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【競馬】天皇賞(春)予想

さて、今年もついに始まる春のG1ロード。
初戦を獲って弾みをつけたいところだね。気を引き締めて参ろう。

今年のメンバーから真っ先に目がいくのは、やはり菊花賞馬のドゥレッツァだろうか。昨年の走りはインパクトが強すぎたね。果たしてあの強さが古馬相手となるG1舞台で出せるのか。現4歳世代の力が疑問視されているだけに、その、行方も気になるね。正直、ベラジオオペラの大阪杯はノーカン。メンバーレベルがね。今回はステイヤーとしての面子なら揃ってると思うので、期待をしたいと思っている。

では、先に印の発表を。
◎テーオーロイヤル
○サリエラ
▲ブローザホーン
△ドゥレッツァ
△ディープボンド
☆チャックネイト

なんとも面白味に欠ける印ですまない。いや、どうだろう。展開の予想をしながら印の意味を考えていこうか。

まず大筋として、今年も京都の芝は良い。良馬場とかいう意味ではなく、綺麗な状態という意味。開催2週目にあたるが、皐月賞でも触れたやつね。競馬場の芝を保持する技術が向上している。なので、良馬場なら綺麗な良馬場、重馬場は綺麗な重馬場。多少の道悪であろうがまぁこなせてしまうような環境となりそう。さらに、内外もまだまだフラットに使えるような状態だろうし、上手に立ち回った馬がより良い順位となる。環境面からは以上。

では、スタート以降のお話。
まず頭を悩ませるのが、誰がハナを行くんだ問題。逃げ馬不在。逃げて得する馬もいないように思える。こうなるとペースがね。様子を伺いながらゆったりと流れそうだ。道中なんかも比較的枠の並びどおりに運ぶだろうし、出たなりで淡々と進みそう。こうなると前残りになりそうだし、先行馬の中でも力のあるテーオーロイヤルは簡単には止められない。先行しながらも上がり最速の足も使えるし、現在の面子構成では抜けた存在。次点にブローザホーン。枠も極端な外を引いていないし、特別な割引は無いと見ている。もう少し内ならチャックネイトあたりが面白そうだったんだけど、圧倒的ピンク帽。こればかりは仕方ないね。

そういえば、ゲートを出ていつもはじめに考えるやつ。そう、強い馬のなんとやら。前に行く馬なら、テーオーロイヤル、ブローザホーンあたりだろうけど、テーオーロイヤルは外からだしわざわざそこに潜るようなことは考えないんじゃないかな。終いの足もあるし、追走して最後は引き剥がされるみたいなこともあり得る。なら、内に入らせず外で消耗させる動きをとるかな。テーオーは枠が枠だけに、長い道中外を回すことになるなら、いっそハナまで行ってロスの少ない競馬を選択する可能性もある。外にいたままなら後ろはサヴォーナかタスティエーラあたり、前に踏んで行ったならブローザホーンあたりがくっついて欲しいね。ここに食いついた馬は比較的善戦しそうな候補になる。一方、毎度大人気の豊さんの後ろだけど、お手馬であるサリエラお嬢様は前に行けるタイプじゃない。しかも最内。ぐっと控えて殿までありそうな馬の後ろは流石に良い選択肢とは言えないし、今回ばかりはお休みだね。

ここまでドゥレッツァが全く登場していないんだけど、今回の展開のキーだと思うんだよね。桜花賞、皐月賞と思い出して貰いたいんだけど、ルメールが乗っていた馬の結果。ここで言うのはアスコリとレガレイラ。悪癖が露呈する形で負けてるんだよ。ドゥレッツァはどうなんだいというところだけど、ここも心配。菊花賞の走りはルメールが良い方に欠点を活かす形に出来たから実現したようなものであって、それが他の騎手で叶うかと言えば、多分ノー。金鯱賞ではきっちり控える形で競馬しているが、この馬は踏みどころが難しい。一度乗っている戸崎だし経験値がゼロではないだろうけど、京都3200のイメージがない。きっちり控えられるか、踏みどころをしっかりと見極められるかの2つの課題がある以上、力がある馬でも重い印は打てない。長距離レースならなおさらね。菊花賞みたいに前に出ちゃうとルメールみたいやさばき方は出来ないだろうし、この馬の今後にも関わる。それくらいは鞍上も理解しているだろうし、4歳馬の未来を見据えた乗り方に徹するんじゃないかな。対するサリエラは豊さん。京都の鬼。この差だけでも大きいと思う。逃げ馬不在だけど、同じポジションで動く馬が多いから、ペース以上に消耗することも予想される。それを後方で冷静に見ながら進めるであろうレジェンドは怖い存在だね。それ故に、サリエラに重い印を打った。

タスティエーラに印が無いのは、皐月賞と同じ。印はないものの、馬券の3列目の候補ではある。やや力で劣るコスモキュランダを華麗に2着までねじ込んでくるあたり、この雷神は見過ごせない。正直、タスティエーラには長いだろうし、力関係でもここは苦しいと見る。ただ、長距離レースが故に、鞍上の力が左右する部分が大きくなる。ある意味、ドゥレッツァとは正反対だね。馬の力だけで走ってしまいかねないドゥレッツァ、鞍上の手腕のみで走ってしまいかねないタスティエーラ。不気味な2頭に大注目だね。

ディープボンドも印を入れたが、これは当日の馬体重次第。去年もそうだけど、前哨戦から絞れてくるとちょっと変わり身あるかも。それでもピークを越えたことは否めないだろうし、頭までは期待できない。元々反応が良いタイプじゃないものの、昨年後半はかなりズブい所が際立った。しかしながら、内で上手く立ち回れば掲示板に紛れ込むくらいはありそうだし、大敗続きからオッズ的な恩恵が大きそう。当日プラス体重ならその次点で切る。

ワープスピードは乗り替わりを嫌ったのと、前有利の前提条件のもと、後ろから割り込めそうな馬ならサリエラとドゥレッツァになると読んでいるから。位置関係的にサリエラのターゲットにされるだろうしね。ディープボンドが切る対象になって、かつ、オッズにゆとりがあれば念のために抑えるかもといった程度。

その他は基本的に馬券の対象外。
軸候補がしっかりしている分、今回は入れ替えパターンはいらないと見ている。3連複フォーメーション15点くらいで収められるかな。

3200の長丁場と言えど、今年は最後の決め手勝負になりそう。逃げてペースを作る馬が見当たらないからね。最終コーナー付近ではかなりごちゃごちゃしてそうだけど、ジョギングみたいなペースから一気にギアを切り替えられるかが肝になりそうだね。しっかりと見極めて馬券にして欲しい。

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