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jFaxは基本的な機能を備えたシンプルで安価なインターネットFAX

在宅勤務が始まって初めて、FAXが関係する業務が結構あった、と気が付いた方も多いでしょう。

会社に出社してる当番がFAXをスキャンしてメールで送るのも限界。

なんとかFAXをメール転送できないものか?ということで、

 インターネットFAXサービス

をお探しの方も多いかと思います。

ここでは、インターネットFAXサービスのうち、

 jFax

について、ご紹介いたします。

jFaxとは、どんなインターネットFAXサービス?

jFaxは、インターネットFAXあるいはペーパーレスFAXサービスの1つです。


インターネットFAXサービスでは、電子ファイルをFAXとして送信したり、受信したFAXを印刷せずに電子ファイルとして閲覧できたりすることができます。

FAX機を使用せずにFAXを送受信できるサービスとなります。
(FAX機を使用できるインターネットFAXサービスもあります)


jFaxは、j2 Global社の日本法人が提供しているFAXサービスとなります。

j2 Global社はアメリカを拠点とするインターネットテクノロジー会社であり、FAXサービスの他にインターネットコンテンツ事業も行っています。


また、同社はjFaxの他にeFaxという類似サービスも提供しています。

eFaxは全世界で1100万人以上の利用者がいる大人気のインターネットFAXサービスです。


jFaxを利用する際の各種料金

基本的にインターネットFAXの料金体系は、初期費用・月額料金・送信料・受信料の4つで構成されています。


jFaxの初期費用は1100円(税込み)です。

月額料金は、1089円(税込み)です。

年払いをすることもでき、その場合は年額12890円(税込み)となります。

これは月額に換算すると、月額1080円となります。


送信料は1枚あたり11円です。

また、月ごとに50枚までは無料となります。


受信料は1枚あたり11円です。

こちらも月ごとに100枚までの無料枠があります。


ただし、送受信に際しては通信時間60秒で1枚と数えられます。

例えば、1枚のFAXの送信に90秒かかった場合、実際には1枚しか送信していなくても2枚と数えられます。


したがって、容量が大きいファイルを送信する場合には注意が必要です。

また、送付状も1枚として数えられます。


支払い方法はクレジットカードのみとなっています。


申し込み時に選べる電話番号は?


取得できる電話番号の市外局番は、

 「03」または「050」のどちらか

となります。

自身が電話番号を指定することはできません。

また、今まで使用していた電話番号を使用することもできません。

jFaxの申込画面に進むといくつかの電話番号が表示されるので、そのリストから選択することになります。


jFaxでの送信の仕方


jFaxではメールを利用してFAXの送受信を行います。


最初にjFaxに会員登録した後、jFax登録メールアドレスを設定します。

FAXの送受信にはこのメールアドレスを使用します。

この登録は5件まで行うことができます。

jFaxでは、メールの添付ファイルをFAXとして送信します。


「送信したいFAX番号+@jfaxsend.com」をメールの送信先として指定し、FAXとして送信したいファイルを添付します。


登録メールアドレスからメールを送信すると、添付ファイルがFAXとして送信されます。

このとき、件名や本文はFAX1枚目の送付状に書き込まれます。

このとき、最大50件まで同時に送信することができます。

ただしjFaxのWebサイトによると大量の送受信が続くと詐欺防止システムが作動しサービスが一時的に停止される場合があるそうです。

大量に送信する場合は事前にテクニカルサポートに連絡するのが良いでしょう。


また、添付ファイル(FAXデータ)は最大5件、合計容量1MBまでとなっています。

送信可能なファイル形式はPDFファイル、Microsoft Wordファイル(doc、docx)、Microsoft Excelファイル(xls、xlsx)です。


前述したように通信にかかる時間によって送信した枚数が数えられるので、実際の送信枚数よりjFax側が数えた枚数が大きくなることもありえます。

このjFax側がカウントした送信枚数は会員専用ページで確認できます。


jFaxでのFAX受信方法


jFaxでは、選択したFAX番号に送信されたFAXをメールの添付ファイルとして受信します。


メールは登録メールアドレス(送信する際に使用するメールアドレスと共用)に送信されます。

このときFAXはPDFファイルに変換されます。

通常の添付ファイルを閲覧するのと同じようにFAXを閲覧できます。


登録メールアドレスにはメーリングリストを登録することもできるので、複数人でFAXを受信することもできます。

送受信の両方ともjFax会員専用ページのメッセージセンターから行うこともできます。

メッセージセンターは、一般的なWebメールと同じように使うことができます。


カスタマーサポートと解約方法


カスタマーサポートは電話とメールの2通りの方法があります。


テクニカルサポート(03-6758-0852)の受付時間は、祝日を除く月曜日から金曜日の午前9時から17時となります。


jFaxでは、解約手続きは解約専用電話番号に電話することで行います。

Webやメールでの手続きはできません。

解約専用電話番号は、jFax会員専用ページに記載されています。

この電話もテクニカルサポートと同じ受付時間となっているので解約する場合は注意が必要です。


jFaxの特徴と他のサービスとの比較


jFaxの最大の特徴はシンプルなことです。


他のインターネットFAXサービスには、専用のFAX管理iOS・Androidアプリがある、WebブラウザでFAXの送受信・閲覧ができる、受信したFAXを編集できるなど様々な追加機能があるものがあります。


jFaxはメールでのFAX送受信にのみ対応しています。

余計な機能がない分、月額料金も安めになっています。


また、海外へFAXが送信できるのも特徴の1つです。

国と地域によって料金は変わりますが、中国や韓国、台湾などへは日本国内と同じ11円で送信できます。


シンプルでありながら、インターネットFAXに必要な機能はほとんど備えているのがjFaxなのです。

また、jFaxから管理ファイルツールが提供されていないため、使用者は自由にファイル管理ツールを選択・使用できます。

シンプルな分、自由度は高いと言えるでしょう。

逆にそういったことが負担に感じる方はスマートフォン向けアプリでFAXが管理できるサービスの方が向いているかもしれません。


しかしながら、料金の面から見ますと送信は50枚まで無料、受信は100枚まで無料なので頻繁にFAXを使用する人・業種には適しているとは言い難いです。

例えば、受信が無制限に無料な他のサービスには、KDDIペーパーレスFAXサービスやメッセージプラス、D-FAXがあります。


また、対応しているファイル形式も多いとは言えません。

PowerPointファイルに対応していないことも業種によっては致命的です。

また、画像ファイルを送りたい場合はPDFファイルに変換する必要があるのもやや面倒です。

他のインターネットFAXサービスにj2 Global社日本法人が提供しているeFaxがありますが、これは月額料金が1500円とjFaxより少し高額な代わりにほぼjFaxの上位互換と言えるサービス内容となっています。


送信は150枚まで無料、受信は150枚まで無料で送受信料金はjFaxと同じ11円です。

また、全国の市外局番から電話番号を選択できますし、スマートフォン向けアプリもあります。


eFaxの方が無料となる枚数が多いため、月に100枚以上送信する場合はjFaxよりeFaxを使用した方が料金は安くなります。

以上の特徴を考えると、jFaxはFAXを多用しない人に適しているサービスと言えるでしょう。


例えば、副業としてライティング業務などを行っている方が急ぎのときや特定の相手との取引するときだけFAXを使用するような場合にオススメです。


jFaxには30日間の無料試用期間があるので、インターネットFAXの導入に悩んでいる方にもオススメできそうです。


お役に立った分のサポート頂けると幸いです。今後のコンテンツ制作費用に充てさせていただきます。