犬に多い皮膚感染症!(マラセチア酵母)

こんにちわ!
どうぶつの皮膚科に興味があるベルです。

わんちゃんの皮膚病では「マラセチア酵母」による皮膚病が多いですが、今回とても有益となる論文を見つけたので、わかりやすく紹介したいと思います。

僕が今現在している、マラセチア感染症の治療

わんちゃんの皮膚病では「マラセチア酵母」による皮膚病が多いですが、今回とても有益となる論文を見つけたので、わかりやすく紹介したいと思います。

マラセチア酵母による皮膚病は、夏のジメジメした時に多く、部位としては耳に多いです。

ツーンとした臭いで、あ、マラセチアじゃんって思ってしまいます(もちろん、耳垢を染色し、顕微鏡で確認しますが)。

普段は、しっかり耳を洗浄し、点耳薬を処方しますが、もっと治療の選択肢を増やしたいので論文を読み始める事にしました。

ちなみに、僕の英語力は昨年度のTOEICで700点だったので、決して優秀ではありませんが、よろしくお願い致します。
今年は、TOEFL受験予定です。笑

紹介する論文

Malassezia Yeasts in Veterinary Dermatology: An Updated Overview

日本語では、「獣医皮膚科におけるマラセチア酵母:最新の概要」となります。以下が、サイトリンクとなります。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7059102/pdf/fcimb-10-00079.pdf

この論文でも、マラセチア属の親油性酵母は、常在菌と記載されおり、日和見皮膚病原体と記載されております。

犬と猫では、外耳炎および「脂漏性」皮膚炎という皮膚が脂っぽくなって、痒みのある皮膚病を起こします。

特に耳では、褐色/黒色の脂っこい、悪臭を放つ物質が生成されます。

基礎疾患と言って、他に病気を持っていると二次的にマラセチア感染を起こしている可能性があるので要注意です。

診断は、通常は細胞診と行い、綿棒などで耳垢をとり、顕微鏡で検出を行います。

治療は通常、局所または全身のアゾール療法を含み、多くの場合、ミコナゾール-クロルヘキシジンシャンプーまたは経口イトラコナゾールまたはケトコナゾールを使用します。

つまり、抗真菌剤の内服とシャンプー療法が重要という事です。
基本的な診断、治療は僕と同じでした!

ただし、最近では耐性菌の問題で、エッセンシャルオイルへの関心も高まっているようです。

この論文でも、局所の治療で「Aptus®DermaSpotOn Concentrate TM、Orion Pharma Animal Health、Sollentuna、Sweden」という製品が記載されており、マラセチア酵母に関連する慢性足皮膚炎の犬で効果があったと記載されていました。

僕自身、ステロイドが含有されていない局所治療に興味があるので、機会があれば、この製品を詳しく分析していきたいと思います。

今後について

とにかく毎週更新できるようにしたいですね!

そして、自分の知識をupしながら、皮膚の事について発信していきたいですね。

では、今からTOEFLの勉強しまーす!
最後まで読んでいただきありがとうございます!

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