埼玉県ふじみ野市医師殺害立てこもり事件渡辺宏容疑者

殺人未遂容疑で逮捕された渡辺宏容疑者(66)が「母が死んでしまい、この先いいことはないと思った。自殺しようと思った時に、先生やクリニックの人を殺そうと考えていた」と供述したそうです。

医師ら7人を呼びつけ、鈴木医師ともう1人を散弾銃で撃ち、鈴木医師は亡くなりました。

事情はわかりませんが、この渡辺宏容疑者は、他の病院でもトラブルを15回も起こしていたようで、異常なクレーマーのような印象を受けます。

鈴木医師は、容疑者の母親を入院させようとしたのを容疑者は止めて、その後母親が亡くなり、その翌日に事件を起こしたようです。それで冒頭の供述なのですが、なぜ、自分が自殺するのに、他人を巻き添えにしようと考えるのかが謎です。世間への恨みや怒りなのでしょうか?

この前の東大農学部正門前刺傷事件でも、犯人は、他人を殺して罪悪感を感じながら自殺したい、と言っていました。

この、関係ない他人を殺して自殺、というケースが、京王線殺傷事件あたりから増えている気がします。自殺目的でなく、死刑目的の事件もあります。

自分一人で勝手に自殺した場合、誰も相手にせず、バカなヤツ、と思われ、死んでからもずっとバカにされるだけで、誰も注意を払わず、何の復讐も果たせない、と思われます。

それに対して大量殺傷をして、無関係の人達、あるいは何も悪いことをしていない人達を殺せば、何かメリットを感じるのでしょうか?

幸せそうな女性を見ると腹が立つ、という理由で女性らを刺傷した小田急線事件がありました。おそらく女性に相手にされず、ずっと悲しい思いや怒りを感じていたのかも知れません。

しかし、それなら、刺傷事件を起こさず、命がけでモテるような努力をし続ければ、いずれ自分に合った女性と出会えるように思います。そこでなぜ殺人につながるのかさっぱりわかりません。非常に短絡的、甘えのようなものを感じます。モテないのは自分の責任、と思い、改善を繰り返せばモテるようになるはずです。

もし自殺したいなら、ひっそりと1人で命を絶つ方法などいくらでもあるので、他人に迷惑をかけたり、他人の命を奪わないようにすべきです。自殺の名所や方法などネットで検索したらいくらでも見つかるでしょう。

いずれにしても、大量殺傷をしても、殺された人はおそらく天国に行き、殺した方は地獄に行って苦しみ続けるので、他人を巻き添えにするメリットは何もありません。

世間からも強い批判を浴びるでしょう。さらに、家族、親戚は白い目で見られ、会社もクビになったり、引越せざるを得なくなる可能性もあり得ます。そう考えれば、1人で自殺するならともかく、関係ない人達を巻き添えに大量殺傷しようというのは何の意味もないどころか、残された家族、親戚にとっても非常に迷惑なことでしょう。

もしかしたら、人によっては、自殺に失敗した場合でも、確実に死刑になるために、大量殺人を計画したのかも知れません。自殺に失敗するということは、まだ生きるべき、ということですから、心を入れ替えて真剣に生きればいいだけのことです。

小田急線の事件では、幸せそうな女性を見ると腹が立つ、と無差別殺傷事件を起こした男がいました。これは単なる女性に対する恨みでしょう。

他にも復縁を迫って断られて元の不倫相手を殺したり、簡単に殺すことで問題を解決できると考える人が増えているのは心配です。自暴自棄になって自分も自殺する覚悟で他人を殺して、自分も死のう、という考えの人が増えているのかも知れません。

こういう人が増えてくると、いつ周囲で無差別殺傷事件が起きて、自分も巻き添えになるとも限りません。

昔の日本は平和ボケと言われるほどで、電車内で居眠りしても何も取られず、とても安心な空間でした。殺人事件も外国人が起こすくらいで、滅多に殺人事件は起きませんでした。それが最近では、電車内や大学入試の試験会場まで大量殺傷のリスクがある時代になりました。

危険なキチガイが増えた、と言ってもいいと思います。あるいは、悪霊や悪魔、危険な宇宙人が憑依した人が増えているのかも知れません。

こういう事件に対抗するためには、今後は、武道でも習って、危険が迫ったら察知できるようなカンを養うのがいいかも知れません。さらに、武道で強くなり、TVや映画のヒーローのように、こうした無差別殺傷をしようとする人を武術で制圧して犯行を防止できるようになれればさらにいいと思います。

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