Mrs. GREEN APPLE Zepp Tour 2022 ゼンジン未到とリライアンス〜復誦編〜2022.11.15 ZeppHaneda
ついにこの日がやってきた。
2019.12.8 エデンの園から約3年ぶりに参加する、ミセスのライブ。
整理番号は479番。
キーボード藤澤涼架ちゃん側の3列目に行くことができた。
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19時の開演時間を過ぎ、会場に流れるBGMの曲調が変わり一旦静かになった時、ライブが始まると思ってみんな話すのを辞め、ザワザワからシーンとなった。
でもまた引き続きBGMが鳴り始めて(まだ始まらないのか〜)と一斉に笑うのが何回か続き、会場中が一体となったような気がした。
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1曲目、藍には度肝を抜かれた。
初っ端から会場を沸かすなぁ。
さすがミセス。
過去のミセスの曲を聴き直していた時、藍やっぱりカッコ良いな、また聴きたいな、と思っていたから嬉しかった。
この曲中1:51くらい、2番の『生まれる前に』の伴奏がユニゾンになる所がカッコ良すぎて好きだ。
全てがカッコ良くてもうとにかくシビれた。
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2曲目、灯火はライブ初披露。
1曲目の藍でテンションが最高潮のところに初披露の灯火でさらにヒートアップさせるなんて、天才でしかない。
確か1曲目はサポートの方の照明が暗く、この2曲目からお姿を見ることができたと思う。
と言ってもサポートドラムのクラカズヒデユキさんのみで、わたしの位置からはサポートベースの森夏彦さんは涼ちゃんと丸かぶりとなり、残念ながら全く見えなかったのだが。
また、ステージ上メンバーの足元についているバーのような細長い照明が曲に合わせて一斉に角度が切り替わる様がカッコ良くて、以降動くたび(おお〜っ!)と感動していた。
ボーカル大森元貴さんがバイバイの歌詞に合わせて手を振っていたのが印象的だった。
以降の曲でも、バイバイと言う歌詞が出てくるとよく手を振っていた。
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3曲目、ニュー・マイ・ノーマル。
復帰後初めてリリースされたこの曲。
フェーズ2再始動後初のライブ、Utopiaではアンコール1番最後、締めの曲だったし以降のライブでも最後に披露されることが多い印象だったから、3曲目だとは驚いた。
2番の冒頭などこのライブ中、涼ちゃんがフリーのタイミングで夏彦さんの方を向いたり、自由に動いている姿がフェーズ1のライブと同じで安心した。
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4曲目のCHEERS、この曲だけ写真撮影ありとのこと。
1曲だけ写真撮影が可能であると言う情報はSNSで見て知っていたけれど、こんなに早く来るとは思っておらず驚いた。
近くでいち早くスマホを出していた人がいた。
このツアー既に何公演目かなんだろうな。
いいな。
元貴さんが「撮影していいけど、跳ばすよ?」と言うようなことを言っていて、凄くカッコ良かった。
写真も撮りたいけど曲にもノリたいし、感情が忙しくて楽しすぎた。
この時に撮ったのが、冒頭1番上の写真と以下だ。
この曲のベースの指で早弾きするフレーズがカッコ良くて大好きだ。
MVが出た当初はベース髙野清宗さんのカッコ良すぎる演奏姿に釘付けになった。
それから後から思ったけれど、もしかしてこの曲も天井のミラーボールが回っていた?
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5曲目はHow-to。
大空を優雅に飛ぶ飛行機のようにゆったりとした壮大な曲。
この日、会場に来る前に羽田空港に寄って飛行機を見てきたばかりだったから、このZepp Hanedaの会場で演るのにぴったりすぎると感動した。
確かこの曲で、元貴さんがまさかの上手側の最前の人の手を取ったから、次に下手側に来た時元貴さんの手に触れたい後ろの人たちから凄い勢いで押されて、列が崩れた。
でもそのおかげで3列目から2列目に行くことができた。
How-toの独特なポンポンという音のアウトロが伸びて次のインフェルノのイントロへと続いて変化していく様がめちゃくちゃカッコよかった。
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6曲目のインフェルノでは、定番になっていた涼ちゃんの「行けるかー!」の掛け声がなくて、それがまた新鮮な感じがして凄く良かった。
何回もライブアレンジバージョンを聴いていると、原曲を聴いても脳内で自然とライブアレンジやライブでの掛け声が再生されて、それがまた楽しい。
涼ちゃんの「行けるかー!」はインフェルノの原曲を聴く時はわたしの脳内で永遠に再生され続ける。
ドラム山中綾華ちゃんの「ワンツー!」の掛け声は、Utopiaでのサポートドラマー神田リョウさんに続き、クラカズさんも言ってくださっていた。
ありがたい。
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今この感想を書いていて、No.7は7曲目だったんだと気づいてとても感動している。
そしてそのことをSNSに書きたいけれどネタバレになるので書けない。
最後に間隔を開けて『ナ〜ナ ナナナナナ』が入る所で、元貴さんがサポートの方を見て笑いすぎていた。
そしてライブ映像で円盤化されている、間に合わなくて(ハッ!)と言う顔をする場面を再現しそうになっていて面白かった。
その直後のMCで元貴さんが、夏彦さんのことを「顔が全部口くらい笑っていた」と言い、ずっと笑っていた。
