うちの父。

がんの宣告を受けてから、というものの、
「延命治療はしないから!」ととにかく訴え続け、
どんな答えも、この言葉で締めくくるほど・・・(;^_^A
さらに、今月初めにはステントが詰まる気満々で、
そう、今頃はもう・・・というような自分の計画?だったのですが、

今の体調はやや低めの安定といった感じで、大きく変わりなく、
体重も下げ止まりキープ状態。
さすがに母と同じくらいの体重では体力がもたず、で
寝る時間が長くなり(12時間ぐらい。昼頃起きる)
散歩の距離や時間、回数は少し減りましたが、
それでも
「ちょっと歩いてくるわ」
といそいそと出かけていく姿が、変わらずあります。

主治医である在宅医の先生に
「予想ははずれましたね」
と優しく言われ、おかしいなぁと首をかしげる父の姿が少し笑えます。
昭和な父の口調に合わせ、話を静かに傾聴して下さった先生は、
言い方もさすがお上手なんですよ。

そうは言っても、この半年間
病気の身体的苦痛、強い精神的不安を抱えながら
父は終活を進めてきました。
性格的にせっかちで、物事はっきりくっきり、きちんとしたいタイプなので
かなりストレスがかかっていたことと思います。

今はそれがほぼ片付いたことで、
もしかしたら本人、家族ともども、
一番穏やかな時間を過ごしているのかもしれません。

あとどれくらい残されているか、わかりません。
来るときは急激だということも知っています。
だからこそなおさら
かけがえなく、そして豊かな時間だと感じるのでしょうね。


このような時間を与えられたことに感謝して、
大事に過ごしていきたいと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?