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ライブ日記 2/24

a flood of circle

 意地でも全部書いてやると決めたライブ日記。気がつけば終わりが見えて来た。言うて5日やんけって?黙れ。

 詰められるだけライブ詰め込んだったわ!と息巻いていた当初が懐かしい。休みが終わってしまう。辛い。しんどい。働きたくない。お金ください。俺だけの特別なオファー、待ってます。いや、やっぱり良いです。お金だけください。

 さてfloodですflood。余裕余裕。書くことしこたまある。だってあのa flood of circleですよ。激アツやん。感想しかないやん。1万字は余裕で行くでこれしかも初の千葉LOOKやで千葉LOOK。千葉行く用事なんか二足歩行を強いられて性格歪んだ生物がぼったくってくる悪夢みたいなテーマパークと千葉LOOKしかないやん。アレ見た目がファンシーなだけでやってることキャバクラとかホストのそれやからな。
 と言うわけで千葉に行く目的なんぞ実質千葉LOOK一択。過去に千葉に入り浸っていた割に初の千葉LOOKやったけども。おっしゃ〜〜〜〜〜書くやでぇ〜〜〜〜〜〜書き殴ったるでぇ〜〜〜〜〜〜見とけよ〜〜〜〜〜〜ボケナスども〜〜〜〜〜。

いや結局全部a flood of circle やないか。

 めちゃくちゃa flood of circle でした。a flood of circleの洪水でしたa flood of a flood of circle でした。
 もうなんかa flood of circle が流れすぎててちょっとくらいa flood of circo とか混じってないかなって思った。うん、これは滑るって知ってた。
 ぶっちゃけ2夜連続の2日目ですしどうなのよって思ってたんですわ。わざわざ千葉までえっちらおっちらやって来て肩透かしあるかもせんなって思ってたんですわ。
 だって社長めっちゃライブしてるやん。ツアーの日程多すぎるんよ。それ以外にも社長ピンでむちゃくちゃライブするやん。floodってクソブラック企業?社長が身体張ることで持ってる零細企業?だからテツさんあんな細いの?今日の飯もままならんの?その割に渡邉さんの健康状態の良さ何??とかとか性根の腐った人間は勘ぐるわけですよシバいてくれ。
 千葉LOOK狭っ。話には聞いてたけど狭っ。あと汚っ。佐々木社長もいじってたからいじるけど汚っ。狭っ。暗っ。すぐそこラブホ街、怖っ。
 そんなそんなアングラでめんどくさい日陰者が好みそうで薄暗くて汚い(重要)最高これよこれこれ〜〜〜俺たちが求めているライブハウス〜〜〜〜〜な千葉LOOK。そこで聴く、やること成すこと全部エールなa flood of circle は最高以外の何者でもなかった。
 flood良い。良すぎる。ガチで応援してるファンが羨ましいもん。ガンガン引っ張ってくれる。息衝く暇も無いくらい浴びせて来る。ライブ多い。
 flood全通とかするならもう他のバンド応援できなくない?って思うくらい熱量がすげぇ〜〜〜〜〜〜。半分、いや5分の1でもピンズに輸血したい。よみ〜がえ〜れ蘇れ。
 変な言い方(いつもがまともと言っているわけではない)だけどfloodは健康に良い。ニンニクエキスとかすっぽんとか黒酢みたい。健康食品を紹介するあの変にドラマ付いてるコマーシャルで流れてても不思議はない。

ー…年齢と共に出来たことが出来なくなっていって…。だんだん気分も落ち込んで外出も減って…。あぁ、私ってばこのまま年老いて死んでしまうのかしらって考えてしまって…。

そ ん な 時 に 出 会っ た の が a flood of circle  だっ た ん で す!!!

 怒られる前に辞めておこう。あんなもん殆ど如何様である。チャリーン。

 根っからのどちゃくそ根暗陰キャである僕にも優しく強く染み込んでくるエネルギー。これはa flood of circle にしか出せない。floodからしか得られない栄養、あります。
 目を閉じると思い出す佐々木さんのMC…。

ササ「タオル買ってください…」

ワイ「正直。友達になれそう」

ササ「お金ください…」

ワイ「俺も金好き。友達になれそう」

ササ「お酒下さい…」

ワイ「やっぱ無理」

あれ…?まいっか!flood最高!ビッグラブ!にわかやけど!
 floodは一口目から味濃っ!てなるのに噛めば噛むほど味が出てくる。飽きねぇ。そりゃ佐々木さん商売しまくるわけですよ。皆さん知ってます?この世で1番飽きが来ないもの。商売ですよ、商い(あきない)つって。これはかなりウケると思っている。お金ください。チャリーン。

 さて、そろそろ真面目な感想を書かないと読む人に「コイツfloodのライブ行って守銭奴になっとるやんけ」って思われるかもしれない。読むとしたらフォロワーだしあいつら俺のことフォローしてるあげくこんな駄文をここまで読んでるってことは俺に負けず劣らず捻くれてるに違いないから。でもワンチャン狙って最後にもう一回だけ言っとこ。お金ください。チャリーン。

 気づけば結局佐々木亮介。今回発表された新アルバム「花降る空に不滅の歌を」で最もインパクトを与えた歌詞ではないだろうか。
 元気が出る、やること成すこと全てエール。そう書いたが、佐々木亮介さんが紡ぐ世界は陽の光に満ちている訳ではない。
 やはりあるのは、バンドマンとしての葛藤や苦悩だと思う。それが根底にあるからこそ、地を張った経験があるからこそ、あの人の言葉には芯がある。
 佐々木亮介と言う人は、その苦難と逆境の日々を力に変える名手だと思う。
 何より、この人は決して軽率に励まさない。俺はぶち上がって見せたから、着いてこられるヤツはついて来い。そんな熱さを感じる。
 だからあんなに沢山歌うのだ、そしてついて来いと言わんばかりのライブを鳴らすのだ。
 ロックンロールの波状攻撃。這いつくばって見上げた空から降り注ぐ、花のように愛おしい魂の爆撃。
 floodは不滅だ。なぜならfloodのファンが不滅だから。floodなしの世界なんて、一度浴びたら最後考えられないから。
 陽の光なんぞかなぐり捨てて自ら光る事を始めた月。あの薄暗いライブハウスで、遠くに眺めるfloodのことをなんだかそんなふうに思ってしまった。
 この日、あの狭くて暗くて汚いライブハウスに集まった、200人あまりの人々。それぞれの日々があるのだろう。それぞれの日々に、きっと憂いがあるのだろう。自分を呪う、そんな日があるのだろう。
 決して交わることのないそれぞれの日々は、なんの因果か同じ空の、同じ太陽によって照らされている。あの日、そんな目を覆いたくなる、何もかもを暴いてしまう昼を耐えてようやく見上げた空には特別な月が輝いていた。
 その月目掛けて、みんな手を伸ばしに来た。明日が来ることを知っているから。
 その空からはきっと花が降って来て、不滅の歌が聴こえてくる。
 このとんでもない日程で行われるツアーでさえ、a flood of circle には通過点に過ぎないのだろう。
 始まったばかりの道すがら、転がり続けてくれロックンローラー。

 


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