夏彦さんは髙野さんと同じく、元貴さんのツボなんだなと感じた。
歳上なのにいじられキャラな所と言い、2人は似すぎている。
そしてやはりわたしの位置からは夏彦さんが見えなかったのが残念だけど、夏彦さんの素敵な笑顔は見覚えがある。
夏彦さんおめでとうございます。
末永くお幸せに。
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8曲目、soFt-dRink。
しっとりとしていて炭酸のように爽やかな曲。
髙野さんのベースソロがカッコ良くて大好きな曲。
夏彦さんのベースソロもカッコ良かった。
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9曲目の青と夏は、初披露のゼンジンアレンジバージョンだった。
まさかこう来るとは、とこの曲も度肝を抜かれた。
元貴さんの歌唱力が凄いことを改めて魅せつけられた。
原曲は青春真っ只中の爽やかな曲だが、アレンジバージョンは夏の終わりを彷彿とさせる、どこか悲しくなるような、今の寒い季節に聴くのにぴったりな曲調だった。
夏の曲の季節までアレンジして変えてしまうなんて。
感服した。
元貴さんがゆったりと一言一音を大切に歌い上げることで、この曲の良さをさらにさらに引き出すアレンジで本当に素晴らしかった。
このアレンジを今回のゼンジンに参加することができない人にも絶対に聴いてもらいたいし、わたしもまた聴きたいので、絶対に円盤化してほしいと切に願う。
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10曲目の僕のことは、一つ一つの言葉を願いを込めて噛み締めるように歌っているようで、気持ちが伝わってきた。
エデンの園やUtopia、今回のゼンジンその時々で元貴さんの心情が異なっているからか、違う顔を魅せる曲だと感じた。
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11曲目、私は最強の冒頭の『さぁ』だけを歌い、会場中が「おお〜っ!」と沸くと「今日は誰が唄う〜?」と元貴さんが言い、MCに入った。
ギターの若井滉斗さんと涼ちゃんが唄うことになり『さぁ』に入るブレスのタイミングを2人で合わせるために手を大きく上下に動かして拍子を取っていた。
だが、なかなか上手くいかず、若井さんが息を吸わなければいけないのに「あっ吐いちゃった」と言ってお茶目な所を見せりした。
また、元貴さんが「そもそもこの手おかしいから」と言って突っ込んだりしていた。
そして映画の話を出した元貴さんが「観た人〜?」と聞き、観た人が手を挙げると「これが大ヒットです。」と言い笑いを誘っていた。
「2回観た人〜?」「これが大ヒットです。」
「3回以上観た人〜?」「これが大ヒットです。」
のくだりが続いて面白すぎた。
わたしも1度観たけれど、想像していた1億倍くらい面白かった。
元貴さんは「これだけ時間取って、さぁ、まで歌って次全然違う曲だったらびっくりするよね!」みたいなことも言っていて、面白すぎた。
その後「こんなに時間を取っているのは、次の曲がこわいからです。」と元貴さん。
でも、その後そんなこわさなんて微塵も感じさせることなく、とても楽しそうに歌っていた。
歌いながらこぼれる笑みを隠しきれないような。
全身で喜びを表現しているような。
この日のセトリの中で1番嬉しそうに歌っているようにわたしは感じた。
元貴さんが大好きなワンピースに携われた歌。
いつか元貴さん自身の歌でもワンピースに関わりたいと言う目標も聞かせてくれた歌。
元貴さんの口から「いつかドームでライブもしたい」といった目標を聞けるたびに、わたしは、まだミセスは終わらないんだ、と安心させてもらえる。
この日をきっかけにさらにこの曲が大好きになった。
この曲中、間奏の2:51伴奏が一斉に急に入るところが疾走感がありカッコ良くて大好きだ。
3:25あたりに再度その伴奏が入る所もたまらなく好きだ。
私は最強、直に聴けて感無量だった。
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12曲目のSoupは、歌詞にもある通り温かみがある曲だけど歌詞が重く、心にズシンと響いてきた。
照明が確かオレンジっぽく温かみがあってとても素敵だった。
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13曲目、アボイドノートはUtopiaと同じ、おそらく若井さんの叫ぶような「ワンツースリーフォー!」のカウントから始まった。
Utopiaでは元貴さんがそのカウントを聞いて笑っていたのが印象的で、緊張が解れてリラックスできたのではないかと思ったから、素敵なこのカウントが大好きだ。
わたしはUtopiaは WOWOWで鑑賞していたので、ライブで直にこのカウントを聴くことができて嬉しかった。
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14曲目のダンスホールでは天井につけられていたミラーボールの照明がとてもキレイだった。
元貴さんはハンドマイクでステージを自由に動き回っていて、なんと一度、下手側から舞台袖へ消えて行った。
その後、マイケルジャクソンの斜め立ちの逆みたいな格好(背中→\←お腹)になり、背中をスタッフさんに押されて出てきたのは驚いた。
客席からはスタッフさんの手だけが見えていたのが面白さを増した。
元貴さんは本当に素晴らしいエンターテイナーだな、と改めて感じた。
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15曲目、スターダム。
髙野さんミセス加入前に収録されて、髙野さんバージョンが再リリースされた曲。
