャメチャにカッコいいカメラワークでブンブン動いてくれて、見る人に強烈な印象を与えます。個人的には、0:48~などに見られる「ベイベーベベベベ」という音に合わせた動きが好きです。

作者の鑓田(alpha complex)さんは、ハイクオリティな映像をコンスタントに制作されている方で、その生産能力にはたいへん驚かされます。映像中に細かい図形が大量に使われているのが特徴的です。

鑓田(alpha complex)さんの映像に興味を持った方には、maimaiのHyper Activeをぜひ見ていただきたいです。ここで紹介する公式の動画では、残念ながら最後まで映像を見ることはできませんが、ここで見られる部分だけでも、音に合わせたキレキレのカメラワークを存分に楽しんでいただけるのではないかと思います。


おわりに

今回紹介した映像以外にも、世には素晴らしい映像が本当にたくさんあります。文量の関係で説明し切れませんでしたが、今回の記事で映像に興味を持ったという方がいれば、ぜひ Lilith ambivalence loverskeep hoppingEMOMOMOなどの作品も見ていただけると嬉しいなと思います。

音楽・イラスト・アニメ・実写…世の中には様々な芸術の形態がありますが、今回の記事を通して、私の大好きな2DCG・3DCGの映像の世界に少しでも興味を持っていただけたら、嬉しい限りです。

私自身、高校生の頃は、AviUtlやBlenderといったソフトウェアを使って、少しだけ映像制作をやっていました。私のTwitterやnoteのアイコンの砂時計は、当時Blenderで自作したものです。最近は全然触れていなかったのですが、今回のこの記事を書いていて、高校生の頃の「映像、最高だな…」という気持ちを思い出し、また、映像制作をやりたいなあという気持ちになりました。このような機会を与えてくださったeeic2022 Advent Calendar に、心から感謝申し上げます。


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