「勝つ」と「負けない」は違う

最近DMでちょいちょい質問をいただくのですが、この質問が多いので記事にすることにしました。
それは、

BERSERKさんは、入金額に対するベット額が高いのはなぜですか?

ベット額は資金の1~2%とかが基本じゃないのですか?

といった内容のものです。
はい。たしかに仰る通りなのですが、これを説明するために、まず覚えておいてほしいことがあります。
それは「カジノは積立貯金ではない」ってことです。
積立貯金は毎月必ず残高が増えていきます。しかし、僕らがやってるオンラインカジノはギャンブルであって、ノーリスクでお金が増えていくなんてことはありません。
利益はリスクの先にあると思ってください。

それを踏まえた上で、上記の質問に回答しながら説明していきます。
この質問については、きっと僕の普段のベットを指しているものだと解釈しましたので、その前提でお話しします。

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まず、僕は何の制約も条件もない時は、入金額が$100だろうが$500だろうが、最初のベットはほぼ$20から開始しています。
これは、僕の1日の目標金額が「$50」だからです。
もし皆さんが$50を目標にした時、一体1単位いくらでベットしますか?
カジノのゲームには全てRTPがあって、その数値が100%を超えるものはありません。そして、ゲームを長くやればやるほど確率は収束し、やがてプレイヤー側が負けるというシステムになっています。
つまり、勝負はできるだけ短くする方がいいということになります。
そうなってくると、$1単位でコツコツ長時間かけて何百ゲームも消化して$50目指すってのはとんでもなくナンセンスですよね。
理想としては、サッとやってサッと勝ってサッと逃げる。
これが言わば勝つためのコツになるわけです。
僕の1単位は$10ですから、最初の2単位勝負で勝つと、後がかなりラクになります。

その理論でいくと、ワンベット$50でいいじゃないか?
という新しい疑問が出てきます。
ですが、僕はそれはしません。
なぜなら、負けた時のリスクを事前に考えているからです。
最初に$50賭けると、勝てばそれで終了になりますが、負けたらその$50を取り戻す勝負をしなければなりません。すると1単位が$25や$50と上がってしまいます。
そんな状態で、よもやの9連敗10連敗を食らってしまったら、一気に大ダメージを負ってしまいますよね💧
その大ダメージを回避するために「1単位はできるだけ高くするが、ベットシステムで戻せる範囲内」という設定にしています。
僕にとってちょうどバランスのいい額が、この開始$20になるわけです。

話を戻します。
つまり僕は、毎日$50を勝つために「勝負」をしているわけで、打出の小槌のように毎日自動的に増えているわけではありません。
ただひとつだけ付け加えるならば、僕はその勝負を、できるだけ安全に、できるだけダメージを負わないよう保険をかけながらやっているということです。


さて。巷でよく言われている「資金の1~2%ベット(以下「資金比率ベット」という)が基本」という理屈。

果たしてこれは正しいのでしょうか?

勿体つける話でもないので僕の考えを先に言います。
これは「正しい」です。
ただ、この正しいが何に対して正しいのかということが重要になります。
この資金比率ベットをよく考えてみてください。
なぜ資金の1~2%にするのでしょう?
何のためにそんな少額に設定するのでしょうか?
答えは、資金を全部溶かさないようにするためです。
つまりこの資金比率ベットというものは、できるだけ負けないようにする守りのベット法であって、ガンガン勝つためのベット法ではないわけです。
1単位1%でプレイすると、当然100単位まで負けることが可能なわけですから、2分の1のギャンブルで100単位負け越すなんてなかなかありませんからね。
ですので、資金を減らさないという視点から見れば、このベット法は正しいのです。

攻守で分けたとき、「守」に重きをおいたベットシステムは他にもたくさんあります。
ダランベール法(ピラミッド法)なんかもそれに当たります。
逆に「攻」に特化したものが、皆さん大好きマーチンゲール法やパーレー法になるわけです。
「守」を主体にしたベット法は、負けにくいが勝ちにくいという特徴があります。
なので、僕がこの手法を使うときは、主に「負けたくない時」です。
具体的にどういう時かと言うと、リベートボーナスを狙ってる時や、ボーナスの条件消化をしている時なんかがそれに当たります。そしてその時は、1単位$5に設定していることもあります。

もし、皆さんの中で「軍資金が少ない」「資金全投入の勝負をしている」等の状況が当てはまる方がいらっしゃれば、まずはこの「負けない」やり方で戦うことをオススメします。
そして、とにかくどんなに少ない額であっても、勝ってるうちに利確し、自分の資金を五分以上に戦えるところまでコツコツ増やしてください。
そして五分以上に戦えるところまで増えた時、初めて「1日の目標金額」を明確に定めて「勝つ」ための勝負をするのです。

もちろん僕も、最初はそんな感じでした。
オンカジで高額ベットしている人や、何百ドルも勝ってる人を羨ましそうに横目で見ながら、自分はひたすら$5(BJのミニマム)で勝負し、$50なんて恐くて絶対に賭けられませんでしたからw
でも、毎日$10~20をコツコツ利確し、積み重ね、自分が十分だと思うラインにまでなんとか残高を持っていきました。
それでもまだ不安だった僕は、そこからさらにコツコツ利確を実行し続け、ついにはそのラインの2倍にまで持ってくることに成功しました😅

そこから僕の勝負が始まったわけです。
今の僕の目標は「1日$50」
これを達成するために、僕は「負けないベット」ではなく「勝つためのベット」をしています。
ですがこの目標、早ければ$200もかかりません。
(20→10→20と三連勝できれば最短クリア)
$200しか入金してないのに$20ベットという状況ができあがるのはこういうわけです。←これが答え

もちろん、入金した$200があっさり負けることもありますが、その時は追加入金します。
僕はTwitter等でよく「損切りしない」と口言してます。
でも、じつはそれは正確な表現ではなく、損切りするポイントに達していないだけなんです。
おそらく$1000(場合によっては$2000)ぐらい負けたら心が折れてやめちゃうと思うので、強いて言うならこれが損切りラインだとも言えますが…
$2000負けるか$50勝つかの勝負。これってかなり有利だと思いません?
これが僕の言う「五分以上に戦える」という舞台です。

僕は今、その舞台の上で戦っています。


今回の記事は、以上になります。
皆さんに「負けない」ことと「勝つ」ことは別物だ、ということが伝われば幸いです。
皆さんは今「勝つ」ためのベットをしてますか?
まだ「負けない」ベットでコツコツ資金を増やしてる段階ですか?

カジノを含むギャンブルの全般は、資金管理さえしっかりしていれば勝てるようになります。
ですが、その資金管理は、ただ闇雲に知識を詰め込んでやるだけではうまくいきません。
自分の今の状況をよく分析し、その状況に応じた段階的な資金管理をしなければならないのです。
敵を知るにはまず己から。
小手先のベット法や戦術を研究する前に、戦略的に勝てる舞台を整える方が遥かに重要なことなんじゃないか、と僕は思います。


それでは、また!




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