ベース好きのわたしにはたまらない、バキバキのベースがカッコ良すぎる曲。
やっぱりめちゃくちゃカッコ良かった。
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16曲目のパブリックも、青と夏と同じく初披露されたゆったりとしたゼンジンアレンジバージョンだった。
スタンドマイクで歌いながら歌詞に合わせて美しく舞う手の動きが素晴らしく芸術的だった。
青と夏と同じく、この曲も元貴さんの歌唱力の凄さを改めてまざまざと魅せつけられた。
この曲も円盤化を切に願う。
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17曲目のフロリジナルに入る所で、フロリジナルの世界観に合わせた繋ぎの愉快な曲に合わせてみんなで楽しそうにおかしな動きをしていた。
見ているこっちもとても楽しくなった。
特にドラムのクラカズさんが、動きがゼンマイじかけのおもちゃみたいでとても可愛らしかった。
この曲の冒頭でクラカズさんはドラムスティックでなく、先端にフェルトのような丸いものがついたティンパニマレットみたいなものを持っていた。
それを振り回し愉快に動いている様が可愛らしすぎて、思い出すだけでも楽しい気持ちになる。
この曲も繋ぎから円盤化してほしい。
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本編最後、18曲目のCONFLICTも聴きたいと思っていた曲だったから嬉しかった。
ENSEMBLETOURファイナルで聴いた曲。
あの時とは違うけれど、今のミセス3人とサポートの方2人で奏でるCONFLICTも素敵だった。
曲が進むにつれ次々と展開して行き、やっぱり素晴らしい。
前回2018年のゼンジン未到とプロテスト〜回帰編〜では、アンコール後1番最後がこの曲だった。
今回はこの曲が本編での最後と言うのが同じで、どこか懐かしさを感じた。
メンバー全員での深々としたミセスのお辞儀はフェーズ1と何も変わっていなかった。
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アンコール1曲目はStaRt。
今回のゼンジンのセトリの中でわたしは1番楽しかった。
さすがデビュー曲、最強だ。
『独りじゃないと否定出来るように 明日も唄うんだ』の最後の所で若井さんと髙野さんが同時にジャンプする場面を何度も見てきて、それが当たり前だったから髙野さんがいないことを改めて感じて寂しいなと思った。
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アンコール2曲目、最後の曲はSoranji。
本当に素晴らしい最高傑作。
この曲を直に聴かせてもらえたことは一生の宝物だ。
主題歌に起用された映画の話をした後に歌うことで、元貴さん自身の悲しみや苦しみをMVやCDTVでの歌唱の時ほどは感じられなくて、それがわたしはとても安心した。
ENSEMBLETOURのThey areでは、歌う前に元貴さんが自身の孤独感や辛さを語り歌い全身で表現してくれて、気持ちが痛いほど伝わってきて、よく毎公演あれだけのエネルギーを使って演ってくれていたなと感心する。
再度深々としたお辞儀の後、元貴さんと涼ちゃんが頭を上げるタイミングが完全に一致していたのが凄いと思った。
心が通じ合っている。
最後の曲がSoranjiだったため、静かにメンバーが舞台を後にして幕が下りた。
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この日、涼ちゃんが頭を激しく動かして全身でキーボードを弾く姿が、綾華ちゃんが激しくドラムを叩く姿と重なって心が苦しくなった。
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若井さんと涼ちゃんは3年前より堂々としていてとても大人になっていて、強く逞しく頼もしく感じられた。
繊細で儚く美しい、ミセスのフロントマンを両側からずっと支えてあげてほしい。
そしてサポートのお二方も、リズム隊と言うこともあり、土台からがっちりと支えてあげてほしい。
夏彦さんとクラカズさんのSNSを見ていて、本当に人柄が良い素敵な方々だと感じるので、元貴さんがサポートをお願いして引き受けてくださったことに、ミセスと出会いフェーズ2を共に歩んでくださっていることに、本当に感謝している。
神田さんもスーパーアドバイザーとしてサポートしてくださっているようで心強いことこの上ない。
わたしは神田さんのUtopiaでのMCや演奏、立ち居振る舞い方が素敵でガッチリと心を掴まれ、すっかりファンになった。
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フェーズ1の時とは環境が変わり、なかなかライブ会場へ頻繁には足を運べないけれど、今後の活躍も期待している。
どうか無理だけはしないで。
休みたくなったらいつでも休んで。
元貴さんの心を1番大切にしてほしい。
またミセスに会える日まで、頑張って活動を続けてくれているミセスに負けないように毎日を頑張って生きよう、そう思わせてもらえた。
凄くパワーを貰えた。
元貴さんの音楽が大好きで惚れ込んでいたけれど、このライブを通してさらにその想いが強くなった。
素敵なライブをありがとう。
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この感想レポを書いていて、ミセスのことがもっともっと大好きになった。
長くなったけれど、ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
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